この景色、失いたくない。古き良きニッポンの「美しい村」5選
利賀村/富山県
富山県にある「利賀村(とがむら)」は、国道471号線沿いに広がる集落です。過去15年間を見ても人口が913人から522人と半数近くまで減少している過疎の村ですが、実は世界的に有名な演劇の村として知られています。
同エリアにある「富山県利賀芸術公園」では、1976年から毎年、公演会や大規模な演劇祭が開催されています。
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木曽町/長野県
長野県の「木曽町(きそまち)」は、県南西部に位置するかつての宿場町です。その昔は、中山道(なかせんどう)の宿場町として栄え、にぎわいをみせた当時の景観がいまも残されています。
景観美が楽しめるだけでなく、釣りやキャンプなどのアウトドアも堪能することができます。
長野県木曽郡木曽町の九蔵峠展望台からは御岳山を一望することができ、木曽馬に乗って乗馬センターで乗馬を体験することもできるのだとか。
馬瀬村/岐阜県
岐阜県下呂市の「馬瀬村(まぜむら)」は、県のほぼ中央に位置する、集落のほとんどを森林が占める山村です。
ここを流れる「馬瀬川」は、味と香りの高い鮎が取れるほどきれいな川で、「全国水の郷百選」や「全国水源の森百選」、「平成の名水百選」などにも選ばれるほどの清流。
また、馬瀬川の流域に広がる農地には、水田や蚕(かいこ)文化の面影が残る民家が広がっています。
馬瀬の自治体では、人々の暮らし全体を「馬瀬地方自然公園」と呼んでいます。これは、フランスの地方自然公園制度の精神を取り入れたもので、自然と共生しながら、農村の持続可能な発展をめざすというものです。
このように日本各地にはどこか懐かしくなる、魅力あふれる村が残されています。近代化が進んでも、自然や歴史に彩られた「失いたくない場所」ですね。
最近では、新型コロナウイルス感染症の影響でなかなか遠出しずらい状況が続いていますが、収束した際にはこの美しい景色を一度は見てみたいものです。
- image by:photoAC(南木曽町吾妻)
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