アツすぎる夜にしよう。刺激的なシンガポールの夜を「BAR」で堪能-PR-

Array
2023/08/16
PR

豪華できらびやかな街並みに、世界中から集まるセレブたち。アジア各国の中でも、ナイトライフを楽しめる随一の国として人気のあるのがシンガポールです。そして昨今、この国のBAR文化がますます発展していることをご存じでしょうか。

アジアのすべてのバーの中から50店舗を表彰する「Asia’s 50 Best Bars 2020(アジアのベストバー50 2022)」において、シンガポールの「Jigger&Pony(ジガー・アンド・ポニー)」がNo.1の称号に輝き、最新の2023年のランキングでも第2位に選ばれるなど、アジアのみならず世界から注目され始めています。

今回は「Jigger&Pony」のBARディレクターを務める江口明弘(えぐち・あきひろ/Aki Eguchi)さんにお話を伺いながら、シンガポールでの大人な夜の楽しみ方をお届けします。

「肩肘張らず、リラックスして楽しめる」シンガポールBARの魅力

江口明弘(Aki Eguchi)さん:BAR「Jigger&Pony」ディレクター

image by:シカマアキ
  • 神奈川県・横浜市出身。BAR業界への憧れから。20歳で地元横浜のBARで修行を開始。修行先の姉妹店がシンガポールにあったことから、17年前からシンガポールを拠点に世界で活躍。2020年にアジアNo.1に輝いた「Jigger&Pony」にてBARディレクターを努めている。

現在はシンガポールを中心に、海外で活躍する江口さん。そのスタートは、アメリカ人オーナーが運営する、生バンドの演奏を行なう横浜の老舗ジャズBARでした。

「元々はBARってかっこいいなという漠然とした憧れから、20歳でこの業界に入りました。横浜のあのエリアは、場所柄か外国人オーナーの方が多かったこともあり、働いているうちになんとなく海外に行ってみたいという思いを持ち始めたんだと思います」

海外への憧れがあった江口さんですが、シンガポールへ初めて訪れたきっかけは、自身が務める系列店がシンガポールにあったからなんだとか。

「そこでカルチャーショックを受けましたね。シンガポールは人種も多様で、そのカルチャーもそれぞれ残っている。この国で学んで日本に帰国してから自分の店を持ったら、ほかとは違う面白い店ができるなと思い、17年前から正式にシンガポールでバーテンダーとして働くようになったんです」

横浜からシンガポールへ。image by:Shutterstock

5年ほど横浜で働いたのち、若くして日本を離れ、単身シンガポールへ。系列店のほか、シンガポールではルーフトップバーなどさまざまな業態での経験を積みながらこの国で働いているうちに、日本のBAR文化とは少々異なる魅力に気づいたといいます。

「日本と比べて、シンガポールのBAR文化は垣根がない印象を受けました。日本のBARは雑居ビルや地下でひっそりとした場所で営業していて、入ってみるとわかりやすいメニューがないみたいなイメージがありますよね。それが格式の高さにも繋がっているとは思うのですが、初心者にはなかなか近寄りがたい雰囲気があると思うんです」

どこかパリッとした雰囲気漂うBARが多い日本では、慣れていない人や一見の場合、少々躊躇(ちゅうちょ)してしまうことも。一方でシンガポールは、初心者でも入りやすい雰囲気のBARが多いそう。

「シンガポールのBARはラフな格好で入れる場所が多いし、かなり開かれた雰囲気で入りやすいです。肩肘張らず、リラックスして楽しめると思います。オリジナルにこだわっている店も多いので、ぜひお気に入りのものを見つけてみていただきたいです!」と江口さんは話します。

世界のトレンドを取り入れた、オープンマインドな国民性が反映されたBAR文化

image by:シカマアキ

日本よりも門戸が広く入りやすいのが魅力だという、シンガポールのBAR事情。さらにここ最近では、ますますBARシーンが盛り上がってきているのだそう。

「世界各国で見ても、BARシーンが盛り上がる地域というのは共通点があって、やはりBARの起源ともいわれるアメリカ出身の方が多いエリアなんですね。そこからローカルのシーンが追随していくというようなニュアンスなので、もともとシンガポールにはBARが盛り上がる素地はあったんだと思います」

シンガポールのBARシーンが本格的に盛り上がりを見せだしたのは、ここ10年ほどとのこと。その急成長のきっかけには、シンガポールならではの理由があると江口さんはいいます。

「シンガポールは多種多様な民族がいるからこそ、新しいものを受け入れやすい、オープンマインドな方が多い国柄なんだと思います。新しい技術を教えあったり、ほかのスタイルのBARの影響を受けたり。バーテンダー同士のコミュニティが強いのも、急速にBARの文化が発展した1つの要因だと思います」

アメリカンなBAR、フードペアリングを提案しているBARなど、さまざまなスタイルの店がそれぞれ楽しまれているのも、多民族国家のシンガポールならではですね。

クラシックを抑えたクラフトなカクテル。アジアNo.1に輝いた「Jigger&Pony」を楽しむ

image by:シカマアキ

多種多様なスタイルがあるシンガポールのBAR。その中でも一際輝きを放つのが、江口さんがディレクターを務める「Jigger&Pony」です。

前述の通り、同店はアジアのベスト50のBARを選定する「Asia’s 50 Best Bars 2020」ではNo.1に輝いただけではなく、世界中のBARからベスト50を選定した「The World’s 50 Best Bars(世界のベストバー50)」の2022年度版では、12位にランクイン。アジアのみならず世界から注目を集めています。

ホスピタリティークラフト。この2点を評価いただけた結果なのではと考えています。現在130人15カ国ほどの方々に働いてもらっているので、言語も含めほかのBARよりもさまざまな国のお客様を手厚くおもてなしできていると思っています。ドレスコードもありません。本当に気が向いたときに、ふらっと来ていただければ嬉しいです」

人種も文化も垣根なく、誰もが気兼ねなく純粋にBARを楽しめる。それこそが「Jigger&Pony」が世界で評価され、愛される理由のひとつかもしれません。

image by:シカマアキ

クラシックカクテル”の製法をしっかり抑えた上で、クラフトな1杯を提供するという「Jigger&Pony」。メニュー表にもこだわりがあり、まるでおしゃれなファッション雑誌のような重厚な装い。

「Yuzu Whisky sour」image by:Jigger&Pony

ぜひ味わってほしい一杯が、シグニチャーカクテルの中でも最も歴史が古いという代表作「Yuzu Whisky sour」。

ユズを使った日本っぽいカクテルを作りたいという発想から生まれたクラシックカクテル「ウイスキーサワー」をアレンジしたものです。

洋酒との組み合わせが難しいユズですが、ユズジャムをバーボンに漬け込むことでナチュラルなフレーバーを移したという、すっきりとした味わいが特長です。

江口さんがおすすめする、シンガポールでのBARの楽しみ方とは?

image by:シカマアキ

初心者でも、気軽に入れるのがシンガポールBARシーンの魅力。だからこそ、江口さんは複数のお店を巡る「バーホッピング」を楽しんでみてほしいと話します。

「さまざまなスタイルの店があるので、ひとつの地域に多数のBARがひしめいているので、目的のBARを基軸に近隣店を散策するのも良いですし、最初からホテルバーを訪れても良いと思います。ホテルバーであっても非常にフランクでフレンドリーな場所が多いですし、スマホをいじっちゃだめ、会話も静かにしなきゃならないといった細かい作法もありませんから(笑)。ぜひ気軽に足を運んでみてください」

最後に、江口さんにBARで好みの1杯を頼むためのオーダーのコツについても教えていただきました。

「各店舗にオリジナルがあるんですが、確かに最近は手の込んだカクテルが多くて、材料がどんなものなのかもわからないことが多いんですよ(笑)。やっぱりメニューを読んでもわからない場合は、スタッフに聞くのが一番ですね。そこでいちばん大切なのは、苦手なものを伝えること。テキーラは苦手、苦いのは好きじゃないといった自分なりの大雑把な好みを伝えるだけでもおすすめを教えてくれたり、提案してくれるはずです!」

  • Jigger&Pony
  • Amara Singapore, 165 Tanjong Pagar Road, Singapore 088539
  • +65 9621 1074
  • Tanjong Pagar
  • 月〜木、日:18:00〜0:00、金〜土:18:00〜2:00/ハッピーアワー:平日18:00〜19:30
  • 公式サイト

シンガポールの夜を格上げする、人気のバー5選

さまざまな店があるからこそ、好みの店を探すバーホッピングを楽しむのがシンガポール流。

ここからは、「Asia’s 50 Best Bars」にもたびたび名を連ねる、シンガポールで人気のBARを厳選して5つご紹介します。

シンガポールおすすめのBAR「Natmeg and clove」

image by:シカマアキ

「Asia’s 50 Best Bars」ランキングにも入る実力派ながら、地元に根ざしたカフェのような明るい雰囲気の「Natmeg and clove(ナツメグ&クローブ)」。

観光客はもちろん、周辺で働いている方々が帰宅前の1杯を楽しんだり、女性の団体客がカクテルを嗜んでいる姿も目立ちます。

image by:シカマアキ

オーナーのコリン・チア氏は、シンガポールの風土や歴史に誇りを持っており、カクテル含め料理までもクラシックなスタイルのものをシンガポール風にアレンジして提供しているのが最大の特徴。

メニューは4つのジャンルに区分され、それぞれシンガポールの有名人にインスパイアされたカクテルが掲載されています。

「For the love of kueh」image by:シカマアキ

例えば、シンガポールの有名シェフであるマルコム・リー氏にインスパイアされた1杯が「For the love of kueh」。

コニャックをベースに、パンダンリーフやココナッツ、ライスミルクを使用しプラナカン料理お菓子「クエ」の味をイメージしているのだそう。

シンガポールの伝統にリスペクトを持ちつつ、新しい技法を取り入れる先進性のあるカクテルの数々。シンガポールらしさを味わいたい方は、ぜひ訪れてほしいBARのひとつです。

  • Natmeg and clove(ナツメグ&クローブ)
  • 8 Purvis Street, Singapore 188587
  • +65 9389 9301
  • City Hall
  • 定休日:日曜
  • 月〜木:17:00〜0:00、金・土:16:00〜0:00(ラストオーダー:閉店30分前)
  • 公式サイト

シンガポールおすすめのBAR「No Sleep Club」

image by:シカマアキ

「Asia’s 50 Best Bars 2022」では15位にランクインした「No Sleep Club(ノースリープクラブ)」。チャイナタウンの少し外れにある飲食街エリアに突如現れる、ストリート感の強い佇まい。地元の若者からの支持を集めるホットなBARです。

カクテルも、ほかの店ではお目にかかれないような実験的でワイルドなものが多数!

「Milk&Cereal」image by:シカマアキ

まるで朝食で食べるシリアルのような見た目の「Milk&Cereal」は、可愛いビジュアルからは想像できないコニャックの強烈なアルコール感に、はちみつの甘味。そしてクレームフレシュ&シリアルのサクッとした食感が融合した“食べる”カクテルです。

「Espresso Martini」image by:シカマアキ

そのほかにも、お酒との2本軸でこだわりを持っている自慢のコーヒーを用いた「Espresso Martini」や、名物のトーストした干し草を加えたスコッチに発酵リンゴを加えた「Hay And Apples」など、クラフトなカクテルが多数並びます。

バーガー、パスタ、サラダ、デザートとフードメニューも豊富なので、お酒と食事を一緒に楽しみたいときにもおすすめです。

  • No Sleep Club(ノースリープクラブ)
  • 20 Keong Saik Road, Singapore 089127
  • +65 88380188
  • Outram Park
  • 定休日:月曜
  • 火〜土:18:00〜11:59、日曜:12:00〜18:00
  • 公式サイト

シンガポールおすすめのBAR「Manhattan」

image by:シカマアキ

2018年にはアジアのNo.1に選出されたこともある「Manhattan(マンハッタン)」は、「コンラッド・センテニアル・シンガポール」の2FにあるホテルBARです。

image by:シカマアキ

店名の通り、古き良きニューヨークのホテルBARを意識した佇まいは、とても綺羅びやか。オーセンティックで高級感があるので一見するとドレスコードが厳しそうですが、スマートカジュアルでも問題ありません。

スタンダードなカクテルやウイスキーなど定番のドリンクもさることながら、こちらでオーダーしたいのが、俳優・ミュージシャン・アーティストなどニューヨークに所縁のある著名人からインスピレーションを受けて作られた、オリジナルのカクテル。

「PEAS AND LOVE」image by:シカマアキ

ジョン・レノンの妻として、日本人にも馴染み深い人物であるオノ・ヨーコからインスパイアされた「PEAS AND LOVE」は、世界的に評価の高い日本の蒸留所「辰巳蒸留所」のジンをベースに、グリンピース・キュウリ・ライムなどを使用した1杯。柑橘系の爽やかな味わいに、キュウリの青々しさが香る個性的なカクテルです。

ウーピー・ゴールドバーグ、ロバート・ダウニーJr、ラモーンズなどニューヨークのレジェンドたちをイメージしたカクテルが多数あるので、気になる著名人の名前から次の1杯を探してみるのもおすすめです。

確かな実力を誇るバーテンダーが作るカクテルを味わいながら、洗練された高級感のあるホテルバーの雰囲気を楽しむひとときは、シンガポール旅行のハイライトとして忘れられない夜になるはずです。

  • Manhattan(マンハッタン)
  • Conrad Singapore Orchard 1 Cuscaden Road, Singapore 249715
  • +65 6275 3377
  • Promenade
  • 定休日:月曜
  • 火〜木:17:00〜0:00、金・土:17:00〜1:00、日曜:12:00〜15:00
  • 公式サイト

シンガポールおすすめのBAR「Origin Bar」

image by:シカマアキ

シャングリ・ラ シンガポール」のホテルバーとして利用する方はもちろん、滞在中にほかのホテルから足を伸ばす方も多いという「Origin Bar(オリジンバー)」。

インダストリアルな印象も受ける内装のコンセプトは“列車の駅”。それもそのはず、こちらのカクテルは“時間旅行”をコンセプトに構成されており、過去の発明や夢などをイメージして作られているのだそう。

「PLAY WELL」image by:シカマアキ

2022年11月にはメニューを一新18種の象徴的なオリジナルカクテルがシグニチャーとして提供されています。

image by:シカマアキ

ホテルバーながらフレンドリーな接客で、肩肘張らずに楽しめる居心地の良い空間はBARに行き慣れていない方にもおすすめ。

「カクテルとともに時間旅行を楽しむ」というコンセプチュアルな時間で、ぜひシンガポールの夜遊びを格上げしてみてはいかがでしょう。

  • Origin Bar(オリジンバー)
  • Lobby Level, Tower Wing,22 Orange Grove Road, Singapore 258350
  • +65 6213 4398
  • Stevens Station
  • 定休日:月曜
  • 火〜日:17:30〜1:00
  • 公式サイト

シンガポールおすすめのBAR「ATLAS(アトラス)」

若者たちが集まるショッピングエリアであるブギスからほど近いオフィスビル「Parkview Square」は、オフィスビルながらエントランス周辺にはアート作品が並ぶほか、美術館があるなど観光名所として知られています。

image by:シカマアキ

そんなビルの1Fにどっしりと構えるBARが「ATLAS(アトラス)」です。

同店は江口さんに「世界中を探してもこんなBARは見つけられない。シンガポールに来たらぜひ足を運んでもらいたい」と言わしめるほど、近年注目を集めています。

image by:シカマアキ

アール・デコ調の内装に包まれた広々とした空間は、まるでヨーロッパを訪れたかのような気分に。こちらの名物は、センターのバーカウンター奥にある高さ15mを誇るタワー、通称「ジン・タワー」。

世界各国から集められた、1,300種類以上のジンのコレクションが並ぶタワーは圧巻の一言です。

image by:シカマアキ

数冊にも及ぶドリンクメニューがあるため、楽しみ方は人それぞれ。年代物のジンを使ったマティーニを飲み比べたり、“ATLAS”の冠がついたオリジナルのジントニック、マティーニ、ギムレットを味わうなど、思い思いの時間を過ごしてみてください。

豪華絢爛な雰囲気に身を置いているだけで、心に残るようなスペシャルな体験になること間違いなしです。

  • ATLAS(アトラス)
  • Parkview Square, 600 North Bridge Road, Singapore 188778
  • +65 6396 4466
  • Bugis
  • 定休日:月曜
  • 火〜木:12:00〜0:00、金・土:12:00〜2:00
  • 公式サイト

多民族国家だからこそのバリエーション。シンガポールの夜はバーホッピングを楽しんで

image by:シカマアキ

多様な文化が混在する多民族国家だからこそ、それぞれのカルチャーが融合して新たなムーブメントが生まれるシンガポール。

世界中で見ても、ここまでバラエティに富んだジャンルのBARが点在する国は珍しいのではないでしょうか。

アジアのみならず世界からも評価され、いまも急速に発展を続けるシンガポールのBARシーン。街を歩けば、きっとあなた好みの1杯を提供してくれるBARに出会えるはず。

シンガポールのナイトライフをより充実したものにするべく、ぜひともバーホッピングを楽しんでみてくださいね。

  • 取材協力:Jigger&Pony
  • PR:シンガポール政府観光局
  • image by:シカマアキ
  • ※掲載時点の情報です。内容は変更になる可能性があります。

野球とビールをこよなく愛する、フリーの編集/ライター。お酒・飲食分野を中心に、Web・書籍を問わず様々なジャンルコンテンツを手がける。ブログにて1日1本のクラフトビールを紹介する「1日1ビア」おじさん。

Twitter / Blog

ついでに読みたい
アツすぎる夜にしよう。刺激的なシンガポールの夜を「BAR」で堪能-PR-
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
TRiP EDiTORの最新情報をお届け