自分の時間は欲しいけど寂しさが心配…「ひとり旅」に関する調査
これまで「旅行」といえば、カップルや友人、家族などと行くものと考えられてきました。しかし近年では、「おひとりさま」の概念が通常のものとなり、より多くの人が自分ひとりの時間を満喫する「ひとり旅」を楽しむようになっています。
この度、世界をリードする旅先体験予約サイト「Klook(クルック)」を展開するKlook Travel Technology Limited(以下:クルック)が、世界16市場の約21,000名を対象に、ひとり旅に関する意識・実態調査を実施しました。気になるその結果を、早速ご紹介します。
ひとり旅に年齢は関係ない。でも「寂しさ」が心配?
「一人旅をしたことがある、もしくは、したいと思ったことがありますか?」という質問では、ひとり旅への意欲は調査対象市場全体では76%と高く、日本でも73%と、アメリカやイギリス(UK)に比べて10ポイント以上高い結果に。
諸外国をみると、韓国、中華圏をはじめとするアジア圏では、ひとり旅ニーズはさらに高いことがわかりました。
世代別の「一人旅をしたことがありますか?」という質問の回答を見ると、ひとり旅への意欲は、調査対象市場全体・日本ともに、世代による差はほとんどなく、年齢に関わらず旺盛である様子。
年代別では、「Z世代(18~24歳)」で80%、「ミレニアル世代(25~39歳)」で79%、「X世代(40~54歳)」で73%、「ベビーブーム世代(55歳以上)」で71%に達しており、年齢に関わらずひとり旅のニーズがあることがうかがえます。
「一人旅をしたい理由は何ですか?」という質問では、「日常から離れて自分の時間を楽しみたい」が60%で1位に。
次いで、「自分へのご褒美」「いつでも好きな時に旅行したい」が続きました。多くの旅行者が独立性を尊重している傾向がうかがえます。
「一人旅をするにあたって、懸念することは何ですか?」という質問では、半数が「旅先での寂しさが怖い」と回答。
世代間での差もあまりなく、Z世代・ミレニアル世代・X世代・ベビーブーム世代のいずれでもトップ項目となっています。日本人においても、41%(女性では48%)が旅先で寂しくなることを心配しています(表4)。
「一人旅をするなら、現地で何をしたいですか?」という質問では、半数以上の人が「現地主要観光施設を訪れたい」「地元の食事を体験したい」「目的を決めずに街歩きをしたい」と回答しました。
ひとり旅では、旅先の文化をより深く理解できるような新しい体験が求められているといえます。