お土産に最適な人気スイーツも。名品ぞろいの「和菓子」ランキング【2021】

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2021/06/16

世界にはさまざまなスイーツがありますが、日本に生まれたからには外せないのが「和菓子」。

毎日でも食べたくなってしまう優しい味わいや、日本らしい繊細な手仕事を感じる仕上がりに夢中というかたも多いのではないでしょうか。

実は「全国和菓子協会」により「和菓子の日」という記念日も制定されており、2020年6月16日がそれにあたります。そこで、東京土産の聖地「大丸東京店」で、この「1年間に最も売れた和菓子」ランキングをご紹介します。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください

老舗から名品がズラリ。日本の歴史を彩ってきた絶品の和菓子たち

第5位〈京菓匠 鶴屋吉信〉つばらつばら/194円

image by:PR TIMES

5位にランクインしたのは、京都で生まれ発展した京菓子の老舗「京菓匠 鶴屋吉信」の「つばらつばら」。

万葉集に詠まれた大伴旅人の短歌より引用された「しみじみと」の意味を名称とした、ひとくち毎に噛み締めたくなる一品です。

ふんわりと柔らかな皮にはもち粉が使用されているため、その食感はしっとりモチモチ。

厳選された小豆を熟練の技術で炊き上げた極上の粒あんも、一口ごとに噛み締めたくなるおいしさで、現在までに約1万3,000個を販売しています。

鶴屋吉信の創業はなんと1803年にまで遡り、江戸時代には京都所司代の認可する「上菓子屋仲間」に数えられ、明治時代には皇后もその菓子を愛したとのこと。

京都を中心に展開が行われていますが、2020年には虎ノ門ヒルズ店もオープンするなど、快進撃を続けています。


第4位〈銀座あけぼの〉姫栗もなか/162円

image by:PR TIMES

東京・銀座を代表する菓子店「銀座あけぼの」の「姫栗もなか」が4位にランクイン。栗を模ったキュートなモナカの中に、とろける食感のあんこがギッシリと詰まった、至福の食感を味わえる名品です。

あんこには細かく刻んだ栗が合わせられ、モナカの香ばしさと共に奥深い味わいを実現。

小倉あん、白あんともに厳選された北海道産の小豆と大手亡(おおてぼう)豆を使用し、そのコクとまろやかさは絶品。これまでに約1万7,000個を売り上げています。

昭和の終戦直後、ダメージが残る銀座4丁目で「新しい日本の夜明け」という想いを込めて「あけぼの」と名付けられた同店。

職人たちが日々何千個と作り上げる実直な菓子作りで、現在に至るまで業界を牽引し続ける存在として名を馳せています。

第3位〈深川伊勢屋〉焼きだんご/1本130円

image by:PR TIMES

3位にランクインしたのは、1907(明治40)年の創業時より受け継がれている「深川伊勢屋」の伝統の銘菓「焼きだんご」でした。

名物と名高く、ほど良い甘じょっぱさが極上のみたらしは、何本でも食べたくなってしまうおいしさです。

おいしさの秘訣は、だんごを作り上げる上新粉が持つ豊かな旨みや甘みを、本来のものまで最大限に生かす熟練の手法。

これまでに約3万7,000本を売り上げており、だんご専用に炊き上げられたこしあんをたっぷりと乗せた「あん団子」も人気を博しています。

下町・江東区の深川を代表する存在の同店は、豆大福や塩大福、きんつばやもなかなどの和菓子をはじめ、深川本店と平野店では「お食事処」も展開。

深川の名物「あさりめし」や各種お惣菜、あんみつなどの甘味もいただくことができますよ。

第2位〈とらや〉小形羊羹 夜の梅/291円

image by:PR TIMES

和菓子店といえば「とらや」といえるほど著名な名店中の名店より「小形羊羹 夜の梅」が2位に選ばれました。1694年にその片鱗が見られ、1819年には「羊羹」として登場していたという圧巻の歴史を誇る伝統の一品です。

切り口の断面に散る小豆の粒が、まるで暗闇に咲く梅のようだと名付けられた本品。通常サイズもあるとらやの代表銘菓ですが、食べやすい小型サイズが人気となり、これまでに約5万個を売り上げています。

創業は室町時代後期の京都という、和菓子を通じて激動の日本史を彩ってきた同店。

後陽成天皇以来、御所の菓子御用を務め、その際はお菓子だけでなくうどんや蕎麦も手掛けていたそう。明治維新後は東京へと進出し、現在も第一線のブランドとして活躍を続けています。

第1位〈福砂屋〉フクサヤキューブ/270円

image by:PR TIMES

栄えある1位を獲得したのは、江戸時代真っ只中の1624年に創業された「福砂屋」の「フクサヤキューブ」でした。あまりにもキュートなボックスで2切ずつ個包装されているという、贈り物として完璧な一品です。

きっちりと詰まったスポンジ部分、美しい焼き色など、王道中の王道といえる福砂屋のカステラ。

いまや世界で愛されるスイーツとして君臨しているカステラを生み出したのは、福砂屋が長崎県で生み出したもの。まさにカステラの元祖であり、約6万2,000個を売り上げています。

印象的なコウモリのマークが目印の福砂屋は、江戸から明治、近代日本を駆け抜けた老舗。

ポルトガル人からもたらされたカステラ作りを始めとして、創意工夫をもって邁進。宮中からの御買上げなども行われるほど、名店中の名店といえる存在です。

誰もが嬉しい「東京みやげ」和菓子の最新人気トップ5がでそろった今回の結果。ランキングを参考に、夏に向けての贈り物や自分へのご褒美として、絶品のスイーツを味わってみてはいかがでしょうか。

  • source:PR TIMES
  • image by: Shutterstock.com(イメージです)
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美容師・ヘアメイクを経て映画業界に転身。フリーの記者カメラマンとして国内外のレッドカーペット取材や俳優インタビューを行いながら、来日イベントの企画運営・PR、記者会見や舞台挨拶のMCなど洋画をメインに活動。現在は育児のため仕事をセーブし、ライターとして幅広いジャンルの記事を執筆中。

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