ジモココ編集長が出会った、小林市のユーモアあふれる世話好き人たち

TRiP EDiTOR編集部
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2016/03/17
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出の山淡水魚水族館で、子どもの絵を泳がせてみたい

ジモココ編集長が出会った、小林市のユーモアあふれる世話好き人たち
出の山淡水魚水族館館長・井口紀男さん

 霧島連山から湧き出る名水が市内を潤す小林市。その湧水の原点とも言える出の山にあるのが「出の山淡水魚水族館」です。ここで館長を務める井口紀男さんは、かつては市役所で牛など畜産系の専門職だったそうですが、7年前に館長をはじめてからは淡水魚に心変わりしてしまったかのように魚たちに愛情を注いでいます。

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水族館周辺は市内の生活水の原点。井口館長もさっそく湧水をゴクリ

話をしだすとコテコテの西諸弁が止まらない井口館長。お話を伺っている間も、水族館前の大きな池へ繰り出したかと思ったら鯉に餌をあげたり、「ここは市内の水の多くをまかなっているんだ」と話しながら湧き水をすすったり…。そんな自由奔放な井口館長は、今では小林市の観光の一大グルメと言える、とある魚を初めて食べた人として語り継がれているのだそう。

「チョウザメって食べられるんじゃろか」。当時市役所職員だった井口さんの一言をきっかけに、おそらく日本初のチョウザメ試食会が開催! 1mはあったというチョウザメは、表皮のヌメりが食欲を大いに減退させたそうですが、意を決して刺し身や唐揚げにして初実食。当時食べた超厚切りの刺身はともかく、火を通して食べると意外と美味しかったとのこと。

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夢について語る井口館長には、まだまだ話し足りないアイデアがたくさん

仕入れた魚を追加するたびに手狭になっていく出の山淡水魚水族館ですが、井口館長の中にはまだまだ楽しいアイデアが溢れてきます。

「ここにも時々団体のお客さまが訪れるんです。最近では外国人観光客の方々も来られるんですが、あまり人員も割けない施設ですから、外国語で説明もできないんです。お客さんに向けて説明をしてくれる方や、せめて英語の説明書きなどをつけないと。また、以前子どもの書いた魚の絵をスキャンして、水族館の水槽にプロジェクションマッピングで泳がせたりしたいと思ったこともあります。予算や規模の関係でまだ実現できていませんが、いつかはやってみたいですね」。

出の山淡水魚水族館館長・井口紀男さん

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