ヒヤッとするけど美しい。スリルを楽しむ日本国内の絶景スポット8選

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2019/07/19

全国には、息を呑むほどの絶景スポットがたくさんあります。眼下に海が広がる断崖絶壁や、雲よりも高い場所から見下ろす雄大な自然など、美しい景色を楽しめる場所は、総じてハラハラするようなロケーションであることが多いものです。

今回ご紹介するのは、スリルを味わいながら景色も楽しめる絶景スポット。もちろん、基本的な安全は保証されていますが、ハラハラドキドキのスリル感は本物ですよ。

雲海テラス/北海道勇払郡

Image by:星野リゾート トマム

日高山脈の中に位置する、北海道を代表する観光スポット「トマム」。人気リゾートホテル「星野リゾート トマム」内にある、標高1,088mに造られた展望スペース「雲海テラス」では、眼下に広がる大迫力の雲海を楽しめます。

雲の上に架かる橋「Cloud Walk(クラウドウォーク)」で雲の中を歩いたり、雲に浮かんでいるような気分を味わえるハンモック「Cloud Pool(クラウドプール)」でスリリングな体験ができたりと、コンテンツも充実。日常生活ではなかなか味わうことのできない、「雲の上にいる感覚」を味わってみてください。

鋸山/千葉県富津市

image by:photoAC

標高329mと高さはありませんが、名前の「鋸(のこぎり)」が意味するように急勾配の稜線が多く、簡単には登れない「鋸山」。一番の見どころは「地獄のぞき」と呼ばれるスポット。オーバーハングした断崖からは、晴れた日に三浦半島や東京湾を一望できます。

柵などの整備はしっかりされているものの、断崖の先まで行けば足元がすくむほどのスリリングさが味わえますよ。山麓駅から山頂駅までをつなぐ「鋸山ロープウェー」が運行しているので、気軽に登山を楽しめるのもおすすめのポイント。

三原山/東京都大島町

image by:photoAC

三原山」は、伊豆大島の大半を占めている標高758mの活火山。1986年以降は噴火していませんが、これまでおよそ35年周期で比較的大きな噴火を起こしていることから、そろそろ噴火が起こることが噂されているのだそう。

噴火口周辺へのトレッキングコースが全部で5つあり、自然を楽しみながら気持ちよく登山を楽しめます。火口には展望台も用意されているので、迫力ある絶景を味わってみては?


青木ヶ原/山梨県富士河口湖町・鳴沢村

image by:photoAC

約1,200年前の富士山噴火の際、吹き出した熔岩が固まってできたとされる富士山麓の原生林「青木ヶ原」。標高約900〜1,200mの一帯に広がる、人の手がほとんど加えられてない雄大な自然の姿は、国の天然記念物にも指定されています。


熔岩上の原生林のため「磁石が効かないから入ったら出てこられない」と言われており、「自殺の名所」と噂されていますが、あくまでもこれは都市伝説。現在は自然を楽しめるハイキングコースとして、しっかりと遊歩道が整備されています。

東尋坊/福井県坂井市

image by:photoAC

高さ約20mの断崖が、およそ1kmにわたって続いている「東尋坊」は、国の天然記念物に指定されている場所。海水の侵食によって生まれた荒々しい崖は、まさに断崖絶壁と呼ぶにふさわしいスポットです。

崖上から見渡す景色も素晴らしいですが、遊覧船に乗って海から見上げる崖も大迫力。遊覧船からは、ライオン岩、ロウソク岩といった珍しい形の奇石の姿も確認できます。「自殺の名所」としても知られていることから、違う意味でのスリル感があるかもしれませんね。

三徳山三佛寺投入堂/鳥取県三朝町

image by:photoAC

修験者役小角が法力で建てたという言い伝えがある、国宝「三徳山三佛寺投入堂(なげいれどう)」。断崖に貼りつくように建てられており、近くで見るためには、往復約2時間かかる山道を登らなければなりません。

また、登山の際はお寺の服装チェックを受け、許可を得る必要があります。足元は登山靴やトレッキングシューズより「わらじ」が良いそうで、お寺でも販売されています。1人での入山はできませんので、お出かけの際は必ず誰かと一緒に訪れるようにしてください。

石鎚山/愛媛県西条市

image by:photoAC

標高1,982m、西日本最高峰の「石鎚山(いしづちさん)」。登山コースはいくつかありますが、スリルを味わいたいのなら「成就社コース」がおすすめ。ロープウェイとリフトで、標高約1,450メートル付近の登山口「神門」まで行き、そこからは徒歩で登っていきます。

頂上まで約3.5km、およそ3時間の道のりにある難関スポットが、全部で4カ所の鎖場(くさりば)。ほぼ垂直な岩壁を、そこに張られた鉄鎖をたよりに登らなければなりません。高いところが苦手な方は、聞いただけで足がすくむかもしれませんが、鎖場を通らない迂回路もありますのでご心配なく。


奥祖谷二重かずら橋/徳島県三好市

image by:photoAC

国の重要有形民俗文化財に指定されている「奥祖谷二重かずら橋」。本物のシラクチカズラを編んだ綱で作られており、3年ごとに架け替えられているのだそう。

長さ約45m、幅約2m、高さ約14mの橋は、足場に隙間があるため下の川がまる見えな上にグラグラ揺れるというおまけ付き。

ワイヤーが入れてあるので、安全面は保証されていますが、なかなのスリルを味わえます。一方通行になっており、一度歩を進めると戻れません。チャレンジする際は、渡り切る覚悟を。

スリルのある場所も、話を聞いただけでは魅力が伝わらないもの。「百聞は一見にしかず」。スリルを味わいたいのであれば、ぜひ実際に足を運んでみてください。ただし、くれぐれも無理はしないよう万全の注意を払ってくださいね。

  • image by:photoAC(鋸山)
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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