国ごとに違うってホント?想像以上にスゴい博物館「TOTOミュージアム」
1900年代からものづくりの街として発展を遂げ、高度経済成長を支えてきた北九州市。100年以上たったいまでも、多くの企業が北九州に拠点を置き、日本のものづくりを牽引しています。
そんなものづくりの街、北九州市に本社を置きここから世界へと羽ばたいているのが「TOTO株式会社」。そう、誰もが知るトイレのTOTOです。
国内シェアの約6割を占めるTOTOの博物館が北九州市にあるんです!今回は好奇心を強くそそられる「TOTOミュージアム」をご紹介します。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
「TOTO」といえばトイレ!
「TOTO」を知らない、見たことがない、聞いたことがないというかたはほとんどいないのではないでしょうか?TOTOといえばトイレ、トイレといえばTOTOというくらいの有名企業ですよね。
医療用だったウォシュレットを一般に広げたTOTO株式会社は、日本を代表する企業のひとつ。北から南まで、国内はもちろんいまや全世界にシェアを広げています。
そんなトイレの神様というべき企業の本社が置かれているのが福岡県北九州市。本社が置かれるこの街に、TOTOミュージアムが作られたのは2015年のこと。
それまでは本社の敷地内にあったTOTO歴史資料館を、もっと身近に、もっと面白く知ってもらおうとリニューアルオープンされました。
世界一!?日本のトイレ事情
全国各地に博物館や美術館は数あれど、トイレのミュージアムは珍しいですよね。そもそも日本のトイレは世界的に見ても清潔で快適なものと評価されています。
海外のトイレ事情を考えてみると、日本のトイレほど細部にこだわり快適さを求めたものはないですよね。
明るく清潔、快適でお掃除も簡単という日本のトイレはこのTOTOが中心となり発展させたものといっても過言ではありません。トイレにこだわる日本だからこその、日本ならではのミュージアムなのです。
トイレだけじゃない!興味深い展示がずらり
TOTOの真っ白なトイレを彷彿とさせる立派なミュージアムは資料館にホール、研修センターやショールームなどを併設しています。1階は大きなショールーム、2階が展示室です。
メインはやはりなんといってもトイレ!TOTOの歴史や水回りの歴史や文化、過去の商品から現在の商品までが整然と展示されています。トイレの歴史を知るにもピッタリですよ。
しかし、トイレに関する展示だけがあるわけではありません。実は、TOTOは最初から衛生陶器を生業としていたわけではありませんでした。
実はなんと食器事業が最初なんですよ。当時の食器が展示されていたり、その他キッチン商品や洗面台などなど、TOTOに関連する展示が目白押しです。
モダンでスタイリッシュな外観!
JR小倉駅からバスを利用して「TOTOミュージアム」に到着。タクシーを使う場合は、約10分ほどの道のりです。
まず到着してそのモダンな外観にびっくり!ドーム型の建物にガラス張りのスタイリッシュな建物がとても目を引きます。トイレのミュージアムという変わり種でありながら、おしゃれさも感じさせる外観です。
入り口をくぐると、そこは天井の高いエントランスホール。白を貴重とした館内はおしゃれな美術館のような雰囲気を漂わせています。なんと入館料は無料!福岡観光の途中に気軽に立ち寄れるのも魅力です。
1階のショールームで最先端を見学
1階のショールームでは、実際の商品を目で見て触って体験できます。トイレはもちろん、浴槽やシステムキッチン、洗面所などが並べられていますよ。
人気商品や最新商品を直に見ることができるので、これから家を建てようと思っているかたや水回りのリフォームを考えているかたにぴったりです。
ショールームの商品にはそれぞれQRコードがあり、音声でのガイドを聞くこともできます。ひとりでゆっくり吟味したいかたも、音声ガイドがあれば商品の魅力を余すことなく知ることができますね。