まるで極楽浄土の絶景。現実とは思えないほど美しい「湖」12選
レッド・ロータス・レイク/タイ
タイ語では「タレー・ブア・デーン」という、「レッド・ロータス・レイク」。「赤い睡蓮の海」という意味の湖です。名前の通り、例年12月〜2月上旬の早朝には、総面積約36平方kmの湖面を睡蓮の花が覆いつくします。
ボートから間近に睡蓮を眺めているとまるで極楽浄土のよう。ただし湖は、首都バンコクから約600km以上離れています。
ジェリーフィッシュレイク/パラオ
パラオ諸島にある塩湖「ジェリーフィッシュレイク」。ここは、タコクラゲの生息地として有名で、一緒に泳ぐことができます。
クラゲは毒があると思われるかも知れませんがご心配なく。ここのタコクラゲは天敵がいないためごく弱い毒性しかありません。
一時期はエルニーニョ現象のため激減したそうですが、最近は数が増えつつあるようです。
パンゴン湖/インド・チベット自治区
標高約4,200m、面積約700平方kmの「パンゴン湖」。富士山より高く、琵琶湖と同じくらい大きい湖です。湖面の青さはひときわで、まわりの青空とつながっているよう。
インド映画ファンなら『きっと、うまくいく』のラストに登場した湖ときけば納得でしょう。インドと中国の国境紛争地帯にあるためインド側からしか行けず、手続きもそれなりに必要ですが、一度は見たいと思うほど美しい湖です。
ボゴリア湖/ケニア
「ボゴリア湖」は、ケニアの首都ナイロビの北西、赤道直下の湖です。間欠泉が湧くことで有名ですが、見ものはフラミンゴ。それも白ではなくピンク色。赤い色素を含んだ藻をエサにしているためピンク色に染まるのです。
その数はおよそ100万羽ともいわれており、湖をピンク色が埋めつくす風景はまさに圧巻。またフラミンゴが飛び立って空がピンク色に染まる風景もハズせない見どころです。
リッフェル湖/スイス
「リッフェル湖」は標高2,757m、アルプス山麓の湖です。アルプス名物の登山鉄道「ゴルナーグラート鉄道」のローテンボーデン駅から徒歩で約5分の場所にあります。
見どころは何といっても「逆さマッターホルン」。風のない日、青い湖面に名峰マッターホルンが映る姿はまさに絶景です。
アルプスの自然をさらに味わいたいかたは、終点のゴルナーグラート駅にある展望台からと、徒歩での下りとの両方での風景も必見です。
ケーニヒス湖/ドイツ
アルプスの氷河が流れ込んでできた湖で、透明度の高さはドイツ一といわれています。
遊覧船に乗り、船員さんの奏でるトランペットを聴いていると、赤屋根と白壁のコントラストが鮮やかな聖バルトロメー僧院に到着。ここで船を乗り換えると、より澄んだ湖水のザレトが見られます。
死海/イスラエル・ヨルダン
海抜高度マイナス418m、地表で最も低い場所にある「死海」。塩分のある川が流れ込む一方で、流れ出る川がないことと、気温が高く水が蒸発することとで塩分濃度が高いのが特徴。
海水の約10倍、約30%といわれています。このため浮力が強く「浮かぶ」ではなく「沈めない」が正確だという声も。
あおむけに浮かんで読書や日光浴を楽しむのが定番ですが、水や泥を肌に塗ると美肌効果もあるとか。ただし水を口にしないように。塩分が強すぎて苦味があるそうです。
世界でも名だたる湖に登場してもらいました。オールスターキャストによる「湖」は絶景ばかりでしたね。
昨今は新型コロナウイルスの影響で海外に旅立つことがなかなかできません。しかしながら、いつかの旅のためにいまから目指す湖を選んでみてもいいかもしれませんね。
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