国によってこんなに違う、外国人が愛する日本の「コンビニ」事情
日本で一番好きなコンビニはどこ?
「あなたの1番好きなコンビニエンスストアは?」という質問では、国によってかなりばらつきが出るという興味深い結果となりました。
台湾ではローソンが1番人気に。台湾に出店していないローソンですが、逆に「日本にしかない」という点が人気の理由のひとつのようです。リピーターの多い台湾人訪日旅行者だけあって、コンビニ商品のトレンドを押さえているかたも多くなっています。
また季節限定商品やコラボ商品はもちろん、生クリームが美味しいと好評だったプレミアムロールケーキをはじめとするクオリティが高いスイーツが、日本好き台湾人の間で話題に上がるようです。
タイではセブンイレブンが1番人気に。タイのコンビニではセブンイレブンの店舗数が一番多く、認知度が高いといえます。日本においてもセブンイレブンは店舗数が多く、豊富なラインアップという印象を持っているようです。
とくに「セブンイレブンプレミアムのスイーツは美味しい」と、日本旅行好きのタイ人の間で話題に。特筆すべきはセブン銀行のATMで、タイで発行されたキャッシュカードやクレジットカードも使えるだけでなく、タイ語にも対応しているため、安心して使えるようです。
マレーシアではファミリーマートが1番人気に。マレーシアでのファミリーマートのイメージは、まさしく“日本のコンビニ”のようで、サービスや食べもののクオリティもほかのコンビニに比べて良い、という印象を持っているそうです。
「お弁当が美味しい」「おでんやおにぎりの先駆者(ほかのコンビニもファミリーマートを真似して売り始めた)」「トレンドを押さえている」などの生の声も上がりました。
陳列している商品の例を見てみると、日本人にもお馴染みのラインアップが。マレーシアにおいてもコンビニの最大手はセブンイレブンですが、そこから“日本”を連想する人は非常に少ないようですね。
インドネシアではセブンイレブンが1番人気に。かつてインドネシアの現地にもあったセブンイレブンは2017年に撤退してしまいましたが、日本旅行中にセブンイレブンを見つけると、親近感をもって立ち寄るそう。また、ATMの追加料金がかからない点も魅力とのこと。
ほかのコンビニと同様、商品は手ごろな値段なので、訪日旅行中に食事をコンビニで済ませて食事代を節約するということもあるとか。インドネシア現地ではローソンとファミリーマートが展開していて、今後も伸びていくといわれています。
そしてベトナムではファミリーマートが1番人気になりました。日本のコンビニのなかでは1番早くベトナムに出店したため、認知度が高いファミリーマート。「日本の」コンビニであることをアピールするためか、ドラえもんとのコラボ商品を多く発売することで若者に人気があるよう。
対してセブンイレブンはベトナム全国で28店舗と数が少なく、ミニストップはベトナムへの事業拡大に成功しているイオン系列のコンビニのため、今回の調査結果では一番人気にならなかったものの、知名度は高いようです。
お菓子だけでなくカップ鍋などユニークで利便性が高い商品を販売することで、現地でも度々話題になっています。常夏のベトナムでは、冷房が効いていて飲食スペースに無料Wi-Fiサービスまでもがあるコンビニは、庶民の強い味方とのこと。
台湾現地にローソンはないのに日本のコンビニとしては1番人気、マレーシアではファミリーマートが現地で1番人気のコンビニなど、コンビニ各社ともに人気の獲得の仕方はさまざま。旅行の際には、現地の日本発祥コンビニを訪ねてみるのも楽しそうですね。
- source:PR TIMES
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