ナイル川の両岸に秘められた意味。ミステリアスなエジプト旅行記

ナイル川の「東側」と「西側」の違い

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過去においてナイル川の東側は生するものの土地西側は死するものの土地として区分けされていたそうです。そのため王家の谷も西側にあります。

その当時、西側に出入りできたのは司祭などのほか、死者を埋葬する人々だけだったそうです。そのためか今でも東側の方が栄えています。

クルーズ後にはようやく王家の谷です。盗難を防ぐためか厳重に管理されていて、入場してからさらに別の乗り物で王家の谷の入り口付近へと連れて行かれます。

数多くの墳墓が発掘されていますが、今でもまだ多くの墳墓があると推定されています。その時代または王の在位期間を反映してか、未完成に近いものからきれいに整えられたものもあります。

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3つほどしか入りませんでしたが、どこも内部撮影は厳重に禁止されていました。しっかりと内覧するためにはこうした措置には賛成です。写真が欲しい人はカタログを購入した方がちゃんとした姿が見られるというものです。なかにはこうしたルールを破る人もいましたが。

王家の谷のあとは、ハルガダへの帰路に着きました。帰りはトイレ休憩をはさんでまた約4時間ほどかけて戻りました。

ただ子連れではあまり堪能できないと実感。ある程度大きくなって、歴史などの興味を持つまで待った方がよさそうです。

エジプト旅行では「ビザ取得」に要注意!

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エジプトを訪問したときは、まさに「ラマダン入り」という断食の時期で、少し心配していましたが、リゾートに関して言えばあまり影響はありませんでした。従業員も慣れたもので、気にもかけていませんでした。

ただ、街中に行くと状況は違うかもしれないので、事前に調べておいた方がよさそうです。


また、エジプトで思ったのは、庶民の生活は質素で、エジプト人はそれほど見え張りではないということです。やはり長きにわたり異文化と接してきたためか、外国人に対しても感情をあらわにすることもなさそうでした。

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ただ、ひとつ気をつけなくてはいけないのは入国の際です。日本人は他の先進国と同様、観光ビザの取得がかなり容易になっています。

到着した空港でそのまま入国カードを記入して25ドルの手数料を払えば取得できますが、ここぞとばかりに金儲けを計る輩がいて30ドルを超える額で手続きをします。言われるがままに従うより、銀行系の窓口で手数料を払えば同じビザが入手できます。

人生で2度目のアフリカ訪問となったエジプトのリゾート滞在は、多少腹を下すという誰もが経験することに直面したりもしましたが、かなり満足するものでした。

日本からはちょっと遠いですが、歴史好きはさることながら、スキューバやウォータースポーツ好き、そして砂漠でバギーなどを運転したい人にも最適と言えるでしょう。

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