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そんなことあり得る?アメリカで話題のビーフゼロのハンバーガー

角谷剛
角谷剛
2019/11/01

アメリカで進む野菜中心の食生活。ベジタリアンやビーガンといったさまざまな食文化が浸透していますが、最近では見た目も味も牛肉なのに、植物で作られたハンバーガー「Impossible Burger(インポッシブル・バーガー)」が話題を集めています。

アメリカで注目されている「植物由来の食生活」

image by:Fotos593 / Shutterstock.com

つい最近、NetflixやYouTubeなどの動画配信サイトに公開された『The Game Changers(ザ・ゲーム・チェンザーズ)』というドキュメンタリー映画が静かに話題を呼んでいます。

この映画はスポーツ選手が野菜中心の食事をすることでいかに効果が上がるかということをテーマにしたもので、筋肉を発達させるには肉を食べなくてはいけないという常識に真っ向から挑んだ作品です。

ナレーター役の総合格闘技家を始めとして、NFL選手、ウルトラマラソン・ランナー、パワーリフターなど、さまざまな分野のアスリートが登場します。その錚々たる出演者のなかにはあのアーノルド・シュワルツェネッガーまでもが混じっています。

この映画のテーマでもあり、繰り返し強調される言葉が「Plant-based Diet(植物由来の食生活)」です。ベジタリアンとかビーガンなどと呼ばれる菜食主義とほぼ同意ですが、要は「動物の肉を食べるのをやめて、タンパク質は植物から摂ろう」という食生活です。

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宗教的あるいは哲学的な意味は希薄で、健康促進と環境保全が主な理由とされています。野菜中心の食事は血圧やコルステロール値を下げて、心臓病などの疾患リスクを減らす。

それだけではなく、ありとあらゆるスポーツのパフォーマンスを向上させる。肉食用の家畜を飼育するために広大な土地と大量の水が必要とされているので、持続可能な地球環境を実現するためには人類は肉食をやめなくてはいけない。そんな主張です。

そのような説が正しいかどうかはともかく、賛同者が増えているのは紛れもない事実です。こうした背景からアメリカでは野菜中心の食事に変えようと考える人が増えてきています。しかし、いざ実行するとなると直面するのが「じゃあ、一体何を食べたらいいの?」という疑問です。

植物でできている見た目も味も牛肉のハンバーガー

毎食ずっと野菜サラダを食べ続けるわけにはいきません。そんな人たちの間で現在人気急上昇中なのが、見た目も味もまるでビーフなのに植物でできているハンバーガーです。


image by:NTL Photography / Shutterstock.com

そんなものはあり得ない!だからその名も「Impossible Burger」なのです。製造している食品会社の名前もそのまま「Impossible Foods」です。この会社の公式ウェブサイトには会社の使命としてこのように掲げてあります。

「動物の飼育は地球上の半分近くの土地を占め、4分の1の水を消費し、私たちのエコ・システムを破壊します。私たちはそれに対して行動しようとしています。私たちは植物を使って食品を作り、2度と動物を使う必要をなくします」(Impossible Foods公式サイトより)

では、いままでのハンバーガーと「Impossible Burger」はいったい何が違うのでしょうか?

角谷剛

角谷剛(かくたに・ごう) アメリカ・カリフォルニア在住。IT関連の会社員生活を25年送った後、趣味のスポーツがこうじてコーチ業に転身。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー部監督を務める。また、カリフォルニア州コンコルディア大学にて、コーチング及びスポーツ経営学の修士を取得している。著書に『大谷翔平を語らないで語る2018年のメジャーリーグ Kindle版』、『大人の部活―クロスフィットにはまる日々』(デザインエッグ社)がある。 【公式Facebook】https://www.facebook.com/WriterKakutani

そんなことあり得る?アメリカで話題のビーフゼロのハンバーガー
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