まるで海外。瀬戸内の絶景に包まれる岡山「牛窓オリーブ園」の魅力
ヨットハーバーやリゾートホテルが並び、南欧のような雰囲気で「日本のエーゲ海」ともいわれている岡山県・牛窓町。気象や風土がオリーブ栽培の盛んな地中海地域と似ていることから、国産オリーブ発祥の地・小豆島と並ぶ日本有数の産地としても名高い街です。
そんな牛窓町に生産工場を置き、収穫から加工までを自社で一貫して行っている「日本オリーブ」の「牛窓オリーブ園」は、実はお出かけにもぴったり。「牛窓の原風景」ともいえるオリーブ園の知られざる魅力について、早速ご紹介します。
※本記事は現段階でのお出かけを必ずしも推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内情報および各施設などの公式発表をご確認ください。
瀬戸内の絶景を独り占めできる穴場散策スポットへ
1949年創業以来、自社の牛窓オリーブ園で収穫されたオリーブを使用した化粧品や食品を製造販売している日本オリーブ。その自社農園である「牛窓オリーブ園」は1942年開園という、国内でも屈指の老舗農園。敷地面積は約10ヘクタールで、オリーブの成木約2,000本を栽培しています。
同園は瀬戸内の美しい島々を見渡せる丘にあり「思わず時間を忘れてしまいそう!」と、いま口コミでじわじわと人気が高まっているのです。
瀬戸内海に面した丘陵地で360度の展望があるという景観の素晴らしさと、比較的アクセスもしやすい場所でありながら日本ではないような気分が味わえる手軽さも魅力。天気が良い日には、東には明石大橋、西には瀬戸大橋が見えることもあるそう。
遠くの丘までオリーブ畑が続く素晴らしい景観を年中楽しむことができ、特に花と実の季節はより一層、その素晴らしさを増しています。
園内には映画やドラマの舞台にも使用されたローマ風の石柱や、願い事を叶えてくれる「幸福の鐘」をはじめ、古代史ファンには園内の古墳めぐりなど、1日中楽しめるポイントがいっぱい。
季節によっては野鳥の観察や青空ヨガなども開催されるなど、趣味の会向けのツアー先としても人気となっています。
さらに見逃せないのは、あの哲学者・プラトンが遊説したと伝えられている樹齢2000年程のオリーブ樹の実を日本に持ち帰り育て、寄贈されたという「プラトンのオリーブの樹」が現存。
オリーブの花は通常4弁の花びらながら、プラトンのオリーブの樹は5弁~8弁の花びらを持つものがあるなど、貴重な木となっています。
日本オリーブの服部芳郎氏は「オリーブは西洋では人類の歴史とともにありますが、日本ではまだ文化にはなっていません。広く暮らしに役立ててもらえるようにし、また牛窓の原風景でありながらまだまだ知られていない牛窓オリーブ園を、日本全国や世界の人々にもっと伝えたいですね」とコメントしています。
国内でありながらまるで海外旅行に来たかのような、雄大な自然や景観、そして多くの魅力的なオリーブ製品に出会うことができる、牛窓のオリーブ園。
入園料は無料で気軽に散策ができるだけでなく、宿泊施設も兼ね備えているため、自然に包まれたのんびり旅行にもおすすめです。今後人気に火がつきそうなこの場所を目指して、新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いたころ、岡山旅行を計画してみてはいかがでしょうか。
- 牛窓オリーブ園
- 岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓412-1
- 0869-34-2370
- 入園料:なし
- 休園日:なし
- 公式サイト
- 2020年5月21日より営業再開。
- image by:牛窓オリーブ園
- ※本記事は現段階でのお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内情報および各施設などの公式発表をご確認ください。
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