なぜ、こんなにも心動かされるのか。東京の絶景&グルメが集う「八丈島」の旅-PR-

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ただひたむきに仕事に心を燃やす若手時代を終え、徐々に大きくなる責任とプレッシャーを抱えて慌ただしく過ごす日々。都会には気軽に試せる多種多様のリフレッシュ法があり、スパ、マッサージ、サウナ、ヨガ…など、ありとあらゆる方法で自分を癒してきた、リフレッシュマニアともいえる筆者(31歳・女性)。

リフレッシュ当日は元気になっているものの、どうにもそのパワーが持続しないのが目下の悩み。もっと非日常で、いつもと違う景色を見て、一人で気ままに最高のリフレッシュを体験してみたい!

そんな想いが強まった結果、羽田空港からたった1時間弱でいけるネイチャーリゾート「八丈島」への2泊3日の一人旅を、今回決意しました。

都会暮らしに慣れ、いつも身近にあるものがない離島で過ごす時間で、一体どのようなリフレッシュ体験ができ、自分はどんな風に変われるのだろう?さまざまな期待に胸を膨らませ、いざ出発です。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

1日目:羽田から55分で、自然あふれる「八丈島」へ

【12:10】都心にいたはずが、あっという間に南国リゾート!

image by:Shutterstock.com

都心から287km。9つの島々からなる伊豆諸島の中で南部エリアに位置するのが、ここ「八丈島」です。

黒潮暖流の気候がもたらす美しい自然と、島ならではのゆったりとした時間。リゾート感満載の八丈島ですが、羽田空港から直行便でなんと55分で到着。

雄大な海に森林、豊富な水源から点在する温泉、育まれてきた食文化や伝統。周囲約59kmの離島には、数多くの魅力がぎゅっと詰まっています。

東京都心から一番近い南国”とも呼ばれる八丈島ですが、前述の通り移動時間が短くアクセスが抜群。せっかくのリフレッシュは力まずいこうと金曜日に有給を取り、午後からゆったり飛行機で向かいました。

image by:一般社団法人 八丈島観光協会

八丈島空港に降り立って目の前に広がるのは、力強く上に伸びるヤシの木やアロエ。都心から1時間ほど移動しただけで、こんな南国リゾートが広がっているなんて!早速、仕事で張り詰めていた心がゆるんでいきます。

今回は「大賀郷・三根・樫立・中之郷・末吉」と5つのエリアに分かれる八丈島を満喫するべく、レンタカーを借りて移動します。

【13:30】ボリューム満点の「明日葉うどん」でランチ/名代 一休庵

image by:編集部

旅の始まりは腹ごしらえから。八丈島空港から車で約6分、大賀郷エリア八丈支庁のすぐ近くに位置する「名代 一休庵」へ。

同店では八丈島名物「明日葉(あしたば)」を練り込んだ緑色のうどん・そばを楽しむことができます。

image by:編集部

カラッと美しく揚がった明日葉天ぷらと、大ぶりの海老天ぷらが贅沢な「天ぷらうどん(海老と明日葉)」(1,200円)。手打ちの明日葉うどんは、食べ応えのある太麺でもちもちの食感。

生まれて初めて食べる明日葉天ぷらは、ほんのりとした苦味がクセになりそう。

写真右下、細くてノド越しがよい「そば」は、同店でお土産としても製造している乾麺を使用。image by:編集部

このほかにも、地元住民からも愛される人気No.1メニューの「カツカレーうどん」(1,200円)や、サクサクの海老天にスルスル食べやすいそばがベストマッチな「海老天入り冷したぬきそば」(1,450円)など、豊富なメニューがそろいます。

  • 名代 一休庵
  • 東京都八丈町大賀郷2473
  • 04996-2-3369
  • バス停「スーパーあさぬま」
  • 定休日:木曜
  • 11:30〜14:30、17:30〜20:30(L.O 19:30)

【14:30】お散歩しながら八丈島の歴史と自然を学ぶ/八丈植物公園&八丈ビジターセンター

image by:編集部

お腹がいっぱいになったら、八丈島の自然と文化を学びに、空港から車で約3分の場所にある「八丈植物公園」と「八丈ビジターセンター」へ。

八丈植物公園では、多雨な気候や黒潮暖流による自然に恵まれた八丈島ならではのダイナミックな植物を間近に感じられ、八丈ビジターセンターでは八丈島の自然や文化を学ぶことができます。

とくに八丈ビジターセンターは、天候に左右されず屋内で楽しめる、旅人にとって嬉しいスポット。八丈島をより深く知り、さらに楽しむためにも、初日に足を運ぶことをオススメします。

image by:編集部
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八丈ビジターセンターには隣接する温室があり、色鮮やかな花木類ダイナミックな観葉植物、爽やかな香りが漂う八丈島栽培の「キクチレモン」をはじめとする果樹類など、100種類以上の植物をすぐそばで観察することができます。南国情緒たっぷりの温室内は暖かく、寒い冬の日雨の日にもぴったり。

image by:編集部

八丈植物公園内を散策していると、飼育されている小型のシカ「キョン」が、なんとも愛らしい表情でお出迎え!

image by:編集部

自然の神秘を感じさせる巨大なガジュマルの木が、ここ“東京”で見られることにも驚きます。まるでハワイにいる様な雰囲気が漂い、思わずシャッターを切る手が止まらない!

暖かな陽射しに恵まれた日には木々からこぼれ落ちる日差しが心地よく、雨の日には艶めくコケの絨毯にうっとりとする。天候によってさまざまな表情を魅せる「八丈植物公園」は、まさにリフレッシュにぴったりで、何度も足を運びたくなります。

  • 八丈植物公園/八丈ビジターセンター
  • 東京都八丈島八丈町大賀郷2843
  • 04996-2-4811
  • 入場料:なし
  • 定休日:なし
  • 温室9:00〜16:30/八丈ビジターセンター9:00〜16:45
  • 八丈植物公園八丈ビジターセンター

【16:00】マイナスイオンたっぷりの滝を“裏側”から見る!/裏見ヶ滝

image by:編集部
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続いては、八丈島の南に位置する中之郷エリアにある「裏見ヶ滝」へ。三原川が中之郷の水田用水路と交差するときにできる滝を、その名の通り「裏側から見る」ことができる珍しいスポットです。

滝の入り口から裏見ヶ滝までは遊歩道を15分ほど歩いて進むのですが、どんどん緑が濃くなっていき、まさに非日常の空間に足を踏み入れた感覚に。

人の手が加えられていない木々は力強く生い茂り、なんとなく恐竜が生きていた時代のような、自然の生まれ持ったパワーを感じる雰囲気が魅力。まさに映画のワンシーンのようです。

image by:一般社団法人 八丈島観光協会

そんなプチハイキングをしていると、パッと目の前に広がるのが「裏見ヶ滝」。光に透けて落ちる水があまりに清らかで、日々の疲れも共に洗い流してくれるよう。

image by:一般社団法人 八丈島観光協会

迫力ある水の勢い、心地よい水音、マイナスイオンが漂う滝の近くで、ふぅ〜っと何度も大きく深呼吸を。癒されるとはこういうことか…と実感。

image by:編集部

うっそうと茂る木々、川のせせらぎを正面から捉える写真が撮りたいなら、遊歩道の途中にある橋から撮影するのがオススメ。

なお、滝の入り口の向かい側には、無料で入ることができる露天温泉「裏見ヶ滝温泉」もあります。たっぷり森林浴をしたあとは、水着着用の混浴露天風呂でほっと一息ついてみるのもいいですね。

  • 裏見ヶ滝
  • 東京都八丈町中之郷1355
  • 04996-2-1125(八丈町産業観光課)
  • バス停「中田商店前」から徒歩約15分(滝入口まで)

【17:00】疲れた身体を癒す、絶景温泉/みはらしの湯

image by:編集部

裏見ヶ滝から車で約10分、プチハイキングで疲れた身体を癒すべく、「みはらしの湯」へ。海抜94mの高台にある同所では、海と山、両方の絶景を見ながら温泉に入ることができます。

image by:一般社団法人 八丈島観光協会
image by:一般社団法人 八丈島観光協会

広い空に浮かぶ雲と、果てしなく伸びる水平線を見ながら温泉に浸かる…。こんな贅沢があっていいんだろうか?

身体の芯まで温まる温泉と絶景に、かつてないほどの解放感を味わい、早くもリフレッシュが完了。あとは八丈島の自然に身を任せ、心も体も満たされていくだけ!

image by:編集部

なお、みはらしの湯のすぐそばには、海に映える白亜の灯台「八丈島灯台」もあります。

1951(昭和26)年に初点灯し、以来ずっと島を見守ってきた歴史ある灯台と海を眺めていると、なんだか自分の故郷を思い出す、ノスタルジックな気持ちに。しばらく実家に帰ってないけど、せっかくなら八丈島のお土産を買って送ろうかな。

  • みはらしの湯
  • 東京都八丈島八丈町末吉581−1
  • 04996-2-5570(8:30~17:15<土日祝および12/29~1/3を除く>、問い合わせ先:八丈町福祉健康課)
  • バス停「末吉温泉前」
  • 当日券500円、小学生・70歳以上の八丈町民200円、ほか
  • 定休日:火曜(祝日、夏期、年末年始等は除外)
  • 10:30〜21:30
  • 公式サイト

【19:00】八丈島の文化と歴史の味を知る/八丈島郷土料理 梁山泊

image by:編集部

今宵は島酒をとことん楽しむため、1度ホテルへチェックイン後、車を置いてタクシーで移動。訪れたのは、八丈島の郷土料理お酒を堪能できる「梁山泊」です。

空港から車で約6分の三根エリアに位置する同店は、予約必須の人気店。島酒に合うような、島の食材を使用したメニューが豊富にそろいます。

image by:編集部

まずは旬の魚を使った「3種刺身盛り1人前」(1,300円)を。この日はカンパチ、アオダイ、カツオの3種類の盛り合わせが登場。お醤油の中に「島唐辛子」を入れていただくのが八丈島流なんだとか。

身の締まった新鮮なお刺身と、少しピリッと島唐辛子が効いたお醤油の相性は抜群。これは絶対に、お酒が進む!

image by:編集部

そして八丈島に来たなら絶対食べたい「島寿司」(8貫 1,800円/前日までの予約必須)も。ワサビではなくカラシを使用し、甘いシャリが特徴の八丈島伝統のづけ寿司です。

今回は、なめらかな口当たりの島酒「黒潮(麦・麦麹/さつまいも)」(650円/グラス)と共にいただきます。

この日の島寿司は、ハチビキ、オオヒメ、メダイ、岩海苔の4種類。江戸前寿司ではなかなかお目にかかれないメダイ、岩海苔が食べられるとは、貴重な体験!

ヅケのため味はしっかりしていますが、決して辛くはなく、魚本来の風味を損なわずまろやか。そこに甘いシャリとカラシがベストマッチ!

写真右上から反時計周りに「明日葉天ぷら」「岩のり焼き」「エイト(ソーダ割)」image by:編集部

このほかにも、八丈島の特産品である「明日葉天ぷら」(1,200円)、八丈産の高級岩海苔をじっくり焼き上げた「岩のり焼き」(1,200円)、島レモンを使用したリキュール「エイト(ソーダ割)」(800円)をオーダーし、お腹も心も大満足の一夜となりました。

  • 八丈島郷土料理 梁山泊
  • 東京都八丈島八丈町三根1672
  • 04996-2-0631
  • 定休日:日曜
  • 17:30~22:00
  • 公式サイト

2日目:身体を動かし、心が動く。八丈島の絶景めぐり

【8:00】自然のパワーを感じる八丈富士トレッキングへ/八丈富士&ふれあい牧場

image by:Shutterstock.com

2日目の朝は早めに起きて、体調の変化がないか、また雨や風、霧が強くないことをしっかり確認し、「八丈富士トレッキング」へ向かいます。

八丈富士」はその名の通り、富士山のように美しい円錐形をした、伊豆諸島で最も高い山です。トレッキングのコースはいくつかありますが、今回は標高854mの山頂付近まで向かい、火口の周りをぐるっと一周して360度のパノラマ絶景を時計回りに堪能する「お鉢めぐりコース」(3~4時間)に挑戦。

初心者も挑戦しやすい登山コースではありますが、服装には充分な注意が必要です。

山頂付近は日陰がないので紐付きの帽子を、また歩きやすく滑りづらいトレッキングシューズ、体温調節と雨風避けのできる上着に、草木が肌に当たらないような長ズボンや登山用ハイソックスなどを今回は用意。

また万が一の時に備えて、QRコードか電話による「登山届」の事前提出もお忘れなく!

image by:編集部

7合目登山口付近までは、車でのアクセスが可能。道中には「八丈富士ふれあい牧場」があり、牧場の休憩舎には自動販売機が設置されているので、登山用の飲料水を買い足しておくと安心です。またこの先にはお手洗いがないので、こちらも事前にお借りしておくと絶対、安心です…!

image by:編集部

初心者向けとはいえ、天候が変わりやすく足場も悪い登山には注意が必要。必ず体力や体調など自分のコンディションと相談しましょう。筆者は1日目に心も身体も癒しつつ、美味しい食事で体調は万全!

とはいえ、強い雨風や、霧が濃い場合は、無理せず中止を選びましょう。自分の思い通りにならない自然と向き合うからこそ、想像もしていなかった絶景との感動の出会いがあるかもしれません。そして美しく雄大な八丈島の絶景は、常にここにあります。また訪れればいいんです。

山頂の景色。image by:photolibrary

1,280段の階段を登っていくと、火口分岐点に到着。ここから山頂へそのまま登る道(片道約15分)、火口の周りを歩く「お鉢めぐりコース」(約50分)、火口内に向かう「浅間神社」への道(片道約10分)に分かれています。

image by:一般社団法人 八丈島観光協会

火口内に繋がる1本道を進むと、自然に溶け込む様にひっそりと佇む「浅間神社」があります。風が力強く吹く山頂付近と比べると、静かな時が流れる浅間神社は、どこか神秘的な雰囲気。

なお、訪れる際は自然保護及びに危険回避のためにも、参拝路を外れないように。また浅間神社以外の火口内のポイントへ向かうには、ガイドさんの同行が必要です。

image by:一般社団法人 八丈島観光協会

「お鉢めぐりコース」は、ぽっかりと空いた大きな火口の周りをぐるっと回ります。すぐ横には、どこまでも続くような広い海や街並み!体験時はあいにくの小雨でしたが、天気に恵まれていれば八丈小島を眺めることもできるんだとか。

ぬかるんでいたり、穴や亀裂がある場所もあるので、景色を楽しみながらも足元にはご注意を。また山頂に近づくほど風が強く吹き抜け、想像以上に影響を受けるので、少しでも天候に変化があれば無理は厳禁です。

4〜5時間ほどの初心者向けのトレッキングでも、運動不足の社会人にとっては、体力的に少々ハード。それでもまた行きたい!と思うほどの絶景が、八丈富士には詰まっていました。

  • 八丈富士ふれあい牧場
  • 東京都八丈島八丈町大賀郷 5627-1
  • 04996-2-1125(八丈町産業観光課)
  • 9:30~16:00

【13:00】疲れた身体をボリュームランチで体力回復!/ポケット

image by:編集部

朝からトレッキングで、お腹はペコペコ!ガッツリとしたランチを探して、八丈富士7合目登山口から車で約15分、島の中心部である大賀郷エリアにある、オシャレなカフェ「ポケット」へ。

島の子どもや若者からの人気を集める、ボリューム満点のランチプレートは絶品。トレッキング後の栄養補給にもピッタリです。

image by:編集部
image by:編集部

LUNCHプレート「ベーコンエッグハンバーグ(サラダ・ドリンク付き)」(950円)は、食べやすいトマトソースとジューシーなハンバーグがベストマッチ。そしてハンバーグに目玉焼きの組み合わせ…合わないわけがないんです。これはライスが進みます!

image by:編集部

同店はほかにも「ベーコンチーズバーガー」(700円)に「タコライス(スープ付き)」(950円)など、豊富なカフェメニューがズラリ。ワッフルやソフトクリームなどスイーツのラインアップも充実。ランチ営業は少し遅めの14時30分まで対応してもらえるのも、嬉しいポイントですね。

  • ポケット
  • 東京都八丈島八丈町大賀郷2637-24
  • 04996-2-0901
  • 定休日:水曜
  • 10:00~21:00(ランチ11:30~14:30、L.O.20:00)
  • 公式Twitter

【14:30】八丈島の歴史に想いを馳せる散歩/大里の玉石垣と街並み

image by:編集部

お腹がいっぱいになったら、ポケットから車で約4分ほどの場所にある、かつて島庁が設置されていた大里地区の「大里の玉石垣」へ。

同所では、荒波に削られ角がとれた丸い石を、六方積みという手法で規則正しく積み上げた圧巻の石垣を見ることができます。

image by:編集部

「大里の玉石垣」には、かつて流人が日々の食糧を得るために遠くの海岸から運んで築き上げたという言い伝えが残されており、美観だけではなく八丈島の歴史を知るうえでも貴重な場所。

かなり大きな石なのに、ほぼ大きさがそろって美しく積み上げられていることに驚きます。遠い昔、八丈島の人々の暮らしに想いを馳せて坂道を上ると、タイムトリップ気分に。

image by:一般社団法人 八丈島観光協会

ゆるやかな坂を上り切って振り返ると、まっすぐ伸びる玉石垣の道の先に八丈小島の姿が。風情のある景色を見ながらのんびりと散策するだけで、心地が良い時間を過ごすことができます。

  • 大里の玉石垣
  • 東京都八丈島八丈町大賀郷1104
  • バス停「大里」

【16:00】ハイセンスなヴィンテージカフェで一休み/空間舎 in Long Beach 1983

image by:編集部
最上段ののテラス席からの眺め。image by:編集部

アクティブに身体を動かした2日目の午後。心と身体をゆったり落ち着かせるべく、大里の玉石垣から南原千畳岩海岸方面へ車で約10分の場所にある、カフェ「空間舎 in Long Beach 1983」へ向かいます。

小道の先に緑に囲まれて建つ外観は、まるで秘密基地のよう。木の温かみ感じる店内に1歩足を踏み入れると、オシャレなヴィンテージショップのような雰囲気。

image by:編集部

こだわりのコーヒーにあう「あしたばチーズCakeのCake Set」(800円)を注文。一目惚れしそうな可愛いプレートとマグカップに、写真を撮る手が止まりません…!

抹茶の味わいに近い明日葉のほろにがさが酸味を抑えたチーズの風味にあっていて、まさに甘すぎない大人なスイーツです。

image by:編集部

どこを切り取ってもフォトジェニックな店内。大きな窓からは鮮やかな緑が見え、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

image by:編集部

同店にはこのほかにも、クリーミーで味わい深い「あしたばラテ」(600円)や、八丈島ジャージー牛乳のマスカルポーネを使った「あしたばティラミス」(単品500円/ケーキセット900円)など、八丈島の特産を上品に味わえるメニューがそろっています。

また店内にはオーナーセレクトの雑貨を販売するコーナーも併設。普段使いしやすいバングルなどのアクセサリー類も充実しているので、都心に戻ったあとも八丈島を感じられるようなアイテムをチョイスしてみてもいいですね。

  • 空間舎 in Long Beach 1983
  • 東京都八丈島八丈町大賀郷8144-1
  • 04996-2-4154
  • 定休日:火・金(GW・夏期・年末年始を除く)
  • 13:00~18:00(繁忙期は変更あり)
  • 公式サイト

【17:00】どこかファンタジック。黒い海岸線で見る、圧巻の夕景/南原千畳岩海岸

image by:編集部
image by:編集部

カフェ「空間舎 in Long Beach 1983」のすぐ近くに位置する「南原千畳岩海岸」は、八丈富士が噴火した際に流れ出た溶岩が黒い岩となり台地を形成する、珍しい海岸です。

漆黒の溶岩とまぶしいほどに青い海のコントラストが雄大な自然を感じさせ、まるで異世界に迷い込んだような、圧倒的な絶景が広がります。

image by:Shutterstock.com

日中も美しい同所ですが、沈む夕日が海を美しいオレンジに染め上がる様子は、まさに圧巻のひとこと。気づいたら仕事のことも、日々の生活の慌ただしさも忘れ、一人でただ、ぼーっと黄昏れていました。

何ものにも代え難い、贅沢な瞬間。自然に身を任せて過ごす時間があまりに心地よく、ずっとこの島にいたいと思ってしまうほど。日が落ちきって辺りが薄暗くなるころまで、時間を忘れてずっと海を眺めていました。

  • 南原千畳岩海岸
  • 東京都八丈町大賀郷8257
  • 04996-2-1125(八丈町産業観光課)

【19:00】八丈島伝統のくさやを初体験。お土産もゲット!/地魚干物食堂 藍ヶ江水産

島の中心地・大賀郷エリアにあるので、各主要施設からのアクセスも◎image by:編集部

自然の中で汗をかき、絶景とおだやかな時間を過ごした2日目。最終日となる今日は、せっかくならご当地の味も楽しみつつお土産もゲットしたい!

そこで選んだのが、八丈島で干物の製造・販売を行う藍ヶ江水産が運営する「藍ヶ江水産 地魚・干物食堂」。八丈島に訪れたなら食べておきたい「くさや」を中心に、新鮮な海の幸を楽しめる人気の居酒屋さんです。

八丈島に来たなら1度は飲みたい島酒(焼酎)がずらり。image by:編集部
写真左から「ブリのあぶり島寿司&情け嶋ソーダ」、「くさやチーズ&八重椿ロック」image by:編集部

店長さんにおすすめを聞き、料理にあう島酒をそれぞれ以下のようにチョイスしました。

  • 旨味たっぷりの「熟成生くさや」(1,080円)&華やかな香りが特徴の「ジョナリー」のソーダ割(660円)
  • 脂の乗った「ブリのあぶり島寿司」(1,080円)&甘く飲みやすい「情け嶋」のソーダ割(600円)
  • 高級チーズのようなコクの「くさやチーズ」(640円)&口当たり良く味わい深い「八重椿」のロック(500円)

八丈島の伝統のひとつでもある「くさや」は、魚を塩漬けにした際の塩水「くさや液」に魚を漬け込み、天日干しすることで作られる干物で、独特の強い風味を醸しだします。

この「くさや液」は、繰り返し使われていくので時と共に熟成され、長い年月をかけて改良を加えて完成した「くさや液」の風味は、島ごと、お店ごとに異なるそう。

八丈島のくさやはほかの伊豆諸島のくさやに比べて塩分が高いため、真水に浸ける時間が長く、独特の匂いが少ないため、食べやすいんだとか。

image by:編集部

藍ヶ江水産で作られるくさやは魚の鮮度にこだわり、秘伝の「くさや液」を使用した、まろやかな味わいが特徴。特に今回オーダーした「生くさや」は、“天日干し”をしていないため身が柔らかくジューシーなので、より初心者向けの一品とのこと。

くさや初心者の筆者はふわ〜っと漂う独特の香りに一瞬怯みつつも、想像以上の魚の柔らかさと、口の中いっぱいに広がる濃厚な旨味に感動。一味マヨネーズにつけて食べるとさらに絶品。お酒との相性はもちろん、ご飯との相性も良さそうです。

image by:編集部

同店はお土産の販売もしているので、すっかりトリコになったくさやグルメを探し、「焼きくさや」(680円)と「くさやふりかけ」(500円)を購入。夕食を食べつつお土産も探せるのは、旅時間をギリギリまで楽しみたい人に嬉しいポイントですね。

  • 藍ヶ江水産 地魚・干物食堂
  • 東京都八丈島八丈町大賀郷2333
  • 04996-2-2745
  • 定休日:日曜
  • 11:30~14:00/17:00~21:00
  • 公式サイト

【21:00】ふと見上げた「星空」に、思わず心が奪われる

image by:Shutterstock.com

お酒を飲んで火照った身体を覚ますため、旅の最終夜、少しお散歩に出てみることに。静かなまちを歩いていると、ふと見上げた夜空があまりにも美しくて、言葉を失いました。

都心部では目を凝らしてもここまで見ることができない数多の星々。同じ東京都の夜空でも、八丈島ならこんな絶景に変わるなんて…本当に同じ空なんだろうか?と、少し不思議な感覚です。

鮮やかな青空に海、濃く生い茂る緑と、明るい色あいが印象的だった日中とは違う、八丈島の新たな表情。ただ見つめて、そこに身を置くだけで、心が洗われるよう。

季節によって表情を変える星空は必見。image by:一般社団法人 八丈島観光協会

八丈島には夕景を見に行った南原千畳岩海岸のほか、「南原スポーツ公園」や「大潟浦園地」、「底土(そこど)海水浴場」など、星空鑑賞にぴったりなスポットが多数あります。ぜひ八丈島観光協会が作成した星空Map(PDF)を参考に、巡ってみてください。

心と身体が解放される、2泊3日の「八丈島」の旅

image by:Shutterstock.com

豊かな自然に包み込まれた、2泊3日の八丈島の旅。目の前の絶景に没入し、美味しい郷土料理に満たされる…五感を刺激され、都会の生活で忘れていた自分らしさを取り戻せた気がしました。

そんな八丈島の魅力は、東京の島々にある“宝物”を広く発信する、「東京宝島」事業の公式サイトでもチェックできます。

今回訪れた八丈島をはじめ、東京の島々には歴史・文化、美しい自然、海洋資源や特産品など、多種多様の宝物がたくさんあります。

この「東京宝島」事業は、それらの宝物を掘り起こし、さらに磨きをかけて広く発信する、島のブランド化に向けて取り組む東京都の事業です。

春の八丈島には、色とりどりのフリージアが。image by:Shutterstock.com

東京宝島八丈島のブランドコンセプトは「自分の色を取り戻す、七色の魅力に輝く島」。

そのコンセプトの通り、自然の中に身を置き、五感をフルに使って自分らしさを取り戻せる八丈島は、季節問わず何度も訪れたくなるほどの魅力があふれていました。

リフレッシュしてパワー満タン。明日からまた、頑張れそうです!

PR:東京都

  • image by:Shutterstock.com
  • ※取材時点の情報です。内容は変更になる可能性があります。
  • ※記事内の時間表記はあくまで目安です。季節によって日の出・日没や営業時間が変わる可能性があります。
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