国道と県道の違いは?ドライブが120%楽しくなる「道路」のトリビア

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非常電話の電話機って箱の中はどうなっているの?

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高速道路や長いトンネルを走っていると、路肩に非常電話機のボックスを見かけますよね?いままでに一度も利用した経験が幸いにも筆者にはありませんが、あの電話の入った箱は開くとどのようになっているのでしょうか?

普通の公衆電話のようにプッシュボタンと受話器があって、110番や119番など必要な番号に無料で電話を掛けられるようになっているのでしょうか?実際は違っているみたいです。

大まかに言って非常電話機のタイプは2種類です。受話器だけのタイプと、受話器+押しボタンのあるタイプ

どちらも道路の管理者(道路管制センター)に直接つながる電話機で、外部への通話はできません。

ボタンのないタイプは受話器を上げて一から状況を自分で説明する必要があり、ボタンのあるタイプでは受話器を上げた上で「故障」「事故」「救急」「火災」の中から用途に応じたボタンを押して緊急連絡を入れます。

何らかの都合で声が出せない場合も受話器をたたくなどして意思表示を示してほしいと、ウェブサイト『GAZOO』の取材に応じた東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)広報課がコメントを公開しています。

場所によっては電話ボックスのように小さな個室になっている非常電話もあるみたいです。旅を愛する人であればなおさら頭の中に入れておきたいですね。

全国にはどんなユニークな道がある?

「階段国道」image by:photoAC

ちょっと変わった道(トラベルライターとして印象に残っている道)をいくつか最後に紹介して記事を締めくくります。ユニークな道として真っ先に筆者が思い浮かべる道は、青森県の国道339号線の一角「階段国道」です。

津軽半島の先端に「竜飛崎」という岬があり、竜飛埼灯台のある丘から標高差約70m下にある海沿いの漁港へ向かって、ジグザグの階段388.2m(362段)が整備されています。

その部分が日本で唯一(と言われる)、国道なのに階段になっている「階段国道」なのですね。

「宗谷岬」の白い道image by:photoAC

北海道の最北端「宗谷岬」にもホタテの貝殻を砕いて敷き詰めた約3kmのユニークな「白い道」があります。周囲の牧草地や風車などの景観も含めてSNSなどでも話題の観光スポットですね。

同じ観光スポットといえば、山口県の北西部にある角島と本土をつなぐ美しい橋として角島大橋も有名ですし、自動車のテレビコマーシャルで有名になった島根県の江島大橋、通称「ベタ踏み坂」も有名です。

新型コロナウイルス感染症の影響がもっと落ち着いてきたら、全国各地の道路そのものを移動の手段ではなく目的地のひとつにしてみてはいかがでしょうか。

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