男性のシンボルにジャガイモまで!?世界にあるユニークな「博物館」5選

水道博物館/中国

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中国の水道水といわれると、どのようなイメージがありますか?どのようなイメージも思い浮かばないという人がほとんどかもしれませんが、中国の滞在経験が長い人は「中国の水は硬水が多い」と思い浮かべるかもしれませんね。

硬水とは、カルシウム塩・マグネシウム塩を比較的多く含んでいる天然水で、石けんが泡立ちにくい、洗濯に適さないなどの特徴が辞書には書かれています。

現地の水質調査によると、軟水も一部の地域で確認されるみたいですが、やはり全体的に硬度が高めな地域が中国は多いそうです。現地駐在の会社員が、軟水のミネラルウォーターでお米をたくなどの話を、どこかで耳にした経験もあるかもしれません。

そんな中国の水道水、『人民中国』によると、もともと中国は長江よりも南が水の豊かな土地で、北のエリアに関しては慢性的な水不足に悩まされてきたのだとか。首都の北京も同じで、豊かな南部の水を北方に運ぶ大工事が2014年(平成26)年に完成しました。

「長江」image by:Shutterstock.com

北京よりもはるか南を流れる長江の支流で取水した水を約1,300kmの距離で水路で運び、北京郊外の浄水場へ運んでいます。

南から送られてきた水は「口当たりが良く、甘い」と現地の新聞で市民の声が紹介されているほど。水あかが多い、フッ素の数値が高い従来の水ではこのところなくなったみたいですね。

中国の北方はいかに奇麗な水道水を確保するかが積年の課題でした。その北京における水道の歴史を学べる博物館が、「水道博物館(Beijing Museum of Tap Water)」になります。

90年にわたる北京の水道水の歴史を展示した博物館で、130点余りの実物展示、110点の写真展示、水道水ろ過システムのミニチュアなどが観覧できます。このミニチュアは、人気の展示みたいでs。

気になる中国の水道水のおいしさですが、2012年と古い調査では、おいしい水の指標であるO-Index=2.0と同等またはそれ以上の水道水が飲める地域として、中国南西部の雲南省、東北部の遼寧省、および内モンゴル自治区が挙げられています。

とはいえ北京については、現地在住の中国人に聞くと、いまでも直接飲む習慣はないとの話。きれいであっても水道水は煮沸して飲む、飲料水を買って飲むスタイルが、特に都市部の富裕層のなかでは一般的みたいですね。

このように世界にはさまざまなユニークな博物館が存在しています。一体なぜ!?と思うような博物館もたくさんありましたが、日本も負けていません!

国内にはトイレの歴史を学べる「TOTOミュージアム」やゴムと車の博物館「ブリヂストンTODAY」もあるので、ぜひお出かけ時の参考にしてみてくださいね。

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