近年、よく話題になっている古民家。全国的に古い建物を再利用した古民家に泊まるスタイルが、旅行者から人気を呼んでいます。日本国内だけに限らず、「古き良き日本を堪能できる」と、外国人旅行者の間でも話題のようです。
そこで今回は、都市部ではなかなか体験できない、地方の素敵な古民家ステイについてご紹介します。
「古民家」が静かなブーム
観光庁は一般住宅に有料で客を泊める民泊の営業ルールを定めた「住宅宿泊事業法(民泊新法)」を2018年に施行しました。
全国的な民泊解禁の影響もあり、従来のホテルや旅館だけではなく、宿泊先の多様化が高まっている昨今。なかでも「古民家ステイ」は注目を集める宿泊スタイルのひとつです。
歴史的な建築の良さを生かした古民家に泊まれる場所が全国的に増えており、静かなブームを呼んでいます。
以前も紹介しましたが、年間多数のお遍路さんが訪れる徳島県のお寺や古民家では、2017年4月より民泊をスタート。
また、山梨県の限界集落では20代の女性起業家が古民家ステイを展開し、いまでは多くの外国人観光客が訪れるほどの人気を集めています。
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それにしても、古民家はなぜこんなに人気なのでしょうか?全国各地で注目を集める古民家に触れながら、人気の秘訣を一緒に考えてみましょう。
人気の理由 その1:歴史を感じさせる古い建物が魅力
まずひとつには、歴史を感じさせる古い建物そのもののが魅力的であることがあげられるでしょう。
かつては各地でみられた古いタイプの建築や内装は、最近ではあまり見かけなくなってきました。ホテルなどで洋室が主流になったいま、珍しくなった古民家の和室は訪問者を懐かしい気持ちにさせます。
人気の理由 その2:大自然に囲まれた立地
古民家そのものの魅力に加えて、自然に囲まれているという場所も人気を集める理由のひとつではないでしょうか。
多くの古民家がある場所は手付かずの山や海に囲まれた自然が、すぐそこの手に届く場所にあります。特に慌ただしい都市部に住んでいる人にとっては、忙しさを忘れ、心も頭も無になれる場所として、古民家ステイは最適の場所に違いありません。
もちろん、このほかにも古民家の魅力はまだあるはず。早速、全国各地の古民家を見ていきましょう。