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日本も世界に負けてない。お酒にまつわる「世界遺産」ランキング

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2022/01/22

目を見張るような、この世のものとは思えない絶景が思い浮かぶ「ユネスコ世界文化遺産」。土地や建物など、景色にまつわるものを想像しがちですが、実は私たちにとって身近な「お酒」にも世界遺産が多くあることはご存じでしょうか。

この度「酒飲みのミカタ」が実施した「酒関係の世界文化遺産アンケート」から、その知名度ランキングが登場。ビール、ワイン、シャンパン、日本酒など、それぞれに熱いファンを持つ選ばれしお酒たちとその国が選出された結果について、トップ5をご紹介します。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

世界文化遺産と極上のお酒たち

第5位 多彩なベルギーのビール文化/ベルギー

image by:Kit Leong/Shutterstock.com

5位にランクインしたのは、2016年にユネスコ世界無形文化遺産に登録されたベルギーの「多彩なベルギーのビール文化」でした。なんと、紀元前58年にはビール製造が行われていたという記録が見つかっているほど、その歴史は古くから紡がれています。

国内には200カ所に迫る醸造所が存在し、その銘柄はおよそ1,500品以上という数にのぼる壮大なスケール。ひとつひとつの銘柄が見事にブランディングされ、ホップ、ハーブ、果実を駆使した多種多様な「ベルギービール」として人気を博しています。

現在は日本国内でもその魅力に気付く人が続出し、ベルギービールの伝統を受け継ぐブルワリーが誕生し「クラフトビール」そのものの人気も急上昇中。スーパーなどで気軽に手に入るビールにも多様性が生まれるきっかけとなっています。

第4位 ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ/フランス

image by:Shutterstock.com

2015年に世界遺産に登録されたフランスの「ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ」が4位にランクイン。ワインを作るために栽培されるブドウたちのあまりにも美しい畑の風景は、ブルゴーニュのシンボルであり、世界遺産に相応しい納得の絶景です。

「クリマ」は「ブドウ畑の栽培区画」を意味するもの。土壌や気候などを指す「テロワール」も、クリマそれぞれに異なっています。世界遺産には1,247カ所のクリマに加え、ボーヌの市街やブルゴーニュ公国時代に首都であったディジョンなども選出されました。

西暦1世紀ごろから栽培が開始されたといわれるブルゴーニュのブドウ。整然と並ぶクリマも数世紀の時間を経るなかで区画が完成されてゆき、現在も当時のままとなっているそう。「ロマネコンティ」など、世界を代表する銘柄のクリマも含まれている、圧巻の遺産です。

第3位 シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ/フランス

image by:Shutterstock.com

3位に選ばれたのは、2015年に世界遺産に登録されたフランスの「シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ」です。「シャンパン」と呼ばれる、シャンパーニュ地方で作られた「スパークリングワイン」の伝統が讃えられています。


シャンパーニュワイン造りを受け継いでいるのは「マルヌ」「オーブ」「エーヌ」「オート・マルヌ」「セーヌ・エ・マルヌ」の5県にわたる、320カ所の市町村。18世紀の末ごろから脈々と続く歴史の全てが、シャンパンの価値に結集されているといえます。

「家」を意味する「メゾン」や「地下室」を意味する「カーヴ」という言葉からもわかる通り、栽培地のみならず地下のワインセラーやシャンパンブランドも遺産を構成。現地では、5つのコースに分かれ600kmに及ぶ壮麗な「シャンパーニュ街道」も必見です。

第2位 ボルドーのサン・テミリオン地区の歴史的建造物とブドウ畑/フランス

image by:Shutterstock.com

1999年に世界遺産に登録されたフランスの「ボルドーのサン・テミリオン地区の歴史的建造物とブドウ畑」が2位にランクインしました。卓越したテロワールを持ち、ワインと街のヒストリーは約2000年の長きに及ぶものとなっています。

主要品種の「メルロー」を皮切りに、多くの品種を掛け合わせて作られるサン・テミリオンのワイン。街のワイン自治共同体「ラ・ジュラド」は1199年に設立され、フランス革命が勃発するまで村の実質的な統治を行っていたほどです。

中世フランスの雰囲気を存分に残している町の名前は、8世紀半ばにこの地で隠遁生活を行っていた聖エミリオンから付けられたもの。

キリスト教にまつわる数々の建造物や、世界遺産「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部をも構成する、ワインの聖地です。

第1位 和食:日本人の伝統的な食文化/日本

image by:Shutterstock.com

堂々の1位を獲得したのは、2013年に世界遺産に登録された日本の「和食:日本人の伝統的な食文化」でした。世界でも類を見ない独自の食文化である和食は、日本人の持つ「自然を尊ぶ」という気質から育まれてきた、まさに芸術といえる遺産です。

酒の世界遺産においても、和食の認知度は7割以上と非常に高いもの。「多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重」「健康的な食生活を支える栄養バランス」「自然の美しさや季節の移ろいの表現」「正月などの年中行事との密接な関わり」の4点が特徴として挙げられています。

image by: Shutterstock.com

現在は「日本酒」や「焼酎」などの日本の酒文化も、2024年の無形文化遺産登録提案へ向けて調査が行われているとのこと。

繊細な調理表現や「うま味」「出汁」などの食材の持ち味を生かす手法、野菜が多くヘルシーな料理や旬の装飾など、日本らしい細やかさが多くの人の心を掴んでいることがわかる結果となりました。

image by:PRWire

私たちの毎日を潤し、豊かなひとときをもたらずお酒。世界各国で古来から紡がれてきた、人とお酒の関わり合いがわかる「酒の世界文化遺産」を知ることで、晩酌タイムにも深みが増すかもしれません。

  • source:PRWire
  • image by:Unsplash
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大学時代にドイツへ1年間留学。卒業後は旅行・グルメ・恋愛系のライターとして活動中。大好きなハンバーガーとビールのために、休日はボルダリングとヨガで汗を流す。

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