2020年注目の旅先。大河ドラマ『麒麟がくる』の舞台と伝統の鵜飼をめぐる

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2020/11/01

2020年の初めから世界的に感染が拡大した新型コロナウイルス。日本国内でも感染はまだ完全に収まったとはいえませんが、ずっと家にいるのは肉体的にも精神的にも負担がかかるもの。

最近では「Go Toトラベルキャンペーン」がスタートし、以前のように全国の観光地を訪れやすくなってきています。

せっかくの旅行ですから、密閉・密集・密室の3つの密を避けながら安全に楽しみたいところ。そんなときにおすすめなのが、伝統と自然に触れられる岐阜県の長良川エリアです。

今回は、旅の再開に最適な岐阜県の「長良川」周辺の観光スポットについてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

大河『麒麟がくる』の舞台になった場所

image by:Haru

岐阜城のある金華山のふもとを流れる美しい長良川。になると水遊びはもちろん、世界無形文化遺産への登録を目指している「長良川鵜飼」の見学も可能です。

さらに長良川周辺は2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』の舞台となっているので、大河ドラマ館や明智光秀ゆかりの場所で身近に歴史を感じることができます。

1300年以上続く、織田信長に愛された「長良川鵜飼」

image by:Haru

長良川周辺の観光で絶対に欠かせないのが「長良川鵜飼」です。例年5月11日から10月15日までの間行われる長良川鵜飼は、噂で聞く以上の魅力にあふれています。2020年は新型コロナウイルスの影響で、6月13日から開始されました。

「海鵜(ウミウ)」という種類の鳥を鵜匠(うしょう)が飼いならし、鮎を取る鵜飼。とても歴史が古く、岐阜県のほかにも愛知県、和歌山県、広島県、山梨県でも行われています。

しかし、そのなかでも長良川鵜飼は唯一皇室によって保護されているとても特別なもの。およそ1300年以上前から続けられており、あの織田信長も大名たちへのおもてなしとして鵜飼を披露させたのだとか。


日の沈んだ暗闇のなか、篝火が焚かれた船で鵜匠と海鵜が現れる姿はとても神秘的で、まるでタイムスリップしたような気分に浸れます。

鵜飼見学はレトロな観覧船で

image by:Haru

長良川鵜飼の見学は観覧船から。暑い日でも風が通り抜けるフルオープンの船なのでとても気持ちよく感じます。

乗船前には全員に検温が行われ、手指の消毒も徹底。もちろん参加者はマスク着用のうえ、ソーシャルディスタンスを保てるようにひとつの船に乗船する人数もきちんと決められているので安心です。

密にならない船、徹底した消毒・検温、マスク着用が義務付けられている上にお客さん同士の距離もしっかり取れるのは安心できるポイントのひとつですね。


伝統と自然の見事な融合

image by:Haru

日本的で雅な名前が付けられた観覧船に乗車すると、まずは手漕ぎで長良川の上流を目指します。船を漕いでくれるスタッフのかたの背中には「Team UKAI」の文字が!長良川鵜飼がたくさんの方の手によって支えられていることが分かります。

しばらくすると船はエンジンに切り替わり、さらに上流へ。船のなか、長良川の中央から見上げる金華山と周囲の山々はとても美しく、見下ろす長良川の水も透明そのもの。

古くから続く伝統文化は、長良川周辺の豊かな自然とともに残されているのです。

上流に到着すると船は岸に付けられ、鵜飼についての詳しい説明がされます。長良川鵜飼の歴史、海鵜の生態、長良川に残る6軒の鵜匠家のことなど興味深い話ばかり。これから見られる鵜飼への期待が高まります。

篝火とともに6艘の船が現れる!

image by:Haru

長良川の上流まで来ると岸に広がっていた家も少なくなり、辺りは暗闇に。

しばらくすると鵜飼開始の合図である花火が打ち上がり、上流からポツポツと灯りが見え始めます。近くに来るとそれが鵜匠の乗る船の先頭に焚かれた篝火だということが分かります。

間近で見ると思っていた以上にごうごうと燃え盛る篝火は、暗闇を照らすだけではなく岩の下に隠れた鮎を驚かせる役割もあるのだとか。篝火に驚いた鮎を海鵜が捕まえ、それを鵜匠が巧みな縄さばきで取り上げるのが伝統的な鵜飼です。

私が訪れたときは鵜匠の船6隻に対して観覧船はたったの3隻。鵜匠の船の横に観覧船がぴったりと並走するように進み、海鵜が水の中に潜り鮎を捕まえてくるようすもしっかりと見ることができました。

鵜匠は10以上の縄を持っていますが、どの海鵜が鮎を捕まえたのか見逃すことなく引き上げていきます。1300年以上前から伝わる伝統技術は完全に世襲制。6軒の鵜匠家だけがその技術をいまに伝えているのですね。

最後は少し離れて「総がらみ」を見学

image by:Haru

長良川下流まで鵜匠の船とともに下り、最後に見学するのは6隻の船が等間隔で並びながら鵜飼を行う「総がらみ」と呼ばれるもの。お客さんの乗った観覧船は、反対岸に近いところで暗闇の中に浮かぶ篝火を目印に総がらみを見学できます。

時々聴こえてくる海鵜の鳴き声、鵜匠が船を叩く音、すべてが合わさりとても幻想的。この鵜匠が船を叩く音や海鵜の鳴き声、鵜匠が海鵜を励ます声などは「日本の音風景100選」にも選ばれています。

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