スイスの冬はチーズ料理が充実。家庭的な熱々トロトロの楽しみ方
日本にいたころ、少し肌寒いこの季節になると、テレビのCMもお鍋やシチューなどの温かなものが放送され始め、あらためて夏は終わったんだなぁと感じていたものです。
ここスイスでも、スーパーの広告は夏の代表的料理BBQの記事は鳴りを潜め、今は冬の代表的な料理である「チーズフォンデュ」や「ラクレット」といった、チーズ料理の宣伝を見かけます。
先日も、スーパーでラクレットチーズの試食販売が行われておりました。試食をいただいたあと、チーズを即ゲットするダンナ様。試食をしたあとは、99%の確率で購入するんですよね…。試食販売の罠にまんまとはまってしまったラクレットチーズで、わが家も今シーズン初のラクレットをいただきました。
ラクレットのイメージは、半円の大きなチーズを溶かして、茹でたジャガイモの上に乗せていただくといったものだと思うのですが…。
スイスの一般家庭では、小さなチーズのブロックをスライスするか、あらかじめスライスされたチーズを、温めた卓上プレートで溶かしていただくのが一般的。
これを茹でたジャガイモに乗せていただくのですが…。ダイエット中の私は炭水化物をカットしたいので、茹でたブロッコリーに乗せていただきます。
翌日まで家中に、チーズの異臭が漂いますが、この美味しさを楽しめるのなら仕方がないですね。
先日、スイスのスーパーマーケット・COOPから毎週発行される新聞を見ていると、「ラクレット」と「チーズフォンデュ」の広告冊子が入っていました。
この冊子を裏返すと…。
冊子の中には、
いろいろなラクレットチーズや
チーズフォンデュ用チーズの広告が。ほかにもラクレットに振りかけると合うスパイスの紹介や、「ほうれん草フォンデュ」といった変わったフォンデュのレシピなどを掲載。スーパーマーケットもこれからの季節のラクレット&チーズフォンデュ販売に力を入れている様子。
新聞の記事を眺めていると、「チーズフォンデュとラクレットどちらが好きか」というアンケート調査を発見。
チーズフォンデュとラクレット、どちらが好きかという問いには、「ドイツ語圏とフランス語圏のスイス」「お金持ちと貧乏」「男性と女性」と同じぐらい溝があるそうで…。