それわかったら日本人だよ…!外国人が日本の会社に溶け込んだと感じる瞬間
会社に溶け込んでくると、どんどん仕事も身について円滑に進んでいくもの。続いては、「日本の会社に入ってよかった」と感じたことについてお話しを伺いました。
プライベートでも役立つマナーが身についた
来日して4年目になる台湾人の男性は、日本の飲食店に就職し、本採用前に座学や実践を兼ねた研修期間があったそう。
「研修を通して接客やマナーについての心得が身につきました。母国では作って運ぶ以上のことを求められることはなかったけど、接客の在り方とか時間を守ることだったり、プライベートでも役立つことをたくさん学べました」(台湾出身・男性/飲食業)
台湾人に限らず、外国人は日本人に比べて時間にルーズな印象を受けがち。台湾人の彼も「はじめは遅刻や当日欠勤に対しても軽く考えていた」とのことですが、今では時間の捉え方が変わり、10分前には必ず出勤するようになったそうです。
「マナーや動作の研修がたっぷりあったので、礼儀正しい所作が身につきました」(ブラジル出身・女性/通信営業)
「細かい気遣いを学び、仕事に対する丁寧な取り組み方を習慣にできたのが良かった」と話すのは、経理や営業など、日本で転職を重ねた経験のあるマレーシア出身の女性。
細やかな気配りや仕事ができるようになったら、きっとどこの会社からも重宝される人材になれそうですね。
とにかく清潔!仕事する環境が整っている
「日本はやっぱり整理、整頓、清掃のイメージが強いですね。日本人の同僚はかなり意識が高いです。現在は、親戚と一緒に過ごしたくて母国に帰ってきていますが、今でも日本の企業で働きたいなと思う時があります」(ベトナム出身・男性/土木業界)
「日本どこに行っても安全で清潔。働く場所も社宅も生活環境が快適で安心しています」(中国広東省出身・女性/IT業界)
雇用が安定していて、安心して働くことができる
そのほか「むやみに解雇される不安がない!」なんていう声も。
アメリカやカナダなど、社員の「解雇」が当たり前におこなわれる国がある一方で、日本では労働契約法第16条に基づき、解雇に関するルールをあらかじめ明示しています。
第十六条 解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする。(厚生労働省・労働契約法引用)
理由があればもちろん解雇されてしまうこともありますが、海外の一部の国からすれば安心なうちに入るかもしれませんね。
「給与の基本給分が保証されていて、いきなりクビにはならず安心して働けます」(中国出身・女性/小売業)
「雇用が安定していて給料もそこそこたかいので、日本で働いてよかったと思う」(中国出身・女性/不動産業)
「会社の方々も親切で優して働きやすいし、仕事の技術をたくさん学ばせてもらってます。賃金をしっかり支払ってくれるからありがたいです」(ベトナム出身・男性/建設業)
ほかにも会社の人たちが優しかった、生涯の友だちやパートナーと出会えたなど、素敵な出会いに喜ぶ声も多く集まりました。
今回は、日本で働く外国人に「日本で働いてよかったな」と感じることについて教えていただきました。
私たちもいつか海外出張を命じられたり、自ら留学の道を選ぶこともあるかもしれません。その時は「海外に出てよかった」と思えるような経験を積めるといいですね。
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