初夏が絶景の見ごろ。美しすぎる日本有数の庭園「横須賀しょうぶ園」
神奈川県の南、海に面した港町として、米軍基地をはじめ海外の空気あふれる雰囲気で人気の横須賀市。海の街でもあるため、1年の間でも夏は大きな盛り上がりを見せますが、その直前の梅雨時期にもぴったりのスポットがあるのをご存じでしょうか。
今回ご紹介するのは、そんな横須賀市のちょうど中間あたりに位置している「横須賀しょうぶ園」です。花菖蒲だけでなく、他にも多くの花を見ることができる同園の見ごろの時期やアクセス情報などとご一緒に、その魅力をご紹介します。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
多くの花々が咲く、日本有数の庭園
面積およそ約7,000平方メートルという広さを誇る横須賀しょうぶ園。横須賀市の市立公園で、多くの花畑と共に日本庭園や水車、池などもある立派な庭園です。
横須賀しょうぶ園の名称にもなっている花菖蒲は、その数なんと約14万株。品種は412種類にものぼり、その充実度や規模から日本でも有数の菖蒲園として名高い場所となっています。
花だけでなく、周囲もまるで自然豊かな農村へ旅行に来たかのような光景が広がる横須賀しょうぶ園。手入れをする方々の衣装も本格的な着物だったりと、写真に撮っても雰囲気たっぷりな絵が広がります。
花菖蒲は例年5月の下旬から見ごろとなりますが、ホームページをのぞくと「フラワーカレンダー」から毎月見ることのできる花たちが紹介されています。
梅雨の時期だけでなく、年間を通じてさまざまな花を見ることができるのも、同園の大きな魅力のひとつです。
「横須賀しょうぶ園」の見どころは?
例年5月から6月にかけて、花菖蒲だけでなく他にもさまざまな花を楽しめる横須賀しょうぶ園。なかでも必見のひとつが、雄大に咲き誇る藤の花です。
園内には「ふじ園」や「ふじ棚」があり、その数は11品種・約250本にもなり、通常の藤に加え白藤なども見ることが可能。晴れた日には真っ青な空に非常に映える美しさを存分に眺めることができます。
毎年6月に入ると、花菖蒲だけでなく紫陽花や石楠花、バラ庭園なども見事に咲き、園内の池にも蓮の花などが咲くなど、まさに花の楽園となります。
花菖蒲が見ごろの時期に行われる「花しょうぶまつり」は、1カ月間も開催され、通常の花菖蒲鑑賞に加え、多くの模擬店や毎週の琴演奏など、音楽パフォーマンスまで楽しめる一大イベント。地域ならではのグルメなども楽しめるため、ぜひ足を運びたいお祭りです。
絶景を見るためのベスト季節・時間帯やアクセス方法は?
例年の見ごろ:5月下旬〜6月下旬
横須賀しょうぶ園の花菖蒲の見ごろは、毎年5月下旬〜6月下旬です。開園時間は午後7時までとなりますが、花々を明るくしっかりと見ることのできる日中が、鑑賞にはベストの時間帯です。
横須賀しょうぶ園の園内には、そばをはじめとした郷土料理を食べることのできるレストランも。こちらの営業も午後3時までとなるため、注意が必要です。
リアルタイムの開花情報は、公式ホームページだけでなくTwitterでも知ることができます。見たい品種の開花に合わせて、足を運んでみても良さそうですね。
アクセス方法
横須賀しょうぶ園へのアクセスは、JR横須賀線・衣笠駅より京浜急行バスの「しょうぶ園循環」に乗り、「しょうぶ園」で下車後、徒歩約2分ほどで到着できます。
車の方は、園内に90台の有料駐車場がありますが、週末や「しょうぶまつり」の期間中は非常に混雑するため、駐車できない可能性が大。公共交通機関を使用しての訪問がおすすめです。
横須賀の初夏を美しく彩る花菖蒲たちに出会える、横須賀しょうぶ園。日本有数の花々を見に、ひとときの小旅行へ旅立ってみてはいかがでしょうか。
- 横須賀しょうぶ園
- 神奈川県横須賀市阿部倉18-1
- 046-853-3688
- 衣笠駅
- 大人320円、小中学生100円/7月~翌年3月無料
- 定休日:月曜(月曜が休日の場合はその翌日・4月~6月は無休です)/休日の翌日(翌日が土・日に当たる場合は開園し火曜日が休園)/年末年始(12月29日~1月3日)
- 5月~8月9:00~19:00/9月~4月9:00~17:00
- 公式ホームページ
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