所沢「角川武蔵野ミュージアム」は一日遊べる新しいポップカルチャーの聖地だ
東京都心からすぐにアクセスできる埼玉県所沢市。近場でのんびり過ごしたい、そんな日におすすめの注目のスポットが所沢市にある「角川武蔵野ミュージアム」です。
博物館、美術館、図書館の合わさったハイブリッド文化施設で、2020年にオープンしたばかり!見どころたっぷりなのにのんびりもできる、角川武蔵野ミュージアムに迫ってみましょう。
ポップカルチャーの拠点「ところざわサクラタウン」
角川武蔵野ミュージアムは、所沢市とKADOKAWAが共同で運営をしている文化施設「ところざわサクラタウン」の中にあります。東所沢駅から徒歩で約10分ほどの場所に位置しており、アクセスも抜群です。
ところざわサクラタウンは「日本最大級のポップカルチャー発信拠点」をコンセプトに、角川武蔵野ミュージアムを筆頭にアニメの世界に泊まれるホテル。
さらに日本の樹木を詰め込んだ美しい散策路、チームラボによるアートが楽しめる公園、日本一スタイリッシュといって間違いない神社など見どころたっぷりの施設。
カフェやレストランなども数多く併設されているため、一日中楽しむことができます。
角川武蔵野ミュージアムとは?
ところざわサクラタウンのなかで、一際目を引く巨大な岩のようなグレーの建物が「角川武蔵野ミュージアムです」。
とてもユニークな外観で、知らない人が見ると一体何の建物なのだろうと思ってしまうでしょう。建築家・隈研吾氏がマグマをイメージしてデザインされたのだとか。
角川武蔵野ミュージアムは巨大な図書館であり、博物館であり、美術館でもあるという、まったく新しいスタイルの文化施設です。
本好きはもちろん、アートに興味のある方も、博物館めぐりが趣味の方も楽しめる何でもありのカルチャースポット!一日中いても時間が足りなくなるほど見どころたっぷりなんです。
見どころその1.マンガ・ラノベ図書館
角川武蔵野ミュージアムの特徴は、膨大な数の作品を収蔵していること。とくに世界中で人気の高い日本のマンガやライトノベル(ラノベ)はなんと約3万5,000冊も収蔵されています。
KADOKAWAより出版されているラノベのほぼ全作品に加え、出版社の垣根を超えて他社出版の作品も集まっているのもポイントです。
ここに来れば読みたかった作品に高確率で出会えるはず!また、国内唯一のエンタメフィクションのアーカイブとしても活用できます。
図書館とはいうものの、貸し出しはされていません。館内に設置されているベンチやデスクでゆったりと読書を楽しみましょう。
見どころその2.グランドギャラリー
ミュージアムの1階は広々としたグランドギャラリーとなっています。常設展示に加えてさまざまな展覧会が開かれるギャラリー。いつ訪れてもアート欲をしっかりと満たしてくれます。
企画展示は多岐に渡ります。アートに初めて触れる方でも楽しめる展示が目白押しです。
見どころその3.メインエントランス
角川武蔵野ミュージアムのメインエントランスは2階。エントランスのある2階はチケットなしでも見学できる、無料スペースとなっています。
メインエントランスには大きなアート作品が展示してあり、見応え十分!これを無料で見ていいの?と思ってしまうほど充実しています。
注目は金色の仏像。かと思いきや、よく見るとウルトラマン!『ウルトラブッダ』と名付けられたこの作品は日本人とオーストラリア人のアーティストによって作られたのだとか。
見どころその4.EJアニメミュージアム
3階は日本が誇るアニメのミュージアム!フロアそのものが企画展示のスペースとなっており、訪れる時期によって展示作品が異なります。
過去にはアベンジャーズ展や機関車トーマス展、機動戦士ガンダムなどジャンルを問わず人気の展覧会が開かれています。
展覧会によっては角川武蔵野ミュージアム限定のグッズなどが登場することもあるので、お目当ての展覧会が開催される際は要チェックですよ。
見どころその5.本棚劇場
ミュージアムの目玉といえるのが本棚劇場です。高さ約8m、周囲を本に囲まれた特別な空間はまさに劇場そのもの!本の数はなんと約3万冊に上るそうです。
本棚のあまりの大きさに、まるで不思議の国に迷い込んだかのような気持ちになります。簡単に手が届く場所にはKADOKAWAの新刊が並べられているのも心憎い演出ですよね。
本棚劇場では20分ごとにプロジェクションマッピングが行われ、本を読む以外の楽しみ方も可能。
「本と遊び、本と交わる」がコンセプトのプロジェクションマッピングはとてもきらびやかで予想できない動きが特徴!本が飛び出したり、本が燃えたり消えたりとモチーフはもちろん本そのものです。
本棚で見るプロジェクションマッピングなんて、世界中探してもこの本棚劇場だけ。貴重な体験を楽しめますよ。
見どころその6.エディットタウン
本好きにとってたまらない空間がエディットタウンです。本の街をイメージして作られた空間は約50m。
「記憶の森」「日本人の正体」「写真は語る」などユニークな9つのテーマに沿って本が配置されています。
すべてのテーマには細かくサブカテゴリーが設けられているので、興味をそそられる本に出会えること間違いなし!展示は本だけでなく、関連する小物類もセンスよく飾られています。
気になる本はストリートに配置されたデスクとチェアで読み放題。紙とインクの匂いに包まれたおしゃれな空間でゆったりと読書を楽しみましょう。
一日中、本と一緒に楽しめる角川武蔵野ミュージアムには一休みできるカフェやレストランも完備。読書の休憩には2階の「KadoCafe」がおすすめです。
白を貴重としたさわやかな店内では所沢の名産品、さつまいもを使ったスイーツがいただけます。
よく見ると店内の小物はさつまいもカラー。ひねりの効いたインテリアも素敵なカフェです。ドリンクも充実しているので、ほっと一息ついてまた読書を楽しみましょう。
角川武蔵野ミュージアムで文化的な一日を
今回は「角川武蔵野ミュージアム」をご紹介しました。本とポップカルチャーが合わさったミュージアムは何度でも訪れたくなる楽しさ!これだ!という一冊と作品に出会えること間違いなしのミュージアムで文化的な一日を過ごしましょう!
- 角川武蔵野ミュージアム
- 埼玉県所沢市東所沢和田3丁目31-3ところざわサクラタウン
- 公式サイト
- image by:yu_photo/Shutterstock.com
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