日本では地域によって方言が違ったり、その土地ならではの風習や習慣がありますよね。さらに国内だけでなく世界に視点を広げてみると、国を超えた海外の人にとっては「日本のカルチャー」自体が不思議に見えることも珍しくありません。
私たちが当たり前のように行っている行為のなかには、海外ではNGだったり、違った意味にとらえられたりすることもあるのです。
そこで今回は、外国人が驚いた日本文化についてお届けします。外国人の視点を通して、新しいニッポンを見つけてみてくださいね。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
1. なぜ、写真を撮るときに「ピースサイン」をするの?
写真撮影をするとき、指で「ピースサイン」をして撮ることがありますよね。最近では、若者の間で親指と人差し指でハートのかたちを作る「指ハート」などが流行っていますが、誰しも一度はピースサインをして写真を撮ったことがあるのではないでしょうか。
このピースサイン、外国人にとっては不思議に見えることもあるのだとか。
「日本人の若い女性は、写真でポーズをとらず、ピースサインばかりしているのがとても不思議!絶対にこのポーズで撮るって決められているのですか?カメラを向けられてポージングをしないのが不思議です」(ロシア出身)
ピースサインは日本だけでなく韓国や台湾などでも使われているようですが、ロシア出身のかたからすると「ピースサインしかしないのはもったいない!」と思うそうで、カメラを向けられてポージングをしない人の方が不思議に感じるのだとか。
ポージングをカメラの前で見せると「周りから笑われないかな?」なんて、ちょっぴり恥ずかしい気持ちがするもの。
しかし、モデルのように腰に手をおいたり、何かによりかかったりして自分が美しく見えるポージングで写真を撮ることが当たり前だと教えてくれました。
「せっかく写真を撮るのだから、角度や見え方を意識して美しく見えるポージングすることが大事です。数人の友だちと写真を撮るときでも、みんなで同じポーズをするのではなく、自分自身が綺麗に映るポーズをとるようにしていますね」(ロシア出身)
ピースサインに慣れている筆者からすると、指を「V」にするだけで自然と笑顔になれるものですが、身体をつかってポージングをするのもたまには楽しいかもしれません。
ただし、国によってはピースサイン自体がNGであるところもあります。例えば、ヨーロッパのギリシャではピースサインは相手を侮辱する行為のひとつ。
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これには「くたばれ」といった意味が込められており、欧米諸国でいう「中指を立てる」行為と同じ意味を持つのだそう。数字を数える際も、ギリシャの人は「V」の形ではなく、親指と人差し指で「2」を表すんですって!
また、ピースサインを反対にした、いわゆる「裏ピース」も国によっては侮辱のサインになる可能性があるため注意したいポーズです。
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