日本人も思わず納得?外国人が日本で「ショック」をうけたこと
日本では「ごく普通のこと」と思っていても、文化の異なる海外では通用しない場合も珍しくありません。例えば、日本のセルフサービスのカフェなどで、席を確保するときに荷物を置くことがありますが、防犯的な意味もふくめて海外ではやってはいけないことのひとつ。
もちろん逆もあります。海外では当たり前のことでも日本では通じないため、カルチャーショックを受けたというケースも。国によって習慣やルールは異なるものですが、だからこそ日本の「日常生活に困った」という経験を持つ外国人もいるようです。
そこで今回は、日本に住んでいる外国人が普段の生活でショックを受けたことについてご紹介していきます。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
クレジットカードの利用は3万円以上から!?
飲食店やスーパー、コンビニなどでお会計をするとき、みなさんはどのような方法で支払いをしていますか?昨今では、接触を避けるためにキャッシュレス化が進み、交通系ICカードやQRコード決済など、決済方法も多種多様になってきました。
例えば、クレジットカードも便利な支払い方法のひとつですよね。スムーズな決済が可能で、最近ではカードの種類によってタッチをするだけで決済することができるようになりました。
しかし日本で初めて歯医者さんを訪れたアメリカ出身者によると、クレジットカードを使った支払いを行う際に、一定の金額以上でないと利用できないことにとてもカルチャーショックを受けたそう。
「以前、歯医者さんへ行ったときに、クレジットカード決済に対応しているにも関わらず、受付の人に3万円以上のお会計じゃないとクレジットカードが使えないといわれてとても驚いた。そのとき、手持ちの現金が足りなくて、どうしようかと思っていたら、受付の人に『コンビニに行っておろしてきて大丈夫ですよ!』っていわれた」(アメリカ出身)
その歯医者さんの受付には利用可能なクレジットカードのブランドのステッカーが貼られており、当たり前のようにお会計時に使えるのだと思っていたそう。
しかし、3万円以上からといわれてしまったため、結局クレジットカードでの支払いできなかったのだとか。
「もしアメリカだったら、絶対そんなことを受付の人はいいません。現金をおろしに行くといって出たっきり、払いに戻ってこない人もいるから。利用可能な金額が設定されていることもないし、クレジットカードで払わせてくれるところがほとんどだと思う」(アメリカ出身)
筆者も「○円以上からカード決済可能」と店内に記載されているお店に遭遇したり、「クレジットカードの手数料が上乗せになります」と店員さんにいわれたりしたこともあります。
しかし、これはお店とカード会社との「加盟店契約」に背いている可能性も否めません。クレジットカード利用時に、お店側がカード会社に支払う手数料が関係しているそうですが…。
使えると思ってクレジットカードを出しても利用できなかったら、手持ちの現金がないときにとても困ってしまいますよね。
このように来日した外国人が日本に住んでいると、母国との違いにカルチャーショックを受けることも少なくありません。場合によっては外国人だけでなく、私たち日本人も戸惑ってしまうことってありますよね。
もちろん困っていることだけでなく、日本ならではの良さもあります。今回のケースでいうと、相手(利用者)への信用があるからこそ、お会計が終わっていなくてもコンビニへ行っても大丈夫と、受付の人もいったのかもしれませんね。
文化の異なる場所に住んでいるからこそ、カルチャーショックを受けることもあれば、新しい発見に胸がおどることもあるはず。だからこそいい一面も見つけながら、文化の違いを楽しんでいきたいですね。
- image by:Stephane BDC/Shutterstock.com
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