限界集落に人を呼ぶ!20代女性の古民家ビジネス成功のカギは「適応」
外国人旅行客が選ぶ日本での観光先に、ある変化が起きています。均一化していく世界において海外からの観光客の多くは、どこも同じ様なショップが軒を並べる大都市よりも日本ならではの原風景を求めて田舎に滞在するケースが増加してきているんです。
日本の生活文化を継承する古民家一棟貸し宿
東京から1時間半。山梨県笛吹市芦川町にある古民家一棟貸し宿「LOOF」もそんな外国人観光客に人気のステイ先。
富士山まで30分の距離にある芦川町ですが、産業も観光もなく街には高齢者たちの姿が目立つ、いわば限界集落。しかしその一方で、関東最多である150もの古民家をもつ地域でもあります。
「LOOF」は、芦川町で幼少期から高校までを過ごした保要佳江さんが代表を務める宿。大学から社会人と東京で生活する中で、自分が暮らしていた芦川の素晴らしさを再実感し、地元に帰って活動をはじめました。
活動ミッションを「地方に持続可能な小さなビジネスモデルを創り、集落に残る日本の生活文化を継承する」としています。
より多くの人たちに今なお残る日本の古き良き生活文化を体感してもらうために、築100年以上の歴史を刻む味わい深い日本の古民家をリノベーション。和をベースにしながらも使いやすくてくつろげる空間を誕生させました。
懐かしさとモダンの融合
築100年の古民家をリノベーションして2014年オープンした「LOOF」は、1日1組限定で宿泊できる1棟の貸し宿。
古民家の一棟貸しなので、屋内がとにかく広い!キッチンやベッドルーム以外にも囲炉裏机を囲んでワイワイできる「語りの間」やゆったりソファーが置いてある「集いの間」があるので仲間たちと思い思いの時間を過ごすことができます。
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