「麺類」のメッカはどこだ?消費量から見る全国麺好き都道府県
第5位 京都府
第5位の京都府(7,110円)、4位の群馬県(7379円)、3位の山形県(7,756円)が7,000円台、偏差値も群馬県、山形県は60台となっています。京都府といえば、あっさりとした「京うどん」が親しまれていますね。
群馬県はなんといっても、「水沢うどん」が有名です。伝統的な製造法で作られており、コシが強く、透明感のある麺です。
群馬県にそのほかにも、「ひもかわ」や「帯うどん」と呼ばれる幅広麺を特徴とする桐生うどん、小麦の産地である館林で作られているやわらかいがコシが強い館林うどんなどもあります。
また山形県ではいろいろな食べ方で、うどん、そばが楽しまれています。とくにそばは最上川を水源とする豊富な水流のほか、山々がもたらす清流によるそばの名産地で、いくつもそば街道があるほどです。
県内陸部では「ひっぱりうどん」という食べ方が行われています。茹で上がったうどんを釜や鍋からすくい上げて、そのまま納豆やサバ缶などで作ったたれで食べるというものです。
第2位 秋田県
第2位は秋田県です。消費額は9,000円を上回り(9,034円)、偏差値も70を超えています(72.41)。
秋田県といえば、細い「稲庭うどん」ですね。稲庭うどんは手作りが特徴で、そうめんより太い程度の細い麺です。コシがあり舌触りはなめらかで、ツルツルとしたのど越しで、いくらでも食べられます。
ただ手作りであるため作るのに3、4日かかるそうで、なかなか大量生産ができません。
第1位 香川県
第1位は、もはや納得の香川県でした。消費額は全国で唯一1万円を超え(1万2,434円)、偏差値は100近い(96.81)というように、まさに「うどん県」の名にふさわしい実績です。
街中に多くのうどん店があり、民家にしか見えないお店も実は地元住民に愛される名店だったりするのです。
香川県民のうどんにける情熱は高く、一杯100~200円のうどんを食べるために、街から車で山中のうどん店に向かいます。中心地でなくとも味でしっかりと店が成り立つのも、すごいことですよね。
香川県のひとは、体がうどんでできているといっても怒られないのでは…とさえ思ってしまいます。
なお、10位以外で注目されるのが九州各県の状況で、40位以下となっています。支出額も40位の佐賀県、41位の鹿児島県が5,000円をわずかに上回っていますが、42位の福岡県以下の6県は5,000円を下回るほど。
最下位(47位)の沖縄県は3,230円と4,000円を切っています。沖縄の「ソーキそば」、福岡ならの「ごぼう天うどん」など、有名な麺料理があるため、意外な結果に思う方が多いのではないでしょうか。
- source:都道府県別統計とランキングで見る県民性(うどん・そば消費量)
- image by:photolibrary(川幅うどん)
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