絶好調だぜ、うどん県。秋冬に行きたくなる「香川」美食&絶景の魅力
四国北東部にあり、四国八十八箇所お遍路巡りの最終地点でもある香川県。讃岐山脈と瀬戸内海に囲まれ、海と山の幸に恵まれた香川県には、国の重要文化財・史跡である「高松城」をはじめとした多くの観光名所があり、「讃岐うどん」のメッカとしても大人気です。
そんな香川県から、いよいよ本格的な到来となる秋から冬に向けて体験するべき「絶景」と「美食」の情報が届きました。現地からの最新情報だからこそわかる、知られざる名所の数々をご紹介します。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
感動を呼ぶ絶景スポット「寒霞渓」
「感動を呼ぶ絶景」と呼ばれるスポットが盛りだくさんの香川県ですが、瀬戸内海に浮かぶ小豆島にある渓谷「寒霞渓(かんかけい)」は、その代表的なスポット。
国の名勝に指定され、「日本百景」「日本三大渓谷美」「日本三大奇勝」にも選出されているうえ、なんと「日本書紀」にも言及されている箇所があるという名所です。
起源は約1,300年前の火山活動といわれており、およそ200万年に渡る時間の経過が絶景に次ぐ絶景を作り上げ、「寒霞渓表十二景」「寒霞渓裏八景」と呼ばれる20カ所のポイントが定められています。
そのどれもが素晴らしく、南北約4kmに渡るすべてをめぐりたくなってしまうほど。
空と海と渓谷を一度に展望できる「寒霞渓 ロープウェイ」や、1990(平成2)年当時に1億円をかけて造られたという豪華なトイレなど、見どころも満載。
これからの時期は紅葉がさらに見事さを増していくため、一層の人気を集めると予想されている寒霞渓。ご当地グルメの「もみじサイダー」は、もみじ葉のエキスを100%使用した真っ赤なサイダーで、展望台からの眺めと合わせれば、SNS映えもバッチリです。
空海の伝説が残る「出釈迦寺」
四国八十八箇所霊場のひとつであり、平安時代の仏僧・空海の逸話「捨身ヶ嶽」が残る「出釈迦寺」も見逃せないスポットです。
「将来仏門に入り多くの人を救いたい。叶うなら姿を現したまえ。叶わぬのならこの身を捧げる」と、断崖絶壁から身を投げた7歳の空海を釈迦如来が救ったという伝説が伝えられています。
青年になった空海が再び登り、幼少期の出来事を思い返し名付けたという山「我拝師山」の頂へ上がると、四国全体を見渡しているかのような絶景が広がります。釈迦如来を想い、本尊を建てた空海の姿が思い浮かぶ名所です。
空中ブランコを楽しめる「雲辺寺」
続いても四国八十八箇所霊場のひとつであり、西暦789年に空海が建立したといわれる「雲辺寺」。四国霊場のなかでも、最も高地にあることで「四国高野」という別名を持ち、1200年の歴史を紡ぐ名所です。
せっかくの高所を生かし、今年誕生した新スポットが「天空のブランコ」。標高920mにある山頂公園に作られた暖かみのある木製のブランコを漕ぐと、背景に燧灘や三豊平野が広がり、まるで空中へ飛び出すような写真が撮れるSNS映えの新名所です。