あなたの暮らしに10%だけローカルを。都会から栃木県に触れる方法
訪れるのは、廃業してしばらく空き家になっていた元旅館を、様々な人達を巻き込んで人の集う場として新たに再生した「CICACU」。このコミュニティを中心に、歴史ある街を探検し、そこに生きる人々や街の魅力を発信するプランを考えます。
現在は数回に渡るロングツアーもスタートしており、栃木市のまちなかでの取り組み、茂木町の里山での取り組みを体験し、それぞれアクションプランをつくっているそう。
地域と関わることをもっと身近でわくわくすることに
事務局長の古河さんは、こう語ります。
「栃木には今回事業をともにしたプロジェクトだけでなく、たくさんのステキな地域プロジェクトがあります。そうしたプロジェクトとも連携しながら、継続的に展開していくことで、首都圏の若者ととちぎの地域プロジェクトとの有機的な関係性を深めていきたいと考えています。『都市に住みながら、ローカルの地域プロジェクトに関わる』ことを、自分の価値観を大切にした暮らしやパラレルなキャリア形成、サードプレイスの獲得など多様なライフスタイルを実現するための1つの手段として、定着させていきたいですね。地域と関わっていくことを、もっと身近に、もっとわくわくすることにしていきたいと思っています」。
地域で何かプロジェクトをおこすには、地域の様々なひととの関わりがとても重要であり、ある一部だけで考えることはできません。ツアーでいろんな人や場所をめぐることで、たくさんの人とのつながりがあってこそプロジェクトが成功することを実感できるのではないかと思います。
ぜひこの「はじまりのローカルコンパス」を通じて、観光だけでは体験できない栃木の暮らしや地域の魅力に是非触れてみてください!
ライター:mizuhokudo
工藤瑞穂。「HaTiDORi」代表、NPO法人ミラツク研究員、ダンサー、元日本赤十字社職員。1984年青森県生まれ。 「小さくても、わたしはわたしにできることを」をコンセプトに、音楽・ダンス・アート・フードと社会課題についての学びと対話の場を融合したチャリティーイベントを多数開催。地域の課題に楽しく取り組みながらコミュニティを形成していくため、お寺、神社、幼稚園など街にある資源を生かしながら様々なフェスティバルを地域住民とともにつくっている。
- 記事提供:マチノコト
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