【2024】京都の椿(ツバキ)の名所16選〜冬から春に楽しめる花〜

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2024/01/23

冬から春への移り変わりを彩る椿(ツバキ)。古くより日本で親しまれてきた花のひとつで、江戸時代には盛んに品種改良がおこなわれ、現在では数え切れないほどの品種が存在しています。ゆえに開花時期も異なり、花色や咲き方も多用多種。それぞれの椿の違いを眺めながら好みの品種を見つけるのも椿鑑賞の楽しさです。今回は、京都府内で冬から春にかけて見られる椿の名所をご紹介します。

自然あふれる庭園・公園で椿観賞

植物園や庭園、公園といった公共施設では、広大な敷地を活かした見せ方が魅力です。豊富な品種の椿が見られるほか、椿以外の花木も楽しめます。自然に囲まれた空間で、ゆったりした時間を過ごしてみませんか?

野性味あふれる椿の群生を見に行こう!

【京丹波町】わち山野草の森/見ごろ:2~4月上旬 ※品種による

わち山野草の森外観

京丹波町にある「わち山野草の森」は、総面積12ヘクタールの自然をそのまま活かした公園です。標高173mの天蓋山(てんがいやま)やアカマツ園、池などがあり、園内には樹木や果樹、ハーブなど、なんと約900種もの植物が息づいています。

わち山野草の森植物総覧マップ

画像:わち山野草の森 HP

園内の遊歩道は約2kmあり、ゆっくり観賞するなら1時間~1時間半ほどでまわることができます。また、「ささゆりの丘ゾーン」や「小川のせせらぎゾーン」、「湿生植物ゾーン」などに分かれており、園内の南東あたりに椿の群生地があります。

寒椿画像

画像提供:わち山野草の森

すでに園内で見ごろを迎えている「寒椿」はサザンカと椿の交雑種で、花を落とす際はサザンカ同様に花弁を1枚ずつ落とすのが特徴。

昭和侘助画像

画像提供:わち山野草の森

こちらは2月に見ごろを迎える「昭和侘助(しょうわわびすけ)」。白い花びらにうっすらとピンクがかっているのがかわいらしいですね。

ヤブツバキと四海波画像

画像提供:わち山野草の森

3~4月には「ヤブツバキ」(写真左)や「四海波(しかいなみ)」(写真右)も園内を彩ります。また、わち山野草の森では「小さな春展」(2月3日~12日)、「陽春の山野草展」(3月23日~31日)などのイベントが開催され、椿をはじめさまざまな花木や山野草が展示されるのであわせて見てくださいね。

わち山野草の森を取材した記事はこちら↓
https://www.kyotoside.jp/entry/20190427/

■■INFORMATION■■

わち山野草の森
住所:京都府京都府船井郡京丹波町坂原シヨガキ5
電話:0771-84-2041
時間:9:00~17:00(入園は16:00まで)
料金:大人310円、小学生210円
定休日:火曜日(祝日の場合は翌水曜休)、12月29日~1月4日 ※ゴールデンウィーク期間中は無休
HP :http://www.zc.ztv.ne.jp/sanyasou/index.html

1500種の椿が見られる椿の楽園

【舞鶴市】舞鶴自然文化園/開園:3月ごろ

椿画像

画像提供:舞鶴市花と緑の公社

毎年3月ごろ(椿園)、6月ごろ(アジサイ園)、11月ごろ(紅葉園)に開園する「舞鶴自然文園」。こちらは園内に約5ヘクタールの椿園を有し、約1,500種の椿が花を咲かせます。日本種や洋種のほか、一番奥にあるカメリアハウスでは原種椿や唐椿なども見られますよ。

椿画像

画像提供:舞鶴市花と緑の公社

中には珍しい椿もあり、写真は鮮やかなオレンジの雄しべと黄色い花弁が特徴の「金花茶(きんかちゃ)」。こちらは中国原産の種で、「幻の黄色い椿」とも呼ばれていたのだそう。
また、園内の芝生広場ではお弁当を広げてピクニックができるので、休憩をはさみながらゆったり観賞できますよ♪色とりどりの椿をじっくり楽しんでみてください。

■■INFORMATION■■

舞鶴自然文化園
住所:京都府舞鶴市字多祢寺24-12
電話:0773-66-1053(舞鶴市土木課)
時間:9:00〜17:00(最終入園16:00)
料金:椿園、アジサイ園、紅葉園の開催期間中500円(小中学生は250円、未就学児無料)
定休日:※椿園、アジサイ園、紅葉園の時期のみ開園。椿園は2024年3月ごろ予定
HP :https://www.city.maizuru.kyoto.jp/kurashi/0000008943.html

樹齢約1200年!日本最古の椿

【与謝野町】滝の千年ツバキ公園/見ごろ:3月末~4月中旬

滝のツバキ画像

画像提供:与謝野町観光協会

与謝野町にある「滝の千年ツバキ公園」では、名前の通り椿が見られますが、他の椿と一線を画すのが「滝のツバキ」(写真)です。この椿はなんと推定樹齢1200年!ちなみに1200年前は平安時代……想像もできないほどの長い年月に思わずため息がこぼれてしまいますね。
この椿はヤブ椿科クロツバキの原種と考えられており、その大きさは樹高9.7m、枝張り径10.0m、幹周3.26mで、日本最古の椿とも言われています。

また、公園から徒歩15分のところには、「加悦椿文化資料館」があります。こちらでは、千年ツバキに関する資料や、椿をテーマにした絵画、陶磁器などが展示されています。椿についてもっと知りたい!となった方は、足を運んでみてはいかがでしょう。

■■INFORMATION■■

滝の千年ツバキ公園
住所:京都府与謝郡与謝野町字滝316
電話:0772-43-0155(与謝野町観光協会)
時間:園内自由
料金:入園無料(加悦椿文化資料館は入館料200円)

美しい日本庭園で椿を観賞

【八幡市】八幡市立松花堂庭園・美術館/見ごろ:11月~4月 ※品種による

椿画像

画像提供:八幡市立松花堂庭園・美術館

寛永文化が息づく“わびさび”の美しい日本庭園「八幡市立松花堂庭園・美術館」では、約2ヘクタールの広大な敷地を有し、四季折々の花木が見られます。また、椿は園内全域で見られ、本数は300本以上!

京雅画像

2月ごろから開花が始まりますが、椿の種類によって開花時期はさまざま。3月ごろは、薄桃色の花弁で絞りがすくない京雅(きょうみやび)をはじめ、宝珠などが咲き始めます。

黒椿画像

画像提供:八幡市立松花堂庭園・美術館

4月になると、黒味がかった紅色の重ねの薄い八重咲きが特徴の黒椿、白楽天などが見られます。もっと早い種だと、11月や12月に咲くものも。HPでは庭園で見られる椿の種類と場所が掲載されているので、散策の際に参考にしてくださいね。
※草庵「松花堂」・泉坊書院を含む内園は、大阪北部地震の被害とその復旧工事のため、現在ご覧いただくことができません(特別公開日を除く)。

■■INFORMATION■■

八幡市立松花堂庭園・美術館
住所:京都府八幡市八幡女郎花43-1
電話:075-981-0010
時間:9:00~17:00(入園・入館は16:30まで)
料金:300円(美術館は400円~)
定休日:月曜(祝日の場合はその翌平日)、12月27日~1月4日
HP :https://shokado-garden-art-museum.jp/
※松花堂美術館は空調機器改修工事のため2024年3月31まで休館(庭園とミュージアムショップは通常営業)

多品種の椿を見るならここ!

【京都市】京都府立植物園/見ごろ:12月~4月 ※品種による

椿画像

画像提供:京都府立植物園/上:数寄屋、左下:白侘助、右下:紅侘助

日本初の公立総合植物園として大正13年に開園した「京都府立植物園」。東京ドーム5個分の広大な敷地には12,000種類の植物が見られます。園北部にある「つばき園」には、古典品種から現代の品種まで約250品種600本が植栽されています。たくさんある椿をいくつかピックアップしてご紹介。

数寄屋(すきや)……筒~猪口咲・一重・花期12~3月
白侘助(しろわびすけ)……猪口咲・一重・花期11~3月
紅侘助(べにわびすけ)……猪口咲・一重・花期11~3月

この3つはワビスケツバキの品種で、茶花(茶席に生けられる花のこと)として人気があります。ほかにも加賀侘助や胡蝶侘助などもあるので探してみてくださいね。

椿画像

画像提供:京都府立植物園/上:左上:乙女椿、右上:淡乙女、左下:緋乙女、右下:散姫

こちらは“乙女”や“姫”といった可憐な名前が付いた椿。

乙女椿(おとめつばき)……千重咲・花期12~4月
淡乙女(うすおとめ)……千重咲・花期12~4月
緋乙女(ひおとめ)……千重咲・12~4月
散姫(ちりひめ)……八重咲・12~3月

椿画像

画像提供:京都府立植物園/左上:天ヶ下、右上:京唐子、左下:鹿児島、右下:草紙洗

続いては春に咲き始める椿たち。

天ヶ下(あまがした)……ラッパ咲・一重・花期3~4月
京唐子(きょうからこ)……唐子咲・花期4月
鹿児島(かごしま)……八重咲・花期3~4月
草紙洗(そうしあらい)……平開咲・八重・花期4月

また、3月23(土)・24日(日)には椿の切枝が展示される「つばき展」が開催されます。ぜひお気に入りの椿を見つけてみてはいかがでしょう。

■■INFORMATION■■

京都府立植物園
住所:京都府京都市左京区下鴨半木町
電話:075-701-0141
時間:9:00〜17:00(最終入園16:00)
料金:一般200円、高校生150円、中学生以下無料
定休日:12月28日~1月4日
HP :https://www.pref.kyoto.jp/plant/

神社仏閣へお参りがてら椿観賞

お寺や神社では、参拝者の癒しになるようにと花木を植えているところがたくさんあります。また、寺社仏閣とともに歩んできた椿には歴史も刻まれています。寺社へのお参りとともに、椿の歴史も調べてみるとおもしろいかも。

秋から春先まで多様な椿を見られるお寺

【福知山市】顕龍山 興雲寺/見ごろ:10月~4月 ※品種による

椿画像

画像提供:興雲寺

福知山市にある顕龍山 興雲寺(けんりゅうざん こううんじ)は、春日局の甥である福知山藩主・稲葉紀通(いなばのりみち)侯を開基とする、藩主の菩提寺です。境内に植栽されている椿は、約150種200本。多彩な品種を見られることに加え、長期にわたってそれぞれの花を楽しめるのが特徴です。

椿画像

画像提供:興雲寺

10月に咲く「炉開き」を皮切りに、早咲きは10~12月、冬咲きは12~3月、春咲きは3~4月と次々に境内を彩ります。特に注目したいのは、同寺の固有種である一重の筒咲き椿「興雲寺」(写真)。樹齢400年と境内一の古株で、桃紅色の美しい花で見る者を魅了します。秋から春先まで、何度も足を運んで椿を楽しんでみてください。

■■INFORMATION■■

顕龍山 興雲寺
住所:京都府福知山市三和町中出16
電話:0773-58-2273
時間:9:00〜17:00
料金:拝観無料
定休日:なし
HP :https://www.facebook.com/kenryuzan

枯山水庭園とともに椿を観賞

【宇治市】興聖寺/見ごろ:12~2月

興聖寺画像

画像提供:興聖寺

鎌倉初期に宋から帰国した高僧・道元禅師が開創した宇治市の興聖寺(こうしょうじ)。青もみじ・紅葉が美しい琴坂(参道)を抜けると、美しい枯山水庭園が広がります。この参道と境内は京都府指定名勝です。

椿画像

画像提供:興聖寺

法堂前の庭園に椿が植えられており、赤や白の椿が見られますよ。12月ごろから咲き始め、2月ごろまで見ごろが続きます。水墨画のような庭園に椿の色がよく映えた冬の景色も楽しんでみてくださいね。

■■INFORMATION■■

興聖寺
住所:京都府宇治市宇治山田27-1
電話:0774-21-2040
時間:10:00ごろ~16:00 ※行事により入山規制あり
志納金:500円
定休日:なし
HP :https://www.uji-koushouji.jp/index.html

冬~春のお参りは椿も一緒に楽しんで

【久御山町】浄安寺/見ごろ:2月中旬~4月中旬 ※品種による

浄安寺画像

画像提供:浄安寺

久御山町にある「浄安寺」は、天喜元(1053)年に創建された、浄福寺を前身とする浄土宗の寺院です。椿寺の相性でも親しまれていて、境内には約230種の椿を見ることができます。

一輪挿しの椿画像

画像提供:浄安寺

例年2月中旬から4月中旬にかけて「椿展」が開催。開花順に見ごろを迎える椿に副木をあしらった一輪挿しが本堂に飾られ、訪れる人々の目を楽しませてくれます。

■■INFORMATION■■

浄安寺
住所:京都府久世郡久御山町佐山双置80
電話:0774-41-6036
時間:9:00〜17:00
料金:拝観無料
定休日:なし

見目麗しい椿の花手水

【長岡京市】柳谷観音 楊谷寺/見ごろ:3月~4月

椿の花手水画像

画像提供:柳谷観音 楊谷寺

境内に四季折々の花が咲き、押し花を使った御朱印も人気の柳谷観音 楊谷寺(ようこくじ)。花手水発祥の地としても知られ、一年を通してさまざまな花で彩られています。もちろん、椿もその中のひとつ。例えば、こちらの花手水はピンクの花弁がかわいらしい八重咲の乙女椿をメインに紅椿と一緒に浮かべた春らしい装い。

椿の花手水画像

画像提供:柳谷観音 楊谷寺

ほかにも黄色バラと春椿の花手水や……

椿の花手水画像

画像提供:柳谷観音 楊谷寺

紅椿で埋め尽くされた花手水も。
また、手水だけでなく、奥之院へつながるあじさい回廊の途中のところに、樹齢約200年の五色八重椿が植わっています。1本の木から白やピンク、赤、縞模様など、いろいろな椿が咲くのだとか!美しく施された花手水と色とりどりに咲く椿の木の両方を楽しんでみてください。
花手水は定期的に入れ替えられるので、HPのギャラリーからご確認ください。

■■INFORMATION■■

柳谷観音 楊谷寺
住所:京都府長岡京市浄土谷堂の谷2
電話:075-956-0017
時間:9:00〜16:30受付終了
料金:500円、ウィーク開催時700円(高校生以下は無料)
定休日:なし
HP :https://yanagidani.jp/

落ち椿の景色も楽しんで

【京都市】花尻の森/見ごろ:3月中旬~下旬

花尻の森画像

画像提供:大原観光保勝会

京都市大原にある「花尻の森(はなじりのもり)」は、寂光院に隠棲した建礼門院(※)を、源頼朝に命じられ監視していた御家人の松田源太夫の屋敷址と伝わっています。こちらにある社には猿田彦命が祀られていて、境内には多くの椿が植えられていますよ。

※建礼門院(別名:平徳子)……平清盛の娘で、高倉天皇の中宮。壇ノ浦の戦い後に出家し寂光院へ移る。

椿画像

画像提供:大原観光保勝会

また、花尻の森には伝承があります。かつて大原に住んでいたおつうという女性が、若狭のお殿様に見初められ、玉の輿となり若狭へ下りました。しかししばらくしておつうは病を患い、大原へ返されてしまいます。悲しみに暮れた彼女は大原川の女郎ヶ淵に身を投げ蛇身に。自身を捨てた若狭のお殿様を待ち伏せしますが、松田源太夫が退治し頭を乙が森へ、しっぽを花尻の森に埋めたと言われています。

落ち椿画像

画像提供:大原観光保勝会

花尻の森から乙が森へは車で約5分ほど。ぜひ椿の観賞とともに巡ってみてください。
また、椿の見ごろは3月中旬~下旬ですが、見ごろを過ぎてくると落ち椿となり、また違った景色を楽しめますよ。

■■INFORMATION■■

花尻の森
住所:京都府京都市左京区大原戸寺町
電話:075-744-2148(大原観光保勝会)
HP :https://kyoto-ohara-kankouhosyoukai.net/detail/5644/

古典から近現代まで多様な椿が並ぶ

【京都市】城南宮/見ごろ:12~3月 ※品種による

椿画像

画像提供:城南宮

方除(ほうよけ)の大社として信仰を集める「城南宮」では、四季折々の花が見られることでも有名です。中でも、神苑には、源氏物語に登場する約80種の草花が植栽されていて、「源氏物語 花の庭」とも呼ばれています。
こちらでは、150品種、約400本の椿が植えられており、早いものは9月ごろから、遅いものでは5月ごろまでさまざまな椿が苑内を彩ります。神社の名前が付いた「城南椿」(写真:花期2~4月)は、藪椿の一種で苑内に4本あり、真紅の花びらと筒状の形で小ぶりな大きさが特徴。

離宮椿画像

画像提供:城南宮

こちらは樹齢約200年の藪椿「離宮椿」(花期2~4月)。平安時代に白河上皇が院政の拠点として造営した城南離宮(鳥羽離宮)に咲くことから、その名前が付けられました。城南椿と似ていますが、離宮椿の方が少し大きく、お椀のように中央あたりにふくらみがあります。

椿画像

画像提供:城南宮/左上:光源氏、左下:菱唐糸、右上:岩根絞、右下:酒中花

また、椿を観賞する際にカテゴリー別に見てまわるのもおすすめ。城南宮のHPでは、独自の視点で椿を区分しているので参考にしてみてください。

古典椿の道では、江戸時代に発展した「古典椿」と呼ばれる椿がたくさん植えられています。先人たちが品種改良をして、今や数え切れないほど椿の種類がありますが、江戸時代から変わらない花を見るのも風情がありますね。

古典椿の一部をご紹介。

光源氏(ひかるげんじ)…牡丹咲・八重・花期3~4月
菱唐糸(ひしからいと)…唐子咲・八重・花期3~4月
岩根絞(いわねしぼり)…八重咲・八重・花期3~5月
酒中花(しゅちゅうか)…牡丹咲・八重・花期3~5月

椿画像

画像提供:城南宮/左上:孔雀椿、左下:金花茶、右上:以津の夢、右下:松波

古典椿と対を成すのが「近代・現代椿」。城南宮では、明治以降に作出された椿を「近代・現代椿」と総称して植栽しています。華やかな花形も多く楽しめます。

近代・現代椿の一部をご紹介。

孔雀椿(くじゃくつばき)…蓮華咲・八重・花期3~4月
金花茶(きんかちゃ)…筒からラッパ咲・一重・花期3~4月
以津の夢(いつのゆめ)…桔梗咲・一重・花期1~4月
松波(まつなみ)…獅子~牡丹~二段咲・花期3~4月

椿画像

画像提供:城南宮/左から日光、月光、流星光

以前、KYOTOSIDEでは、城南宮の「三光の御神紋(さんこうのごしんもん)」について触れましたが、日・月・星の文字が入った椿もあるんですよ。

日光(じっこう)…唐子咲・八重・花期2~4月
月光(がっこう)…唐子咲・一重・花期2~4月
流星光(りゅうせいこう)…筒咲・一重・花期3~4月

しだれ梅と椿画像

画像提供:城南宮

また、2月18日~3月22日には、「しだれ梅と椿まつり」が開催されます。神苑の「春の山」では、150本のしだれ梅があたりを彩ります。そして、足元に視線を向ければ、苔の上に落ちた「落ち椿」が。梅のピンクと苔の緑、そして椿の赤が作りだす光景は自然が生み出した春の絶景。ぜひ、冬の椿と春の椿、どちらも楽しんでみてください。

しだれ梅と椿まつり
開催期間:令和6年2月18日(日)〜3月22日(金)
梅が枝神楽:平日は10:00、土・日・祝日は10:00と15:00
拝観料:上記の期間中大人(中学生以上)1,000円、小学生600円
※期間中の拝観エリアについてはこちら(https://www.jonangu.com/garden.html)をご覧ください。

■■INFORMATION■■

城南宮
住所:京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町7番地
電話:075-623-0846
時間:9:00〜16:30(受付は〜16:00)
料金:境内自由、神苑拝観800円(季節により変動あり)
定休日:なし
HP :https://www.jonangu.com/

椿の見ごろとあわせた特別公開も必見!

【京都市】平岡八幡宮/見ごろ:3月中旬~4月上旬

椿画像

画像提供:平岡八幡宮

高雄山神護寺の守護神として創建された、山城国最古の八幡宮である平岡八幡宮。こちらの“椿の小径”と呼ばれる庭には、約200種・300本の椿が咲き誇ります。

白玉椿

画像提供:平岡八幡宮

珍しい品種もたくさんあり、中でも「白玉椿」は、故事にある「願い事をすると白玉椿が一夜で開花し、願いが成就した」という白玉椿伝説と同じもの。樹齢約200年の八重咲で、「一水(いっすい)」と呼ばれています。

平岡八幡ヤブ椿画像

画像提供:平岡八幡宮

ほかにも、樹齢500年を超える、花びらが三角に開く平岡八幡ヤブ椿(写真)や、金魚の形の葉を持つ金魚椿、いい匂いがする香椿など、じっくり見たい椿がたくさん!そんな椿を堪能するために開催されるのが「椿を愛でる会」(3月15日(金)〜4月7日(日))です。境内に咲く椿を心行くまで鑑賞できますよ♪

百椿図屛風画像

画像提供:平岡八幡宮

また、同時期に、さまざまな椿が描かれた「百椿図屛風(ひゃくちんずびょうぶ)」(3月15日(金)〜4月7日(日))が社務所縁側で公開されます。
さらに、江戸時代末期に描かれた「花の天井」(3月15日(金)〜5月6日(月))も併せて拝観するのがおすすめ。花の天井は、春と秋のみ公開される貴重な天井画です。こちらは宮司さんが説明・お話をしてくれますよ。お話の最後には、拝殿前で無病息災の大福茶をいただきましょう。

椿を愛でる会
開催期間:2024年3月15日(金)〜4月7日(日)
※鑑賞無料

百椿図屛風
公開期間:2024年3月15日(金)〜4月7日(日)
拝観料:無料
※社務所縁側より鑑賞

花の天井 春の特別拝観
開催期間:2024年3月15日(金)〜5月6日(月)
拝観料:800円、小学生以下無料
※宮司のお話、大福茶接待月

■■INFORMATION■■

平岡八幡宮
住所:京都府京都市右京区梅ケ畑宮ノ口町23
電話:075-871-2084
時間:10:00~16:00(最終受付15:30)
料金:無料(特別拝観日は有料)

通常非公開のお寺で椿に彩られた池泉観賞式庭園を散策

【京都市】霊鑑寺/春の特別公開:2024年3月20日(水)〜4月7日(日)

椿画像

画像:PIXTA

谷の御所、椿の寺と呼ばれる「霊鑑寺(れいかんじ)」は、1654(承応3)年に後水尾天皇の皇女を開基として創建された尼門跡寺院です。池泉回遊式庭園には散椿・白牡丹・舞鶴椿など100種類以上の椿が植えられています。通常は非公開のお寺ですが、見ごろを迎えるごろには「春の特別公開」が行われ、庭園のほか書院内部や襖絵などが一般公開されます。

日光椿画像

画像:photolibrary

庭園の南西隅には、紅色の花弁が同色の花芯を包むように咲く「日光(じっこう)椿」があり、こちらの椿は京都市指定天然記念物になっています。

竹に生けられた椿

画像:PIXTA

また、大玄関の階段前に並ぶ竹に生けられた色とりどりの椿や、境内の花手水、鮮やかな苔の上に散る椿の花など見どころが多いので、庭園を散策しながらゆっくりと椿を満喫してくださいね。

春の特別公開
開催期間:2024年3月20日(水)〜4月7日(日)
拝観料:800円

■■INFORMATION■■

霊鑑寺(通常非公開)
住所:京都府京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町12
電話:075-771-4040
時間:10:00〜16:30

特別公開時にのみ見られる椿の庭の三銘椿

【京都市】法然院/見ごろ:3月下旬~4月中旬/春季 伽藍内特別公開:2024年4月1日(月)〜4月7日(日)

法然院画像

画像:PIXTA

京都市左京区にある法然上人ゆかりの「法然院」では、毎年4月1日〜7日にかけて「春季 伽藍内特別公開」が行われます。本堂ではご本尊である阿弥陀如来坐像の前に椿が散華され、伽藍内と境内の水盤や手水鉢には椿の花が彩られます。

三銘椿画像

画像:PIXTA

数多くの椿が咲く法然院ですが、特に本堂北側の「三銘椿(さんめいちん)」が有名です。椿の庭と呼ばれる細長い中庭には、五色散り椿、貴椿(あてつばき)、花笠椿の3本のみが植えられており、春と秋の特別公開の時にのみ見ることができます。伽藍内は通常非公開ですので、この機会に椿を愛でに訪れてみてください。

春季 伽藍内特別公開
開催期間:2024年4月1日(月)〜4月7日(日)
文化財保存協力料:800円

■■INFORMATION■■

法然院
住所:京都府京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
電話:075-771-2420
時間:7:00〜16:00
料金:境内無料(特別拝観日は有料)
定休日:なし
HP :http://www.honen-in.jp/

豊臣秀吉にゆかりのある五色八重散椿

【京都市】地蔵院/見ごろ:3月下旬~4月中旬

椿画像

画像提供:地蔵院

京都市北区大将軍にある椿寺の愛称で親しまれている「地蔵院」は、726(神亀三)年に行基が聖武天皇の勅願により摂津国の昆陽野池のほとりに創建したのが始まりといわれています。その後、平安時代には衣笠山の山麓に移され、室町時代に明徳の乱で焼失しましたが、足利義満により再建。1589(天正17)年に豊臣秀吉の命によって現在の場所に移されました。

五色八重散椿

画像提供:地蔵院

椿寺と呼ばれる由縁は、北野大茶湯の縁により秀吉から「五色八重散椿」が献木されたことにあります。初代は枯死してしまいましたが、現在は枝分けした樹齢120年の二世が本堂前に植えられており、京都市指定天然記念物になっています。

五色八重散椿の花弁が樹下を敷き詰める画像

画像提供:地蔵院

この椿は白や薄桃色の様々な濃淡の花が五色に咲き分け、散り際に花ごと落ちるのではなく花弁が一枚ずつ散るのが特徴です。咲き誇る姿の美しさはもちろん、樹下を敷き詰めるように広がる花弁にもしっとりとした趣があります。
境内には五色八重散椿のほか、10種類ほどの椿が咲いているので、見ごろに合わせてぜひ足を運んでくださいね。

■■INFORMATION■■

地蔵院
住所:京都府京都市北区大将軍川端町2
電話:075-461-1263
時間:9:00〜16:00
料金:境内自由
定休日:なし
HP :https://www.facebook.com/tsubakidera

【番外編】〜こんなところにも椿を発見!椿と桜の共演に感動〜

【綾部市】紫水ヶ丘公園/見ごろ:3月下旬~4月上旬

桜と椿画像

画像提供:綾部市観光協会

標高約100mの小高い丘に位置している綾部市の紫水ヶ丘公園(しすいがおかこうえん)。ここは桜が見られるスポットとして人気ですが、実は椿も点在しているのをご存じですか?数は多くありませんが、桜と一緒に観賞できる穴場のスポットなんです。

椿と桜画像

画像提供:綾部市観光協会

品種によって花が咲く時期は違いますが、桜と一緒に見るのであれば、3月末から4月初旬が見ごろ。写真の椿は、いこいの広場周辺で、少し歩くとさくら広場がありますよ。また、近くには遊具が充実したなかよしパークもあるので、子どもと一緒に散策できます。

椿画像

公園内には駐車場もあるので、おでかけしやすいのも嬉しいポイント。おでかけついでに椿を探してみてくださいね。

■■INFORMATION■■

紫水ヶ丘公園
住所:京都府綾部市味方町 薬師谷
電話:0773-42-9550(綾部市観光協会)
HP :https://www.ayabe-kankou.net/spot/shisuigaokakoen/

  • source:KYOTO SIDE
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。

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