仕事、友人、恋愛…どうやって繋がる?最新「オンライン」事情
「オンライン〇〇」、実際にやってみたメリット・デメリットは?
「『オンライン〇〇』を実際に経験してみていかがでしたか?」という質問では「とても良い」「どちらかといえば良い」という答えの割合が最も高かったのは「オンライン食事会」(80.0%)、続いて「オンライン花見」(71.4%)、「オンライン旅行」(70.6%)、「オンライン飲み会」(70.4%)となりました。
反対に、最も割合が低かったのは「オンラインお見合い・婚活」(22.2%)となっています。初めて会うことも多いお見合いや婚活の場では、実際に対面してみないといろいろな意味で始まらないのかもしれません。
具体的な良かった点、悪かった点を聞いたところ、いずれのオンライン〇〇においても共通して出ていたメリットが「移動時間が省ける」点でした。
またオンライン飲み会や食事会では、「いままで参加できなかった海外や遠方にいる友人とも集まれた」という声も聞かれています。
オンライン飲み会では「一緒に酒飲んでいる気分になれる。一人で飲むより酒がうまい」「こういう状況下でお互いの近況がわかってよかった」という声も多く、新型コロナウイルスの感染拡大で寂しさや心配を抱えていた人たちにとっての癒しにも繋がっているようです。
逆に共通して出たデメリットとしては「プライベート空間を侵食されている感じがする」「間やタイムラグができる」「ネット環境によって途切れたり、聞き取りづらく、ストレスを感じる」「セキュリティが不安」といったものでした。
また、オンライン会議に関しては「無駄話が無くなって短い時間で済むようになった」というメリットが挙がる一方で、「活発な議論にならない」「意見しない人が出てくる」「理解しているのか雰囲気が分かりづらい」などといったデメリットの意見も多く、進行の仕方には工夫が必要であることが感じられます。
オンライン会議では、ほかにも「言葉で伝えることが主になるので、語彙力やポイントを絞って相手に分かりやすく伝えることの難しさを感じた」「ほかの人が話していると自分には関係ないように思ってしまう」など、オンラインでの話し方や伝え方には、いつもと違った会話技術やコツがあることが浮き彫りとなっています。
さらに、「家のなかを見られたくないので、どの角度にカメラを向けるか悩む」「上司が無駄に毎日オンライン会議をしたがる」など、社内の人間関係がどのような状況かによって変化してきそうな悩みも浮上しています。
またオンラインでのやりとりを経験した人からは、今後の「オンライン〇〇」開催に関して「オンライン飲みやお茶会の場合は、時間を決めた方がいいと思う。家にいるので時間は無限大だし、だらだらやると疲れちゃうときもあるので、2時間だけやろうといえばスパッと切れるから」というアドバイスも寄せられています。
一方でポジティブに「わくわくできるように、うちだからこそできるオンラインコスプレとかやってみたいです」「オンライン動物園や水族館をたくさん見たい」など、オンラインでやってみたいことも続々と浮上中。今後もお出かけに変わる「オンライン〇〇」の波は広がっていきそうですね。