スイスの冬はチーズ料理が充実。家庭的な熱々トロトロの楽しみ方
チーズはチーズでも、こだわりは人ぞれぞれ?
外国人の私からしてみればどちらが好きかという問いはともかく、同じようなチーズ料理にそんなに溝があるなんて思いもしませんでした。だって、種類は違えど同じチーズじゃない!?
気になるアンケートの結果は…
- どちらも好き 46%
- ラクレット 34%
- フォンデュ 17%
- どちらも嫌い 3%
で、ラクレットの勝利。
私も「どちらも好き」に一票ですが、もしどちらかを選びなさいといわれたらフォンデュの方です。日本のアツアツな鍋料理に似ているからかもしれません。
このアンケート記事には男性はフォンデュを、女性はラクレットを好み、スイス国内でも、ドイツ語圏の人々はラクレットを、フランス語圏の人々はフォンデュを好む傾向にあると書かれていました。アンケート記事の下の段には、インタビュー記事が載せられていたんですが…。
「残念ながら私は両方とも嫌い。チーズなしでパンかジャガイモをいただきます」(イタリア出身・学生21歳・女性)
え!?この方はチーズ料理が振舞われる場でイモとパンだけ食ってるの!?日本において、「生魚好きじゃないからシャリだけいただくね」みたいな感じなのでしょうか。好き嫌いは仕方がないですけどね。
「私はフォンデュが好きでラクレットが好きでありません。夫とは逆です。それはいつも理想的ではありません」(チューリッヒの秘書・43歳・女性)
家で食べれないんじゃない…!?フォンデュが好きでラクレットが嫌いって…。私には両方「チーズ」でしかないので、このご夫婦のこだわりのポイントがさっぱり分かりませんが、こだわりは人それぞれですね。
「私は今日初めてフォンデュをいただきました。とても美味しかったです。ラクレットも試してみたいです」(フランスの銀行家・59歳・男性)
「フォンデュvsラクレット」なんだから、両方食してから出直してほしいです。
と、こんな感じでスイスでは、秋から冬にかけてフォンデュやラクレットの季節に突入しています。私が日本にいたときにレストランでいただいた「キムチフォンデュ」なんて見たら、スイスの人々は仰天するでしょうね。春が来るまで、温かなチーズ料理を楽しみたいと思います。
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