ふるさと納税で「伊勢海老」ゲット!自宅でできる捌き方を聞いてきた

TRiP EDiTOR編集部
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2016/03/18
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今年5月の一大イベントに向けて、ソワソワしている地域があります。世界8カ国のリーダーが集まる首脳会議「伊勢志摩サミット」の開催地、三重県です。世界規模で注目が集まるこのサミットをきっかけに、観光客も増加傾向にあるということは、つまり今、三重県がアツい!ということです。

三重県が持つ、凛とした空気感はグルメにも

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三重県を代表するスポットと言えば「伊勢神宮」が真っ先に思い浮かぶのでは? 今回サミット開催地に伊勢志摩が決定した所以も、「伊勢神宮の凛とした独特の空気感を外国首脳にも感じてもらいたい」という安倍首相の意向が強かったのだそう。

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そんな厳かなイメージもある三重県ですが、ご当地グルメに関してもなかなかの高級食材の宝庫だったりします。たとえば黒潮が運ぶ栄養豊富な海域からは、伊勢海老をはじめ、牡蠣アワビなどがとれますし、高級和牛として誉れ高い松阪牛は誰もがご存知のブランドです。年間を通して温暖な気候を生かしたミカンなどの柑橘類の栽培も盛んです。

アツい三重県の海・山・川を制覇できる場所

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そんな山海の幸に恵まれた三重県の中でも、特に美しい海と山々、そして世界遺産にも選ばれた川を持つ地域があります。それが三重県最南端に位置する紀宝町です。人口約1.2万人の小さな町ですが、紀伊山地の霊場と参詣道として川としては初めて世界遺産登録された熊野川が町を南側を沿い、その先には毎年アカウミガメが産卵のためにやってくる美しい井田海岸が広がります。

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黒潮で大きく育つのは、ウミガメだけではありません。紀宝町でとれる伊勢海老は、熊野灘の荒波にもまれた他にはない大きさと活きのよさが評判!また一年を通して温かい紀宝町は柑橘栽培も盛んで、2月〜3月に旬を迎える「不知火(しらぬい)」も有名。あまりピンとこないかもしれませんが、一般に「デコポン」と呼ばれる、あの頭のでっぱりが特徴的な果物のことです。酸味と甘味のバランスが良く、粒が大きいため食感も楽しめます。

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なんだかお腹がすいてたまらなくなってきましたが、今すぐ紀宝町に行ってみよう!…とはいきません。そこで今回ジモココ編集部で利用してみたのが最近人気の「ふるさと納税」。自治体へ寄付した金額の一部が税金から控除され、さらに寄付先の自治体から返礼品で特産品が貰えることもある、お得なことばかりな制度を利用して、紀宝町の旬を頂いてみました!

意外とカンタン…?伊勢海老をご自宅で捌く方法

今回ジモココ編集部が手に入れたのは、今が旬の「伊勢海老」「不知火」!どちらも紀宝町に2万円寄付すると届く返礼品です(季節限定)。さて、待ちに待った商品がジモココ編集部に届いたものの、ダンボールをあけて誰かが一言…。

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ダンボールを開封。木くずから飛び出す伊勢海老の触覚にドキドキ!

「これ、誰が捌けるんですか!?」

食べることばかりで調理することを全く考えていなかったジモココ編集部。木くずから飛び出た伊勢海老の触覚にさっそく動揺する一同、てっきり冷凍かと思ったらとっても活きの良い伊勢海老が到着しました!

結局、編集長・まつこがお世話になっている、日本料理店『和馳走 藏屋』店主・網蔵さんにご協力いただき捌いていただくことになったのですが、聞いてみると意外にも自宅で捌けるんだそう。せっかくなので今回は伊勢海老の捌き方と、紀宝町から届いた2種の特産を使って家庭でできる料理を教えていただきました!

「後ろ足の付け根」を持って木くずから掘り起こす

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木くずを掘ると中から伊勢海老が!

まずは伊勢海老を木くずの中から掘り起こす作業!恐る恐る手を入れて、伊勢海老の後ろ足の付け根を掴んで持ち上げると、超ビッグな伊勢海老がお目見え!「こんなに大きい伊勢海老は私ですらあまり扱わないですよ!」と網蔵さんもびっくりな様子。

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編集長・まつこの顔より大きい!

せっかくなので私の顔とも比較、この大きさ伝わるでしょうか? がっしり掴まないと落としてしまいそうなほどの大きさです。

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今回2万円のふるさと納税で届いたのは1kg分の伊勢海老。活きたままの状態で常温で届きます。冷蔵庫に入れると死んでしまうので、保管する際は常温で置いておきましょう。

目を隠して、背中から包丁を入れる

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伊勢海老の大きさで一通り騒いだところで、ようやく調理開始! 水洗いすると真っ赤な甲羅が主張されて、急に高級感がでてきました。

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さっそく入刀! この時伊勢海老の目を布巾などで隠しておくと、暴れずに捌きやすいそうです。頭と胴体の間の隙間に包丁を差し込んで、身と甲羅を切り離します。

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頭部分に半周ほど包丁を入れると、このように胴体がきれいに離れます。

胴体と殻をはぎ取るときにはスプーンが便利

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続いて一番身の多い胴体の甲羅を剥がす作業。お腹側の柔らかい腹殻の両側部にあるヒレの付け根に突き刺すように、まっすぐ刃を刺して切り込みを入れます。

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切り込みを入れた部分から、背殻と身を剥がします。この時ご家庭にある大きめのスプーンなどを使うと、きれいにはがせます。

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最後に背殻をこそぐようにして、身を切り離します。

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最後に腹殻と身を包丁ではがせば終了! これを一口サイズにきったらお刺身の完成です。あんなに大きな伊勢海老だったのに、可食部分は意外と小さく見えます。

盛り付けは姿造りが一番

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盛り付けをしていただいたらこんなにゴージャスに! 1匹の胴体のみを捌いていただき、約3人前ほどのお刺身になりました(1人前:1口サイズ×3〜4切れほど)。伊勢海老をお刺身にする場合は、やはり姿造りが見た目も華やかで食欲も高級感も増しますね!

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まちきれない私、写真もそこそこに実食!まずは何もつけずにいただいてみると…想像以上の歯ごたえにビックリ!プリプリ食感とはまさにこのこと。舌触りはなめらかなのに、歯ごたえはしっかり、噛みしめるとあっさりした甘みが広がります。大きな伊勢海老ほど味が良いと言われていますから、これは私が生涯に食べる最も美味しい伊勢海老となるに違いありません。

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お醤油にダイブさせると更に伊勢海老の甘みが引き立つ!

お醤油をつけるとさらにびっくり、伊勢海老の甘みがぐっと増すんです! お醤油が素材の味を引き立てるってこういうことかとひたすら感心するばかり。

不知火×伊勢海老でつくる「紀州和え」

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続いて調理していただくのは「不知火」。手のひらが隠れるくらいの大きな果実は、ゴツゴツとした見た目が男気ありますが、意外にもしっかりとした甘みがあるのが特徴。

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むき身は普通のみかんにも見えますが、1房を3〜4等分に切ってこの大きさ。1玉で4人は満足できるビッグサイズです。

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不知火を使って作っていただいたのは「紀州和え」。紀宝町の位置する三重県南部と和歌山県の地域で食べられている、季節の野菜と柑橘系の果物をダシなどで合える郷土料理です。不知火と伊勢海老の切り身、大根の葉を使い、味付けはだし汁と醤油、みりんなど。今回は伊勢海老と不知火をたっぷり使っていただきましたが、旬のお野菜と柑橘系の果物さえあれば簡単につくれる家庭料理です。

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果物とダシの組み合わせは意外かもしれませんが、食べてみると食感や香りが見事にマッチ! 橙・緑・白の色使いも華やかな一品は、ダシの風味でシンプルな味付けなので、箸休めにもピッタリです。ボイルした伊勢海老の弾力、不知火の果汁たっぷりな果肉、さっと火を通してシャキシャキとした葉野菜、3つの歯ごたえが楽しめます。

〆はやっぱり伊勢海老のみそ汁で!

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伊勢海老の姿造りで使った頭部分は、お味噌汁で余すところなくいただきます! 火を通すことで赤黒かった殻が色鮮やかな朱色に!漆塗りの器に盛り付ければ気分は料亭です。

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頭部分に残った身から出る旨味のおかげで、超濃厚な味わい。お行儀が悪いかもしれませんが、殻に残ったミソをお箸でつついていただくのも最高です。う〜ん、これはお酒がすすむこと間違いなし!

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身も食べつくしたい欲が高まって、ついつい甲羅までパクり。「ふるさと納税」を利用して、紀宝町の特産品を頭から尻尾の先まで堪能して大満足! 伊勢海老の捌き方も、不知火の美味しい料理も知れたので、次は家でも紀宝町グルメ宴会ができそうです。

ちなみに「ふるさと納税」では、返礼品の送付先を指定できるので、ご家族やお世話になっている方への贈り物としてもおすすめですよ。

PR:三重県紀宝町

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