標高2,000mへラクラク到着。車でいける最強避暑地「美ヶ原高原」
大パノラマで満喫するフォトジェニックな風景

美しい山々の景色や下界を見下ろす絶景を堪能するだけでもじゅうぶん非日常的空間といえますが、美ヶ原の楽しみ方はそれだけにとどまりません。
というのも、なだらかな起伏の台地に遊歩道が整備されているので、標高2,000mの世界を思い思いに散策することができる場所となっているのです。
夏場から初秋ならば、登山靴など本格的な装備がなくとも足元もスニーカーでOK。登山はちょっと…という人はもちろん、子どもやお年寄りでも気軽にこの絶景を楽しむことができるとは嬉しい限り。

美ヶ原のシンボルともいえる「美しの塔」や、ここは宇宙か?と錯覚するような電波塔が立ち並ぶ「王ケ頭」、岩がそそり立つ断崖絶壁の突端「王ケ鼻」などのスポットが点在し、それぞれにまったく異なる空間のように広がる風景を楽しむことができます。

牧場には放し飼いの牛たちがのどかに草を食む姿が広がり、その牧歌的な雰囲気は『アルプスの山の少女ハイジ』を思わせるもの。
どこを歩いていてもとにかく空と雲が近いのが新鮮で、フォトジェニックな風景を切り取りながらの散策に会話もはずみます。
ちなみに、標高が高い=お天気が変わりやすいので、しっかりハイキングを楽しむなら真夏でも羽織るものやカッパなどの用意は必要です。
日本で一番標高の高い美術館と道の駅で非日常を楽しむ!

もうひとつ美ヶ原といえば「美ヶ原高原美術館」の存在も忘れてはなりません。
高原観光道路ビーナスラインの終点にある4万坪の草原に国内外のアーティストが手掛けた350点あまりの現代彫刻が展示される野外彫刻美術館で、「箱根 彫刻の森美術館」の姉妹館として1986年にオープンしたもの。
とにかくそのスケールの大きさといったら圧巻で、開放感いっぱいの芝生に点在する作品たちを眺めながらアートな時間を過ごせる場所となっています。
野外展示なので、なかにはかなり巨大な作品もあり、自然とのコラボレーションを楽しめるのが魅力。
併設された「道の駅 美ヶ原高原美術館」は日本で一番標高が高い道の駅。こちらから眺める景色も素晴らしい絶景で、アートと絶景両方を楽しむことができます。
- 美ヶ原高原美術館
- 長野県上田市武石上本入美ヶ原高原
- 0268-86-2331(代表)
- 入館料:大人1,000円、大学生・高校生800円、中学生・小学生700円(毎土曜はファミリーデーのため、保護者同伴の小学生・中学生は入館無料)
- 開館期間:2019年度4月25日(木)~11月10日(日)※開館期間中は無休
- 9:00~17:00(入場16:30まで)
- 公式サイト

美術館の営業は毎年、4月下旬から11月中旬。ビーナスライン含め冬季利用はできないので、行きたい人はこれから秋までがチャンスです!
そして、美ヶ原は星空観測にも最高な場所。標高2,000mから眺める満点の星空は普段よりもぐっと宇宙に近く迫力満点です。
ホテルやキャンプ場も整備されているので、宿泊して星空をゆっくり楽しむのもおすすめです。
美ヶ原の名前は知っていてもまだ行ったことがないという人は、真夏から熱風吹く残暑の時期こそがグッドタイミング!

9月が終わるというのに、まだ暑さが残るきょうこのごろ。下界から逃げ出したい人は、いますぐ車に飛び乗ってビーナスラインを目指してみて。
上界から眺める下界の風景や幾重にも連なる美しい山々の姿を楽しんでいるうちに、美ヶ原へと到着します。下界マイナス15度の世界を覗きに行ってみませんか?
- 美ヶ原高原
- 公式サイト
- image by:(一社)長野県観光機構
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