気をつけて。日本で猛威をふるう「侵略的外来種」

TRiP EDiTOR編集部
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2018/01/15
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こんにちは、ジモココ編集部です。突然ですが、「エイリアン:コヴェナント」はもうご覧になりましたか? 思わず二度見してしまうほどの、なんども言えないものすごい形相をしたクリーチャーが登場し、公開時には話題になったリドリー・スコット監督が描くSFパニック・ホラー映画です。この作品のブルーレイ&DVDが2018年1月10日に発売されるのですが、今回発売を記念して、20世紀フォックスの協力のもと、ここにでてくる「エイリアン(地球外生命体)」にも負けない、日本に侵略した最強の外来種について紹介します。
エイリアンの意味はご存知の通り「異星人」ですが、もとは「外来種(Alien Species)」という言葉として使われます。外から入ってきて、定着したすべての外来生物が周囲に悪影響を及ぼすわけではありませんが、ときには地域の生態系や人間の健康、農林水産業などに大きな被害を及ぼすという問題も起こっています。中には「世界の侵略的外来種ワースト100選定」にも入っている意外な生物もいます。

 

小さいのに恐ろしい毒を持つ『ヒアリ』

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【出身】南米→兵庫県、愛知県、大阪府、東京
【標的】ヒト、昆虫類

 

今年最も恐れられた外来種と言ってもいいでしょう。殺人アリの異名を持つ「ヒアリ」。漢字で書くと「火蟻」。火のアリ。小さいのに、毒針を持っているので、人間が刺されると痛みやかゆみをもたらすという非常に危険なアリです。人によってはアナフィラキシーショックが起きて、死に至ることも。国際自然保護連合(IUCN)が定めた「世界の侵略的外来種ワースト100選定種」にもランクイン。

 

雑食性の『カミツキガメ』

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【出身】カナダ南部から南アメリカ大陸の北西部  →千葉県、静岡県
【標的】昆虫類、甲殻類、貝類、魚類や両生類のほか、鳥類や小型哺乳類の死体、水草、ヒト

雑食性でありとあらゆるものを食べる危険なカメ。カナダや南アメリカ大陸から日本に上陸。腹側の甲羅の十字型は小さめで、全長最大で約50センチ。攻撃性が非常に強く、夜行性で深い水場を好むそうなので、夜に川や海などにはくれぐれもいかないように。突然この形相で現れたら腰抜かしそうですね。

 

 

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ハブ対策で放たれたのに邪魔者扱い?『マングース』

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【出身】インド→沖縄本島、奄美大島
【標的】牛、カエル

マングースの天敵といえば、ハブ。もともと、ハブや野うさぎ退治をする目的で、1910年代に沖縄に導入されたと言われています。1970年代には奄美大島にもマングースが放たれましたが、当のマングースはハブを退治せず他の動物を襲うという顛末に。その後、繁殖力もすさまじく、被害は深刻化しました。ハブを退治するヒーローから一転、駆除対象の「有害外来生物」になってしまいました。

 

 


可愛い顔してるのに…『アライグマ』

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【出身】北アメリカ→全国区
【標的】動物相・植物相、ヒト

 

タヌキに似てるけど、タヌキではない、北アメリカ原産の「アライグマ」。1970年代にペットとして輸入され、日本に上陸しました。しかし、大人になって、扱いきれなくなった飼い主が野に放ち野生化繁殖能力が高い上に天敵が日本に存在しないため、農作物を荒らすなどの被害がでているようです。かわいい顔していますが、他の小動物たちを捕獲して食べます。

 

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日本の侵略的外来種ワースト100にランクイン『アナウサギ(カイウサギ)』

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【出身】ヨーロッパ→全国各地の島
【標的】植物相

 

こちらもアライグマに続いて、可愛い顔しているのに…。アナウサギ、あるいはカイウサギと呼ばれるヨーロッパから入ってきたこちらのウサギは「日本の侵略的外来種ワースト100」にも入っています。ペットや毛皮調達を目的とした日本に放たれましたが、飼い主に捨てらてたアナウサギが野生化。植物相を破壊しているようです。渡島大島・小島(北海道)、浮島(千葉)、大久野島(広島)など、全国各地の島を中心に生息しています。

 

侵略的外来生物の代表『ブラックバス(和名:オオクチバス)』

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【出身】北アメリカ南東部→ほぼ本土全域
【標的】固有魚類

 

侵略的外来生物の代表(?)とも言える、通称「ブラックバス」。全国各地の固有魚類を制圧するなど、様々な問題を引き起こし、「特定外来生物世界ワースト100」に入っている魚です。


 

 

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小笠原のトカゲを標的にするトカゲ『グリーンアノール』

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【出身】北アメリカ→沖縄群島・小笠原諸島
【標的】オガサワラトカゲ 

見るからに、南国出身のトカゲ「グリーンアノール」。原産地はアメリカ南部です。この生物に困っている地域が、「小笠原諸島」。グリーンアノールは、昆虫を食べるまくる肉食系。小笠原の固有生物であるオガサワラシジミ、オガサワラトンボ、シマアカネを壊滅に追い込んだとも言われています。今は、小笠原に生息する、全長10センチほどの小ぶりのトカゲの「オガサワラトカゲ」が狙われているとか。

 

 

日本に侵略している外来生物を紹介しました。意外な動物も入っていましたよね? 

一方で海外で猛威を振るう日本の在来種も存在します。つまり、他国では迷惑がられている、日本生まれの外来種のことです。と言っても、パッと思い浮かびませんよね。馴染みの深い在来種はコレ!

 

 


日本人の栄養素『ワカメ』

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日本の食卓にはかかせない味噌汁。その具材として親しまれている「ワカメ」ですが、ニュージーランドやオーストラリア、ヨーロッパ諸国の沿岸域では増殖して問題となっているんだそう。しかも、国際自然保護連合(IUCN)の「世界の侵略的外来種ワースト100」にも入っているようです。外国ではワカメを食べる習慣がないため、増殖してどうして良いのかわかっていないのかも…!?

 

 

米国の農作物を食い荒らしている?『コガネムシ』

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あちこちで見かける「コガネムシ」ですが、英語では『ジャパニーズ・ビートル(Japanese beetle)』と呼ばれており、アメリカでは作物や実を食いあらし、大きな被害をもたらす虫として認識されているようです。公園とかでよく見かけるおなじみの虫が他国では脅威となっているとは!

 

 

『エイリアン:コヴェナント』デジタル配信中!

 

「エイリアン」がなぜ生み出されたのか、誕生の秘密が明かされるシリーズ最新作

人間も凝視するほどの…

 

さて、今回の最新作「エイリアン:コヴェナント」ですが、この最新作では前作『プロメテウス』から10年後の世界を描いています。1979年のSF映画の金字塔『エイリアン』へとつながる作品でもあるので、非常に重要な作品でもあります。

「エイリアン」と言えば、もとは地球に侵略しようとする話ですが、本作では人間が地球に似た環境の惑星にたどり着くところからすべてがスタート。地球をあとにした、宇宙船コヴェナント号のクルーたちを待ち受けていた想像を絶する運命とエイリアン誕生の秘密を描き出す内容となっています。

キャッチコピーは「絶望の、産声。」というなんとも深い闇を感じさせます。本作では、エイリアンがなぜ誕生したのかなど、シリーズの謎に迫ります。

 

そして、作品の中では、『エイリアン』が次から次へと形を変えながら登場し、人間vsエイリアンの対決が繰り広げられます。

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本編に登場するエイリアン。凄まじい量の唾液が…。
この手…。
これが絶望の産声か…。

いやはや、この写真からだけでも不気味なエイリアンたちの産声が聞こえてきそうですよね。

マイケル・ファスベンダーやキャサリン・ウォーターストンなど、豪華な俳優陣も注目ポイントです。ブルーレイ&DVDレンタル&発売まで待てないという方は、デジタル配信のご利用もどうぞ。

 

『エイリアン:コヴェナント』の詳細はこちらから!

 

『エイリアン:コヴェナント』
先行デジタル配信中
2018年1月10日(水) ブルーレイ&DVDレンタル&発売

発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン

© 2018 Twentieth Century FOX Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

 

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  • PR:20世紀フォックス
  • 文/ジモトのココロ編集部
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