ジモココ編集長が出会った、小林市のユーモアあふれる世話好き人たち

TRiP EDiTOR編集部
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2016/03/17
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小林市に知らない文化財はない!地域いちばんの物知りと歩く

ジモココ編集長が出会った、小林市のユーモアあふれる世話好き人たち
小林市社会教育課文化財グループ・井上誠二さん(左)、小林市ガイドボランティア協会・坂下慎一さん(右)

小林市のあらゆるルーツをご紹介するのに、火山帯が生み出した美しい渓谷「三之宮峡」を外すわけにはいきません。かつて木材や木炭を運ぶトロッコ道として鉄道が通っていたという散策道を案内していただいたのは、市内の文化財の管理などを管轄する井上誠二さんと小林市ガイドボランティアの坂下慎一さん。

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「残したい日本の音風景百選」の一つに選ばれた、櫓の轟(やぐらのとどろ)

「この地は約34万年前に加久藤カルデラが噴火した際に、溶岩が流れ形成されました。年月の経過とともに雨などで溶岩が削られた結果このような美しい渓谷となりました。ちなみに小林市は石橋が多い地域でもあるんですが、柔らかい溶岩を切り出して作られたものが多いです。まさに小林市の土地は溶岩石でできているとも言えるくらいで、ここでの生活を豊かにしてくれました」と坂下さん。

坂下さんのように地域のガイドを担当するボランティア団体は各地に多くありますが、小林市のガイドボランティアは少し変わっているんですと井上さんは話します。

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うっそうと木々が茂るこの道は、かつてトロッコ列車で木材を運んでいました

「一般にガイドボランティアと言うと、例えば城や自然公園などひとつの観光名所だけを1〜2時間かけて紹介するものが多いんです。でも小林市は一箇所で数時間も滞在する名所があまりないので、いくつもの名所を観て回ることになります。そのため小林市ガイドボランティアは、市内のありとあらゆる文化財について知識がないといけないんです」。

取材をお願いしたこの日も、三之宮峡から小林市最古の石橋「東方大丸太鼓橋」、市内に90体ある五穀豊穣を祈願する神像「田の神さあ」など様々なスポットを案内していただきました。文化財ひとつひとつを丁寧に楽しそうに話してくれるお二人のお話は、もっともっとこの地について知ってみたいと思わせてくれます。

小林市社会教育課文化財グループ・井上誠二さん

小林市ガイドボランティア協会・坂下慎一さん

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