世界が惚れた日本の和牛。全国の人気「ブランド牛肉」ランキング
全世界の人を虜にする食材のひとつ「牛肉」。日本でもその人気は格別といえ、なかでも贅を極めた最上級の一品が「和牛」ではないでしょうか。
全体にサシが散らばり、とろけるような食感がほかとは違う旨味を作り出している和牛ですが、47都道府県で生産が行われている黒毛和種の和牛は、ひときわ別格の存在感を放っています。
今回、さまざまなランキングを発信するgooランキングが、「一番好きな全国ブランド牛肉ランキング」を調査しました。そのランキングのなかからトップ5をご紹介します。
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※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
日本が世界に誇る「ブランド牛肉」ランキング
第5位 近江牛
5位にランクインしたのは、日本で最も古い400年もの歴史を持ち「日本三大和牛」のひとつに数えられている「近江牛」。
1590年には豊臣秀吉へ、また江戸時代には徳川将軍家へと献上されていたという史実が残るほど、由緒正しいブランド牛です。
生産地は滋賀県の全域に渡り、飼育に最適な気候や恵まれた飼料が育てた牛たちは、均等で美しい霜降りが持つなめらかな口溶けや卓越した芳醇な香りが特徴。
不飽和脂肪酸のオレイン酸が豊富なことから、コレステロールの上昇を抑える健康食材としても人気です。
第4位 佐賀牛
1984年に誕生した佐賀県の「佐賀牛」が4位にランクイン。非常に厳正な基準をくぐり抜けて認可されるハイグレードな和牛で、「JAグループ佐賀」の管内で飼育された、5等級と4等級のBMS7以上のものだけが選ばれています。
佐賀県ならではの気候や空気、美しい水が育んだお肉には「艶さし」と呼ばれるきめ細やかな霜降りが広がり、見た目の美しさはもちろんのこと、コク深い旨みも特徴。
とても柔らかく、あっさりめな点も大人たちから支持を受けているポイントです。
第3位 飛騨牛
3位にランクインしたのは、1988年にブランド化された岐阜県の「飛騨牛」。
「安福号」と名付けられた一頭の但馬牛を種雄牛として脈々と受け継がれてきた黒毛和牛で、飛山濃水による土地の豊かさが飼育を後押ししています。
霜降りが網目のように広がり、脂身が多めながらもサラリと食べられる柔らかな肉質、そしてとろける食感は極上。
ブランド牛の品評会「全国和牛能力共進会」でも、全国の強豪を抑えて2度の最優秀枝肉賞を連続受賞しています。
第2位 米沢牛
「日本三大和牛」のひとつ「米沢牛」が2位にランクイン。
その基準は、山形県内陸部の南部・置賜地方内の3市5町で、認定飼育者が登録牛舎で育て上げた黒毛和種の未経産雌牛、かつ飼育期間が最長の牛のみが認められるという非常に厳格なもの。
1871年、米沢藩が招いた英語教師により全国へ広まったといわれる米沢牛。
触れただけでとろけてしまう脂身や、きめの整った霜降りに加え、赤身には甘みがあり、香りからも上質さを感じられる絶品のブランド牛です。
第1位 松阪牛
栄えある1位にランクインしたのは、三重県松坂市を中心に飼育される、日本を代表するブランド牛「松阪牛」。
こちらも「日本三大和牛」のひとつであり、未経産の黒毛和種のみが厳選された「肉の芸術品」と呼ばれるほどの逸品です。
焼くと和牛が持つ甘く上品な「和牛香」が漂い、脂肪の沸点が低いことで生じるとろけるような口溶け、さらに不飽和脂肪酸の多さがヘルシーさを兼ね備えています。
松阪牛生産区域に流れる美しい川の水や、温暖な気候が生み出す、まさに日本一の和牛ブランドといえる存在です。
高級食材の王様といえる和牛にも、さまざまな歴史や種類があることがわかった今回のランキング。結果を参考に、特別な日の食事へ最高の極上和牛料理を選んでみてはいかがでしょうか。
- source: gooランキング
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