春に恋い焦がれ…絶景の桜が広がる、満足度の高い「お花見」名所10選
2019年は3月21日(木)に福岡、東京も桜の開花が見られ、いよいよ待ちに待ったお花見シーズンがやってきました。しかしいざお花見へとなると、日本各地に名所がたくさんあり、どこに行っていいか迷いますよね。だからこそ、事前に満足の高いスポットを知っておくのもいいかもしれません。
この度、総合旅行プラットフォーム「エアトリ」が、10代~70代の男女772名を対象に「お花見」についての調査を実施。その結果の中から「今まで行った中で一番良かったお花見スポット」をランクキング化しました。
今回はそのランキングの中からTOP10のお花見名所をご紹介します。
第10位 函館五稜郭/北海道函館市
10位には北海道函館市の「函館五稜郭」がランクインしました。函館五稜郭といえば、明治維新の大政奉還後に、榎本武揚や新選組の副長であった土方歳三が立てこもり新政府軍と戦った「函館戦争」で有名ですね。
現在は「五稜郭公園」として国の特別史跡に指定されており、さらに、「五稜郭と箱館戦争の遺構」として北海道遺産に選定されています。
そしてここは函館を代表する観光地であるとともに、約1,600本のソメイヨシノが鑑賞できる桜の名スポットでもあるのです。北海道であるため開花時期は本州よりも遅く、例年の開花予想日は4月後半。満開時期がゴールデンウィークに当たるので、函館まで桜を追いかける旅、というのも風情があっていいですね。
第9位 大阪造幣局/大阪府大阪市
第9位にランクインした大阪市北区の「大阪造幣局」は、明治維新後の1871年に明治新政府によって創立されました。造幣局が桜の名所とは少し意外ですが、なんとここには「日本さくら名所100選」にも選定されている「桜の通り抜け」という桜の名所が存在します。
「桜の通り抜け」は、カンザンやフゲンゾウなど約130種類の桜が植えられた、造幣局の敷地内の一部約560mの通り道のことです。昼間はもちろんのこと、毎年桜の開花時期にはライトアップもされ、美しい夜桜が鑑賞できます。
第8位 新宿御苑/東京都新宿区・渋谷区
第8位には東京都新宿区と渋谷区にまたがる「新宿御苑」がランクインしました。同所は、もとは江戸時代の江戸屋敷があった場所ですが、現在は環境省が管轄する国民公園となっています。
園内には早咲きのカンザクラや桜の代表と言えるソメイヨシノ、そして遅咲きのカスミザクラなど約65種1,100本の桜が植えられています。
第7位 目黒川/東京都目黒区
第7位には東京都の世田谷区、目黒区、品川区を流れる「目黒川」がランクインしました。目黒区あたりにはソメイヨシノを中心とした約800本もの桜が植えられている桜並木があります。並木道はお花見用としても整備されており、毎年、多くのお花見客でにぎわいます。
また、この周辺では桜シーズンには「目黒イーストエリア桜まつり」、「中目黒桜まつり」などのイベントも開催されます。
第6位 高遠城址公園/長野県伊那市
第6位の長野県伊那市「高遠城址公園」は、あの戦国武将である武田信玄の軍師であった山本勘介が改築した城とされています。現在は公園として整備されていますが、「日本さくら名所100選」に選定されているなど桜の名スポットとしても有名です。
特に見ものなのは、この公園にしか咲かないとされているコヒガンザクラが1,500本も植えられていること。毎年「高遠城址さくらまつり」が開催され多くの人でにぎわいます。なお、2019年度の開催予定は3月23日~4月30日です。日本気象協会の発表によると、開花は4月7日で、4月13日に満開となります。