国によってこんなに違う、外国人が愛する日本の「コンビニ」事情
いまやなかった時代が想像できず、生活になくてはならない存在のコンビニエンスストア。日本ではセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンのトップ3社がしのぎを削っているイメージですが、世界各国の方々は日本のコンビニにどのような印象を持っているのでしょうか。
この度、株式会社Fun Japan Communicationsが、日本への関心が高い台湾・香港・タイ・マレーシア・インドネシア・ベトナム・インドのアジア7カ国の人々に対し、日本のコンビニの認知度や好きなコンビニについて調査しました。一体どのようなポイントが評価されているのか、早速チェックしてみましょう。
セブンイレブンが認知度・人気共にトップに
「日本にはこれまで何回旅行したことがありますか」という質問では、台湾はなんと97%ものかたが「1度は行ったことがある」と回答。
FUN! JAPANの展開国(台湾・香港・タイ・マレーシア・インドネシア・ベトナム・インド)のユーザーは、基本的に「日本好き」ということもあり、台湾、香港のみならず、タイやマレーシアを含む東南アジア諸国の回答者も、訪日経験者が比較的多くなっています。
「いままでに日本旅行で行ったことのある地域は?」という質問でも、訪れた場所についても東京のある関東地方、大阪や京都のある関西地方のみならず、白川郷や黒部ダムが人気の中部地方、雪や新鮮な魚介が人気の北海道、地理的にも近い九州地方と、日本全国に広がっていることがわかります。
「日本のコンビニエンスストアで、知っているものは?」という質問では、セブンイレブンがトップ、続いてファミリーマート、ローソンという順番に。
訪日経験の多い台湾人、香港人のかたにとって、日本にあるコンビニは日本人がイメージするとおりの認知度といえます。ミニストップやNewDaysも、ほかの国より認知度が高くなっています。
タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナム、インドといったほかの国においては、海外への展開具合が認知度につながっているようです。海外展開に積極的なセブンイレブン、ファミリーマートの認知度が高く、ローソンは国によってばらつきがある傾向に。
とくにベトナムではミニストップの認知度が、セブンイレブン、ファミリーマートに次いで3位と特徴的です。
セブンイレブンは台湾、香港、タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナムを含む世界各国に広く展開していますが、アジア圏では「エリアライセンシー」という、出資関係のない名前貸しの形態がメインとなっています。