【2022】多種多様に咲き誇る冬〜春の花―京都・椿(ツバキ)の名所9選

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2022/01/13

雪が積もりだす冬から桜の季節まで、品種によって見ごろも違えば色や形も違う椿(ツバキ)。江戸時代に品種改良が盛んにおこなわれ、現在では数え切れないほどさまざまな椿が存在しています。

今回は、京都府内で見られる椿の名所をご紹介。頭上に咲く椿はもちろん、花を落とした姿や手水鉢に入った椿にも注目です。

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和洋折衷・1,500種の椿が見られる楽園

舞鶴自然文化園@舞鶴市

園内に約5haの椿園を有する舞鶴自然文化園では、約1,500種3万本の椿を見ることができます。

まずは、入ってすぐのところにある全長約1.5kmの椿めぐりコースを歩いてみましょう。正門付近の日本種や管理棟手前に咲く洋種にはじまり、コース沿いには色も形もさまざまな椿が咲き乱れています。そして、一番奥にあるカメリアハウスでは、原種椿や唐椿、洋種椿が見られます。

こちらは鮮やかなオレンジの雄しべと黄色い花弁が特徴の「金花茶(きんかちゃ)」。中国原産の種で、「幻の黄色い椿」とも呼ばれていたのだそう。

園内の芝生広場では、お弁当を広げてピクニックができるので、休憩をはさみながらゆったり鑑賞できますよ。色とりどりの椿をじっくり楽しんでみてください。

■■INFORMATION■■

舞鶴自然文化園
場所:京都府舞鶴市字多祢寺24-12
電話:0773-66-1053(舞鶴市土木課)
時間:9:00〜17:00(最終入園16:00)
料金:椿園・アジサイ園開催期間中500円
定休日:※椿園(春)とアジサイ園の時期のみ開園。椿園は令和4年3月ごろ予定
ホームページ

1200年の歴史を持つご長寿椿!

滝の千年ツバキ公園@与謝野町

与謝野町にある滝の千年ツバキ公園のエントランスから山道を進むこと約300m。ほかの椿とは一線を画す風格をもつこちらの椿は、なんと推定樹齢1200年!


ヤブ椿科クロツバキの原種と考えられており、その大きさは樹高9.7m、枝張り径10.0m、幹周3.26mで、日本最長寿級なんだとか。椿の見ごろは例年3月末~4月中旬と言われています。

また、公園から徒歩15分のところには、「加悦椿文化資料館」があります。こちらでは、千年ツバキに関する資料や、椿をテーマにした絵画、陶磁器などが展示されています。椿についてもっと知りたい!となったかたは、足を運んでみてはいかがでしょう。

■■INFORMATION■■

滝の千年ツバキ公園
場所:京都府与謝郡与謝野町字滝316
電話:0772-43-0155(与謝野町観光協会)
時間:園内自由
料金:入園無料(加悦椿文化資料館は入館料200円)

秋から春先まで多彩な椿で彩られるお寺

興雲寺@福知山市

春日局の甥である福知山藩主・稲葉紀通侯を開基とする、藩主の菩提寺。境内に植栽されている椿は、約150種200本。多彩な品種を見られることに加え、長期にわたって花を楽しめるのが特徴です。

10月に咲く「炉開き」を皮切りに、早咲きは10~12月、冬咲きは12~3月、春咲きは3~4月と次々に境内を彩ります。

特に注目したいのは、同寺の固有種である一重の筒咲き椿「興雲寺」。樹齢400年と境内一の古株で、桃紅色の美しい花で見る者を魅了します。秋から春先まで、何度も足を運んで椿を楽しんでみてください。

■■INFORMATION■■

興雲寺
場所:京都府福知山市三和町中出16
電話:0773-58-2273
時間:9:00〜17:00
料金:拝観無料
定休日:なし
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広大な庭園を彩る椿園へ

八幡市立松花堂庭園・美術館@八幡市

八幡市立松花堂庭園・美術館は、寛永文化が息づく関西有数の「わびさび」の美しい日本庭園です。約2.2haの広大な園内では、四季折々の花木を見られることでも有名。こちらでは、庭園全域で椿が見られますよ。

園内の椿は、2月ごろから開花が始まりますが、椿の種類によって開花時期はさまざま。3月ごろは、花弁がほんのり桃色に染まった八重の酔羽衣(よいはごろも)をはじめ、京雅や宝珠などが咲き始めます。

4月になると、真紅のバラと見紛うほど華やかな南蛮紅や、黒椿、白楽天などが見られます。もっと早い種だと、11月や12月に咲くものも。ホームページでは庭園で見られる椿の種類と場所が掲載されているので、散策の際に参考にしてくださいね。

■■INFORMATION■■

八幡市立松花堂庭園・美術館
場所:京都府八幡市八幡女郎花43-1
電話:075-981-0010
時間:9:00~17:00(入園・入館は16:30まで)
料金:100円(美術館は400円~)
定休日:月曜(祝日の場合はその翌平日)/12月27日~1月4日
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