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100年の歴史を刻んで。東京に現役で残る明治期の「レトロ建築物」5選

ニッポン津々浦々
ニッポン津々浦々
2019/10/02

明治期に建てられた美しい西洋建築たちのなかには、いまでも現役で使用されているものがあります。それらは19世紀末から20世紀初頭の建築様式に、日本の趣を加えた独特なものとして注目されているのです。

今回は、そんな東京都内にある美しい「明治時代建造の建築物」を見ていきましょう。

東京国立近代美術館工芸館/東京都千代田区

image by:photoAC

旧近衛師団の司令部庁舎で、戦後は美術館として活用されている「東京国立近代美術館工芸館」。1910(明治43)年3月、陸軍の田村鎮氏により設計されました。2階建てのレンガ造りで、正面中央の玄関部に小さな八角形の塔屋をのせ、両翼部が張り出した簡素なゴシック様式の建物です。

関東大震災、東京への空襲を超えて、建設当時の姿をとどめています。

1972(昭和47)年10月には外壁、玄関および階段ホールが重要文化財に指定されています。1973(昭和48)年から保存活用工事が行われ、屋根は震災後の桟瓦葺から建設当初のスレート葺きに復元されました。

  • 東京国立近代美術館工芸館
  • 東京都千代田区北の丸公園1-1
  • 03-5777-8600
  • 東京メトロ東西線竹橋駅より徒歩約8分
  • 企画・展示により異なる
  • 休館日:月曜
  • 10:00〜17:00
  • 公式サイト

東京復活大聖堂教会(ニコライ堂)/東京都千代田区

image by:Shutterstock.com

東京・お茶の水駅の聖橋改札を出ると目に入ってくる大聖堂。それが、駿河台坂にある正教会の「東京復活大聖堂教会(ニコライ堂)」です。ジョサイア・コンドルが設計し、1891(明治24)年に建てられました。しかし関東大震災で被害を受け、1929年に修復され現在の姿になりました。

image by:Shutterstock.com

建築面積は約800平方メートル、日本最大級の本格的なビザンティン様式の教会建築で、緑青でおおわれた高さ35mの八角型ドーム屋根が目を引きますね。いまも現役の祈りの場として使われています。

現在は、見学時間中であれば聖堂内の見事な装飾やステンドグラスなどを見ることができ、中世ヨーロッパの教会の雰囲気を味わえますよ。

  • 東京復活大聖堂教会(ニコライ堂)
  • 東京都千代田区神田駿河台4-1-3
  • 03-3295-6879
  • JR御茶ノ水駅 より徒歩約2分
  • 休館日:なし
  • 13:00~15:30(4月~9月は〜16:00)
  • 公式サイト

迎賓館赤坂離宮/東京都港区

image by:Shutterstock.com

1909(明治42)年に東宮御所として建設された「迎賓館赤坂離宮」。ベルサイユ宮殿に倣ったネオ・バロック様式を取り入れ、地下1階、地上2階建て。外装は白い花崗岩に覆われています。


正面中央の玄関屋根には、中央部には菊の紋章、左右に日本の甲冑を形どった装飾が施されています。

戦後は国立国会図書館や法務庁の建物として利用され、1974(昭和49)年に改装。そして迎賓館となりました。

  • 迎賓館赤坂離宮
  • 東京都港区元赤坂2-1-1
  • 03-3478-1111
  • JR四ッ谷駅より徒歩約7分
  • 参観料:一般1,500円、大学生1,000円、中高生500円、小学生以下無料(本館、庭園)
  • 休館日:月曜
  • 10:00〜17:00(最終受付16:00)
  • 公式サイト

本業は某百貨店などのグルメ系イベント企画。日本全国をめぐりすぎて詳しくなってしまったため、紙・Webなど幅広くグルメ・旅行ライターをやっています。

100年の歴史を刻んで。東京に現役で残る明治期の「レトロ建築物」5選
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