島国の日本人だからこそ体験したい、おすすめ「陸路国境越え」ルート

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2019/04/27

鉄道で国境を超える「ロンドン~パリ」の旅

image by:ZGPhotography/Shutterstock.com

長期旅行の人気エリアに度々あげられるヨーロッパ。日本からの直行便フライト時間が10~12時間と長時間ながら、新婚旅行や女子旅、学生の卒業旅行においても大変人気を博しています。

日本とは違うまさに“洋風”な街並みの美しさは、筆者にとっても大変感動的な風景であったことを、いまでも覚えています。

そんなヨーロッパですが、実はイギリス・フランス・ベルギーの主要都市を繋ぐ国際列車が通っていることをご存じでしょうか。その名も「ユーロスター」、黄色と青の車体が目印の高速鉄道です。

ロンドン image by:Pieter Beens/Shutterstock.com

日本にある高速鉄道といえば新幹線ですが、最大の違いは“乗車していると国境を超える“ということです。もちろん鉄道の駅で出入国審査が行われますよ。

駆け込み乗車はできません!?

image by:Milkovasa/Shutterstock.com

筆者を含め、多くの方にはこのような経験があるのではないでしょうか。友人と出かける新幹線での国内旅行。旅行出発の前日、しっかりと翌日の列車の時刻を調べて就寝した…にも関わらず寝坊

急いで支度をして駅まで向かい、新幹線の出発時刻ギリギリでなんとか乗車。そんなヒヤリハットな旅の始まり…。

日本の新幹線ではどんなに出発時刻ギリギリになろうとも、列車が出発するまでに乗車完了しておけば問題ありません。しかし、ユーロスターではそれは許されないのです。なぜなら乗車前国境を超えるための手続きが必要になるから。

ユーロスターでは、列車出発時刻の30分前までに駅でチェックインを済ませなければなりません。チェックイン後に出国審査、手荷物検査を済ませることで列車に乗車することが許されるのです。決して駆け込み乗車はできない仕組みなので、ご注意を。

車窓からの風景が旅行のテイストを変えてくれる

image by:EQRoy/Shutterstock.com

鉄道に乗る楽しみといえば、車窓からの風景が挙げられます。ユーロスターは日本の新幹線と同様に、車体の両側に大きなガラス窓があり、移動しながらその風景を楽しむことができます。


イメージです。image by:Pixel Memoirs/Shutterstock.com

ロンドンやパリなどの都市部を出発した列車は、郊外の放牧地などを経由しながら目的地へと向かっていきます。広い原っぱに牛や羊が放し飼いにされている様子などをのんびり見ることが可能です。都市部の街並みとはまた違ったヨーロッパの景色を見ることができ、旅行にほどよいアクセントを加えてくれますよ。

一点だけ注意してほしいのですが、イギリスからフランスまでの一部区間は海底トンネルを通過すること。この間は暗闇を走ることになるため、残念ながら景色を楽しむことはできません。がっかりしないためにも、事前情報として押さえておいてくださいね。

2019年のゴールデンウィークは、天皇陛下の譲位によって10連休。ヨーロッパや香港などまで旅行へ向かっている方も多いかもしれませんね。もし自由に動ける時間があるのなら、国境越え体験も検討してみてはいかがでしょうか。

また、陸路国境越えについては、旅行会社のパッケージ商品などには紹介されていないことがほとんどです。次の長期休暇には、“国境を越えること”に焦点をあてたオリジナルの旅行プランを組んでみるのも面白いかもしれませんね。

image by:Paulo Amorim/Shutterstock.com

※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。

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現在は都内の旅行会社で働きつつ、週末をからめた弾丸トラベラーとして世界各国を旅するアラサー女子。

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