あなたが好きやけん。可愛すぎて胸キュン「告白されたい方言」ランキング
第7位 北海道
「なまら」「めんこい」など、言葉の単体でも知名度が高くなっている方言を持つ北海道が7位に選ばれました。意外と聞き取りやすく、東北地方の濃さと比較すると意味が分かりやすいものも多い方言です。
その背景には、古来より行われてきた北海道の開拓があるとのこと。遡ること飛鳥時代の蝦夷地進出や、明治維新後の積極的な入植など、日本の各地から北海道へ赴き根付いた人々の歴史において、さまざまな方言が入り混じったためと見られています。
北海道そのものが非常に広大なため、東北の方言が基礎でありながら場所によって変化。「浜言葉」といわれる漁村の方言などもあります。大自然の光景と共に「好きだったさ」「なまら好きだべさ」などの響きを聞いたら、思わず胸が熱くなりそうですね。
第6位 東京都
6位にランクインしたのは、日本全体で一般的な言葉使いとなる「標準語」を持つ東京都。国内では誰もが聞き取れる言葉使いであり、上京した人たちが合わせてゆくことも多い言葉使いですが、実は細かく分かれている言葉でもあります。
なかでも特徴的なのは、徳川家康が江戸幕府を開いたのちに発展した「江戸方言」。明治時代に中流階層が使う「山の手言葉」を標準語としたことから、現在は下町方面で使われる「下町言葉」「江戸言葉」として魅力を放っています。
さらに、東京に属する島々の「八丈方言」「小笠原方言」「北部伊豆諸島方言」なども存在。
現在は一般的になった「まじで」「うざい」なども、元は東京弁でした。告白の際は「好きです」「大好きだよ!」と、映画やドラマで見る台詞と同じ響きが登場しますよ。
第5位 広島県
「〇〇じゃけん!」という決意を感じる響きが有名な方言の広島県が5位にランクイン。東部で使用される「備後弁」と西部の「安芸弁」があり、主に安芸弁が「広島弁」として広く認識されています。
山口県の「山口弁」や島根県の「石見弁」、さらに愛媛県の「伊予弁」を彷彿とさせる方言でもある広島弁。「じゃけん」のほかに「しとらんけ」「じゃろ」「しんさい」など、語尾に特徴が集中しているのもポイントです。
ちょっぴり迫力がある言い回しがありながらも、暖かみや人間味のある響きが魅力的。告白の際は「好きじゃけえ」「好きじゃった」「好きなんよ」など、強い想いがしっかりと伝わってくる言葉使いに胸を撃ち抜かれてしまうはず。
第4位 長崎県
4位にランクインしたのは、独自の響きが多い九州地域でも個性的な方言を持つ長崎県。北部と中南部、さらに佐世保市で見られる「佐世保弁(北松弁)」などがあり、熊本弁や博多弁と一緒に「肥筑方言」へ分類されています。
日本で唯一の貿易港が開かれ続けたことで、ポルトガル語をはじめとした外国語の響きが残っているのも特徴。また、五島や対馬、壱岐など数々の離島でも絶妙に異なる方言が存在しています。
ポイントとなるのは「ばい」「たい」「ばってん」などの語尾に特徴があること。「好いとる」「好いとるばい」「好きやけん」「こげん好いとるっさ」など、こちらも映画やドラマで耳にしたことが多い、ときめく響きにあふれています。