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【2022】多種多様に咲き誇る冬〜春の花―京都・椿(ツバキ)の名所9選

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2022/01/13

椿寺でお参りとともに椿を鑑賞

浄安寺@久御山町

天喜元(1053)年に創建された、浄福寺を前身とする浄土宗の寺院・浄安寺。「椿寺」の愛称でも親しまれています。境内には約230種の椿が植えられていて、お参りの際に自由に見ることができますよ。

毎年、こちらでは「椿展」が開催され、一輪挿しの椿が飾られていましたが、今年は新型コロナウイルスの影響で椿展は中止の予定です。再び開催される時がきたら、じっくり楽しみたいですね。

■■INFORMATION■■

浄安寺
場所:京都府久世郡久御山町佐山双置80
電話:0774-41-6036
時間:9:00〜17:00
料金:拝観無料
定休日:なし

見目麗しい椿の詰め合わせ

柳谷観音 楊谷寺@長岡京市

境内に四季折々の花が咲き、押し花を使った御朱印も人気の柳谷観音 楊谷寺(ようこくじ)。花手水も一年を通してさまざまな花で彩られています。

もちろん、椿もその中のひとつ。写真は2021年4月の花手水です。ピンクの花弁がかわいらしい八重咲の乙女椿をメインに紅椿と一緒に浮かべた春らしい装いです。

ほかにも紅椿で埋め尽くされた花手水や……

黄色バラと春椿の花手水も。

また、手水だけでなく、奥之院へつながるあじさい回廊の途中のところに、樹齢約200年の五色八重椿が植わっています。1本の木から白やピンク、赤、縞模様など、いろいろな椿が咲くのだとか!美しく施された花手水と色とりどりに咲く椿の木の両方を楽しんでみてください。


■■INFORMATION■■

柳谷観音 楊谷寺
場所:京都府長岡京市浄土谷堂の谷2
電話:075-956-0017
時間:9:00〜16:00
料金:無料(令和4年4月1日から500円、ウィーク開催時700円)
定休日:なし
ホームページ

古典から近現代まで多様な椿が並ぶ

城南宮@京都市

方除(ほうよけ)の大社として信仰を集める「城南宮」では、四季折々の花が見られることでも有名です。中でも、神苑には、源氏物語に登場する約80種の草花が植栽されていて、「源氏物語 花の庭」とも呼ばれています。

こちらでは、120品種、約400本の椿が植えられており、早いものは9月ごろから、遅いものでは5月ごろまでさまざまな椿が苑内を彩ります。神社の名前が付いた「城南椿」(花期2~4月)は、藪椿の一種で苑内に4本あり、真紅の花びらと筒状の形で小ぶりな大きさが特徴。

こちらは樹齢約200年の藪椿「離宮椿」(花期2~4月)。平安時代に白河上皇が院政の拠点として造営した城南離宮(鳥羽離宮)に咲くことから、その名前が付けられました。城南椿と似ていますが、離宮椿の方が少し大きく、中央あたりにふくらみがあります。

左上:光源氏/左下:菱唐糸/右上:岩根絞/右下:酒中花

また、椿を鑑賞する際にカテゴリー別に見てまわるのもおすすめ。城南宮のホームページでは、独自の視点で椿を区分しているので参考にしてみてください。

古典椿の道では、江戸時代に発展した「古典椿」と呼ばれる椿がたくさん植えられています。先人たちが品種改良をして、今や数え切れないほど椿の種類がありますが、江戸時代から変わらない花を見るのも風情がありますね。

古典椿の一部をご紹介。

光源氏(ひかるげんじ)…牡丹咲・八重・花期3~4月
菱唐糸(ひしからいと)…唐子咲・八重・花期3~4月
岩根絞(いわねしぼり)…八重咲・八重・花期3~4月
酒中花(しゅちゅうか)…牡丹咲・八重・花期3~5月

左上:孔雀椿/左下:金花茶/右上:以津の夢/右下:松波

古典椿と対を成すのが明治以降に作出された椿を城南宮では「近代・現代椿」と総称して植栽しています。華やかな花形も多く、見ているだけでも楽しめますよ。

近代・現代椿の一部をご紹介。

孔雀椿(くじゃくつばき)…蓮華咲・八重・花期3~4月
金花茶(きんかちゃ)…筒からラッパ咲・一重・花期3~4月
以津の夢(いつのゆめ)…桔梗咲・一重・花期1~4月
松波(まつなみ)…獅子~牡丹~二段咲・花期3~4月

左から日光、月光、流星光

以前、KYOTOSIDEでは、城南宮の「三光の御神紋」について触れましたが、日・月・星の文字が入った椿もあるんですよ。

日光(じっこう)…唐子咲・八重・花期3~4月
月光(がっこう)…唐子咲・一重・花期2~4月
流星光(りゅうせいこう)…筒咲・一重・2~3月

また、2月18日~3月22日には、「しだれ梅と椿まつり」が開催されます。神苑の「春の山」では、150本のしだれ梅があたりを彩ります。

そして、足元に視線を向ければ、苔の上に落ちた「落ち椿」が。梅のピンクと苔の緑、そして椿の赤が作りだす光景は自然が生み出した春の絶景。ぜひ、冬の椿と春の椿、どちらも楽しんでみてください。

■■INFORMATION■■

城南宮
場所:京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町7番地
電話:075-623-0846
時間:9:00〜16:30(受付は〜16:00)
料金:境内自由、神苑拝観800円
定休日:境内自由
ホームページ

しだれ梅と椿まつり
開催期間:令和4年2月18日(金)〜3月22日(火)
梅が枝神楽:平日は10:00/土・日・祝日は10:00と15:00


思う存分に椿を愛でて

平岡八幡宮@京都市

高雄山神護寺の守護神として創建された、山城国最古の八幡宮である平岡八幡宮。こちらの“椿の小径”と呼ばれる庭には、約200種・300本の椿が咲き誇ります。

珍しい品種もたくさんあり、中でも「白玉椿」は、故事にある「願い事をすると白玉椿が一夜で開花し、願いが成就した」という白玉椿伝説と同じもの。樹齢約200年の八重咲で、「一水(いっすい)」と呼ばれています。

ほかにも、樹齢500年を超える、花びらが三角に開く平岡八幡ヤブ椿(写真)や、金魚の形の葉を持つ金魚椿、いい匂いがする香椿など、じっくり見たい椿がたくさん!

そんな椿を堪能するために開催されるのが「椿を愛でる会」(3月11日(金)~4月10日(日)・鑑賞無料)です。境内に咲く椿を心行くまで鑑賞できますよ。

また、同時期に、さまざまな椿が描かれた「百椿図屛風(ひゃくじんずびょうぶ)」が社務所縁側で公開されます(拝観無料)。

さらに、江戸時代末期に描かれた「花の天井」も併せて拝観するのがおすすめ(3月11日~5月15日・800円)。花の天井は、春と秋のみ公開される貴重な天井画です。こちらは宮司さんが説明・お話をしてくれますよ。お話の最後には、拝殿前で無病息災の大福茶をいただきましょう。

■■INFORMATION■■

平岡八幡宮
場所:京都府京都市右京区梅ケ畑宮ノ口町23
電話:075-871-2084
時間:10:00~16:00(最終受付15:30)
料金:無料 ※「花の天井」春の特別拝観は拝観料800円(宮司のお話と大福茶接待付)

【番外編】〜こんなところにも椿を発見!椿と桜の共演に感動〜

紫水ヶ丘公園@綾部市

標高約100mの小高い丘に位置している綾部市の紫水ヶ丘公園。ここは桜が見られるスポットとして人気ですが、実は椿も点在しているのをご存じですか?数は多くありませんが、桜と一緒に鑑賞できる穴場のスポットなんです。

品種によって花が咲く時期は違いますが、桜と一緒に見るのであれば、3月末から4月初旬が見ごろ。写真の椿は、いこいの広場周辺で、少し歩くとさくら広場がありますよ。また、近くには遊具があるなかよしパークもあるので、子どもと一緒に散策できます。

公園内には駐車場もあるので、おでかけしやすいのも嬉しいポイント。おでかけついでに椿を探してみてくださいね。

■■INFORMATION■■

紫水ヶ丘公園
場所:京都府綾部市味方町 薬師谷
電話:0773-42-9550(綾部市観光協会)
ホームページ

  • source:KYOTO SIDE
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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