都内にある古き良き日本。200年前の古民家「大沢の里」でタイムトラベル
解体から始まる?古民家の保存
古民家は、水車小屋の隣を流れる川(野川)を挟んで反対側に存在します。
時期によってはホタルを見ることもできるほど豊かな自然が残された場所で、建物だけでなく、周辺環境からも昔の日本を感じられるのではないかと思います。
古民家は、建物保存のために修繕されたものですが、単に古くなった部分を修理するのではなく、個々の部材に番号をつけながら基礎に至るまで解体し、頑丈な基礎を作り直し、その上に復元されています。
このため、当時の建築形態や部材、その形状などを調べることができ、建物自体の設計図が得られます。
よって、建物自体が傷んだとしても、その建築様式は数百年先においても復元することができる保存形式が採られているのです。
また、茅葺の屋根にも、その上に銅板を配して茅の痛みを抑えつつ、必要に応じて茅葺状態に戻せるような工夫も施されています。
古き良き日本の風景と文化に出会える大沢の里に、ぜひ一度足を運んでみてください。面白い発見がきっとありますよ。
- 三鷹市大沢の里古民家
- 東京都三鷹市大沢2-17-3
- 入館料:200円(中学生以下は無料)/年間パスポート1000円(入館料は水車経営農家(水車小屋)と古民家共通)
- 休館日:火曜日(祝日の場合は、次の平日)
- 10:00~17:00(11月~3月は16:00まで)
- 三鷹市HP
- image by:梅原慎治
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
- ※本文に一部誤りがあったため、修正いたしました。(2019年11月25日)
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