1カ月の限定オープン。紫陽花も楽しめる雨の絶景「染谷花しょうぶ園」
梅雨の時期にこそ楽しめる光景といえば、雨のなかに美しく咲く紫陽花(アジサイ)が思い浮かびますが、同じ時期に見ごろを迎えるのが「花菖蒲(ハナショウブ)」です。紫陽花と同じく、鮮やかな紫色が印象的な花菖蒲もまた、雨模様に映える光景を見せてくれるお花です。
今回ご紹介するのは、そんな花菖蒲をたっぷりと堪能でき、東京からもアクセスしやすい名所、埼玉県さいたま市の「染谷花しょうぶ園」です。見ごろの時期やアクセス情報などとご一緒に、その魅力をご紹介します。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
1年で1カ月だけオープンする貴重な庭園
埼玉県さいたま市の「染谷花しょうぶ園」は、約8,000平方メートルもの広大な敷地に、約200種・約2万本もの花菖蒲を見ることができる大人気のスポット。見渡す限りどこまでも広がる美しい花菖蒲の光景はまさに圧巻です。
染谷花しょうぶ園のなによりの注目点は、なんと6月の1カ月間だけしか開園していないというところ。この希少さが相まって、毎年多くの人でにぎわいをみせています。
6月中旬から後半には、花菖蒲だけでなく紫陽花も咲くため、両方を一気に鑑賞できるという魅力も。梅雨時期を代表する花々を心ゆくまで見ることができる、毎年6月には外せない場所だといえます。
「染谷花しょうぶ園」の見どころは?
花菖蒲や紫陽花が咲き誇る景観を崩さないために、全体が「和」のコーディネートで統一されている染谷しょうぶ園。古民家のような茶屋など、落ち着いた色合いの木や竹材を使用した休憩所が雰囲気をさらに盛り上げています。
池や橋などで彩られた庭園は、咲き乱れる花々を見ながらゆったりと歩くのにぴったりの造り。思わず、いろいろな方向から写真映えを狙いたくなってしまいます。
通常は中に入ることのできない茶屋「紫染庵」は、事前に予約すると茶室として使用することが可能です。また、園内にはおまんじゅうやおせんべいを購入することができるお土産処もあるため、ちょっとしたおやつも楽しみに訪ねてみてはいかがでしょうか。
絶景を見るためのベスト季節・時間帯やアクセス方法は?
例年の見ごろ:6月上旬〜下旬
染谷花しょうぶ園の例年の見ごろは6月上旬〜下旬。雨模様が増える時期でもありますが、雨でこそ映える花菖蒲や紫陽花を最も堪能できるベスト季節といえそうです。
6月の前半は花菖蒲が中心となるため、「紫陽花も一緒に見たい」というかたは、6月の後半に足を運ぶのがポイント。夏に向けて明るく晴れる日も出てくるため、雨模様以外の天気も楽しめるかもしれません。
園の開園時間は午前9時~午後5時までとなり、夜は閉園となります。訪問は花々の美しい色がきれいに見える、日中の明るい時間帯がおすすめです。ペットと一緒に歩くこともできるため、大切な家族のペットたちと美しい花々の写真を撮るのも楽しそうですね。
アクセス方法
染谷花しょうぶ園へのアクセスは、JR大宮駅の東口から「国際興業バス」7番乗り場を目指し、「浦和美園駅」行、「浦和学院高校」行、「さいたま東営業所」行のどれかに乗車を。バスに約20分ほど乗車したのち「染谷新道」で下車し、徒歩約10分で到着できます。
車でアクセスする場合、園には有料駐車場がありますが、見ごろの混雑が予想されるため、公共交通機関を使用して訪問するのがスムーズです。
年に1カ月しかオープンしない貴重な「染谷花しょうぶ園」。数万の花菖蒲と紫陽花の花園で、日本の梅雨の美しさを心ゆくまで堪能してみてはいかがでしょうか。
- 染谷花しょうぶ園
- 埼玉県さいたま市見沼区染谷2丁目248番地
- 048-683-8787
- 大宮
- 大人 (中学生以上)500円/小学生200円
- 開園期間:6月1日~6月30日
- 9:00~17:00
- 公式サイト
- image by:Shutterstock.com
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