えっなんで!?韓国人と日本人が不思議に思う、各国の「当たり前」なこと
3.韓国ではハンカチを贈ってはいけない?
韓国と日本で色々な違いが見えてきましたが、それは結婚式だけではありません。
例えば、普段の生活ではさまざまなシーンで「プレゼント」を渡すことがありますよね。誕生日や記念日、会社で誰かが退職する際にも、贈り物をすることもあるはず。
ただし、日本ではおめでたい席のときには、ガラスなどの「割れ物」を贈ってはいけないといわれています。これは割れやすい物=壊れやすい物であり、ふたりの関係性が壊れることを連想させるからだとか。
ほかにも、ふたりの門出を祝うときは切れるを連想する「刃物」はプレゼントしないほうがいいそう。
「韓国ではカップルでおそろいのものだったら、グラスでもマグカップでもOKって感じ。人によっては気にするのかもしれないけど、日本みたいに割れ物がダメではないかな?」(韓国出身・20代)
「会社の同僚が婚約したのでブランド物のグラスをペアで贈ったんだけど、後から上司に割れ物はNGだと聞きました。なんでだろうと不思議に思ってたんですが、調べてびっくり。同僚に急いで謝りました」(韓国出身・30代)
一方で韓国では、割れてしまうものでもプレゼントに選んでOK。しかし意外な物がNGとされているのだとか…。
「恋人関係だったら、ハンカチやタオルとかはプレゼントしちゃダメって聞きます。涙を拭くものは別れを意味するからなんだって」(韓国出身・30代)
「日本ではちょっとしたブランドハンカチとかって、渡しやすいプレゼントじゃないですか。なので会社で良い雰囲気になっていた韓国人の先輩に日頃のお礼としてプレゼントしたら悲しそうな顔で『これ、どういう意味?」って…。なんで!?と驚いたら理由を説明してくれましたが、結構肝が冷えましたね」(日本出身・20代)
「贈り物というか手土産の話かもしれないですが、韓国ではチキンを恋人に持っていくのはタブーと聞きます。チキン=飛んで逃げると連想するから。でも普通にカップルでチキンを食べたり、出前で頼んだりするので、そんなに重要ではないのかな?とも思います」(日本出身・30代)
ハンカチやタオルも、日本の割れ物と同じく悪いイメージが連想されるためにNGとされているようです。
ほかにも韓国では、「靴」をプレゼントするのもあまりよくないそう。靴を恋人にプレゼントすると、相手が逃げていってしまうといわれているため。
さらに恋人以外の相手に靴をプレゼントすると「靴を履いてどっか行っちゃえ!」という意味になることも。
ちなみに日本でも「踏みつける」を連想することから、意味は違っても、韓国と同じように贈り物としてあまりよくないとされているそう。
このように日本と韓国では、ちょっとしたシーンで文化の違いを感じることがありますね。なかでも贈り物に関しては、誰かにプレゼントをする機会もあるかもしれません。
もちろんプレゼントの内容だけでなく、気持ちがとても重要になりますが、相手に誤解を与えないためにも知っておいていい文化のひとつではないでしょうか。
- 参考:ゼクシィ結婚トレンド調査2019(PDF)
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