歴史ある伝統行事にびっくり。日本全国の個性的な「お祭り」6選
農耕民族といわれている日本人。そのためか、その年の収穫を祝う「秋祭り」が多いように感じます。また、秋だけでなく寒い冬にあえて祭りを行い、神様への感謝の気持ちを示すこともありますよね。
今回は秋冬に開催される、日本全国の個性的なお祭りをご紹介していきます。一般参加可能なお祭りもあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
なまはげ柴灯祭り/秋田県男鹿市
「なまはげ柴灯(せど)祭り」は、真山神社の神事「柴灯祭(さいとうさい)」と民俗行事「なまはげ」を組み合わせた祭りです。「みちのく五大雪まつり」のひとつといわれています。
毎年2月に開催され、2022年の「第59回なまはげ柴灯まつり」は、人数制限や事前申込制などのもと開催されました。
「泣く子はいねが〜」と叫びながら家々を回るなまはげは有名ですが、この祭りでは柴灯火の明かりのもとでその再現や、伝統的な湯立て神事「鎮釜祭」があります。
- なまはげ柴灯祭り
- 毎年2月に開催
- 2022年・第59回なまはげ柴灯まつり
蘇民祭/岩手県奥州市
例年2月に開催される「蘇民祭(そみんさい)」は、国の無形民俗文化財です。毎年、旧暦正月7日から8日にかけて、黒石寺で行います。
裸参り、柴燈木登(ひたきのぼり)、別当登、鬼子登、蘇民袋争奪戦と続く祭りのハイライトは、午前5時ごろから約3時間にわたって続く蘇民袋争奪戦。「蘇民ねじり」または「蘇民びき」ともいいます。
五穀豊穣と無病息災を願う護符が入った蘇民袋を、ふんどし一丁の若者たちが奪いあうのが特徴。ちなみに争奪戦は一般参加可能です。
- 蘇民祭
- 毎年2月上旬に開催
- 公式サイト
大原はだか祭り/千葉県いすみ市
江戸時代から行われていたといわれる歴史ある「大原はだか祭り」。例年9月下旬に2日間かけて行われる祭りで、神輿が海の中を駆けめぐります。
2022年は、全体で行う大漁祈願祭、汐ふみ、商店街渡御、大別れ式は中止となりました。また来年に期待したいですね。
- 大原はだか祭り
- 毎年9月下旬に開催
- 公式サイト
面掛行列/神奈川県鎌倉市
「面掛行列」は県の無形文化財で「はらみっと行列」ともいい、毎年9月18日に行われるお祭りです。爺・鬼・異形・おかめ・女など10の面をつけた男性が並び、星の井通りを中心に練り歩きます。
行列の長さは約160m。供をする宮司や神官の衣装の美しさも見逃せません。行列が始まる前には、神社で五穀豊穣を祈るお神楽を行います。
- 面掛行列
- 毎年9月18日に開催
- 鎌倉市公式サイト
鞍馬の火祭/京都府京都市
京都三大奇祭のひとつといわれ、毎年10月22日に由岐神社で行われる「鞍馬の火祭」。まず夕方に各家が門口でかがり火を焚き、次に午後6時から少年が手松明で町を練ります。
その後、大松明をかついだ大人が「サイレイ、サイリョウ」のかけ声とともに町を練り歩いて社頭に集合。その大松明の火の粉の中を二基の神輿が渡御します。
- 鞍馬の火祭
- 2022年10月22日(土)に開催予定
- 公式サイト
那覇大綱挽/沖縄県那覇市
「那覇大綱挽」は、琉球王国の時代から続く伝統行事です。「みーんな(女綱)」と、「をぅーんな(男綱)」を結んだ綱全体の長さは、約200m。これをひき合って陰陽結合、ひいては人類繁栄を願います。
その盛大さは、1995年にギネスブックが「世界一のわら綱」と認定しました。一般参加もできますので、この時期に那覇を訪れるかたは綱をひいてみてはいかがでしょうか。
- 那覇大綱挽
- 2022年10月9日(日)
- 公式サイト
- 事前参加登録は事前申し込みが必要です。
北は東北から南は沖縄まで、個性の強いお祭りはあるものです。昨今では、新型コロナウイルスの影響で、数年中止されていたり、規模を縮小しながら開催されているお祭りもあります。
皆さんもぜひ身近な地域のお祭りに参加してみてはいかがでしょうか。きっと思い出になるはずですよ。
- image by:mint_green/Shutterstock.com
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
- ※イベントに関する情報は変更になる可能性があるので、必ず事前にご確認ください。
- ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。