近いけど、ちょっと違う。カナダ人が思う「アメリカ人」のイメージ
肥満の人が多い!?
「これは大声では言えないけれど」と、あるカナダ人が小声で教えてくれた情報もあります。カナダ人からすれば、アメリカ人はカナダ人に比べ、肥満の人が多い印象があるのだとか。
実際にOECDが発表する「Obesity Update 2017」を見ると、OECDの中で成人の肥満率が最も高い国は、アメリカが1位でなんと38.2%に達しています。一方のカナダは25.8%。
内訳を見ると、アメリカの場合は女性の方が肥満の人が多く、カナダは若干男性の方が多いと分かります。実際にカナダの都市部や田舎を歩きましたが、カナダの女性は基本的にスリムな人ばかりでした。
むしろ男性にかっぷくのいい人が多い印象がありましたので、あながち間違いのないのかもしれませんね。
ちなみにOECDの中で、最も肥満率が低い国は日本です。わずかに3.7%。次は韓国で5.3%。アジアの人は食生活の影響もあってか、肥満の人が少ないようですね。
アメリカ人の考え方は「マッチョ」!?
最後は、アメリカ人の考え方について。米トランプ大統領は「America first」を掲げて、自国の利益最優先で政策を推し進め、「We will make America great again」と、アメリカが世界で圧倒的なプレゼンスを誇っていた時代を取り戻そうとしています。
そのようなイメージもあるせいか、アメリカ人=「マッチョ」な発想を好む国民だと証明していると、あるカナダ人が言っていました。この場合の「マッチョ」とは、尊大で、威張っていて、肩で風を切って歩いている感じですね。
実際に話を聞いたカナダ人は、トラックドライバーの仕事で頻繁にアメリカ各地に訪れた経験があるそう。アメリカ中部の州にある田舎町でレストランに入ると、「田舎者のカナダ人は国に帰れ」と酔っぱらった客にすごまれたと言います。
最後は腰に差した銃をちらつかせられたと言いますから、銃社会と縁遠い日本人からしてみると、ちょっと驚きですよね。
以上、10人以上のカナダ人に聞いた「アメリカ人とカナダ人の違い」を紹介しました。今回ご紹介した内容以外にも、アメリカには保険制度がなくて、カナダには保険制度があるなど、国としての違いを挙げてくれる人もいました。
ただ同じカナダ人でも東側のケベック州の人と、西側のブリティッシュコロンビア州の人でも、キャラクターは違うとカナダ人は力説します。
もちろん今回の話は個人の意見ではありますが、旅に出たときは現地の方と交流してみると違った一面が見れて楽しいかもしれませんよ。
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