【2022】京都府内の梅の名所10選〜春を告げる気高き紅白の花

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2022/02/11

里山の景色と調和した約80本の梅の木

和木町松原梅林(綾部市)

市の南東部に位置する和木町松原梅林、この周辺も綾部市を代表する梅の名所。由良川から沸き立つ霧と山霊の気の澄が出会って和木梅を育てるといわれ、現在、南高梅や鶯宿、竜狭小梅など約80本の梅の木が植栽。花が咲きこぼれる季節には、丹波の里山に春の訪れを知らせます。

この地域は昔から「梅の里」としても知られ、地域の方々がこちらの梅を使って作る小梅漬けや梅干し、梅ジャムといった、昔ながらの製法にこだわった加工品を楽しめるのも魅力です。

3月6日(日)から13日(日)の期間は、和木町観梅会が開催予定。梅林内の散策が満喫できるほか、梅の加工品や和木味噌、焼菓子、和菓子などの販売が行われます。

和木町松原梅林から車で4分ほど走った場所には、2019年4月にオープンした山家ふれあいの駅(定休日:水曜/木曜)があり、ここでも、和木梅の加工品や山家地区で採れた新鮮な野菜が購入できます。

店内カフェ・喫茶ふれあいの駅では、旬の食材を使った日替わりのお弁当やドリンクなどが楽しめます。また、季節ごとのスムージーも人気。どちらもぜひ試してみたいですね!

和木町松原梅林へは、JR綾部駅から車で約10分のアクセス。公共交通機関を利用する場合は、あやバスで上林線西原バス停下車、またJR綾部駅南口にあるあやべ観光案内所でe-BIKE(電動アシスト自転車)のレンタサイクルを利用するのもおすすめです。

■■INFORMATION■■

和木町松原梅林
TEL:0773-42-9550(綾部市観光協会)
住所:京都府綾部市和木町松原
アクセス:
【公共交通機関の場合】あやバス「西原町バス停」下車、徒歩約10分
【車の場合】JR綾部駅から車で約10分
問い合わせ:0773-42-9550(綾部市観光協会)

◎和木町観梅会


3月6日(日)~13日(日)(売店:6、11~13日の4日間)

時間:10:00~16:00(売店:10:00~15:00)
場所:松原梅林(綾部市和木町松原)
問い合わせ:和木町農林業振興組合 組合長 谷口和紀さん
TEL:090-2352-1087

たくさんの梅が咲き誇る京都府下最大規模の梅林

青谷梅林(城陽市)

京都府南部・城陽市にある青谷梅林(あおだにばいりん)は、南東部の丘陵地に広がる府内最大の梅林で、約20ヘクタールもの広大な面積に、城州白や白加賀など約6品種の梅が植えられています。

2月下旬から3月中旬にかけて梅が咲き誇り、大きな白布を広げたように白一色となってどこまでも梅の香りに包まれます。

城陽市で生産されている「城州白(じょうしゅうはく)」は、大粒で果肉が厚く、桃のように芳醇な香りがするといわれています。

■■INFORMATION■■

青谷梅林
問い合わせ:0774-56-4018(城陽市商工観光課)
住所:京都府城陽市中中山
入園料:無料
アクセス:JR山城青谷駅から徒歩20分/近鉄新田辺駅から京都京阪バス「多賀口バス停」下車徒歩25分
※梅林内の立ち入りは禁止されておりますが、道路上から見学することはできます。

城陽市観光協会ホームページ

宇治田原の山里にひっそりと咲き誇る梅の花

高尾地区の梅林(宇治田原町)

宇治茶の産地として知られる宇治田原町。こちらの高尾(こおの)地区は大峰山系の中腹に位置し、「弘法大師の井戸」や「施基皇子(田原天皇)」の伝承に彩られた隠れ里の雰囲気を今に伝えています。

集落の周辺や山上にはたくさんの梅が植栽され、京都市内方面を望む景観と織りなす絶景は見事。標高が高い場所にあるため、ほかの梅林に比べて開花時期が遅く、ハイキングシーズンが本格化する3月中旬以降に見ごろを迎えるのだそうです。特に、集落から林道を上った場所は特に梅の木がたくさんあり、満開時には見応えも十分なのだとか。

ただし、こちらは私有地のため、梅林内でのお花見はできませんのでご注意ください。 

■■INFORMATION■■

高尾地区の梅林
TEL:0774-88-6638(宇治田原町産業観光課)
住所:京都府宇治田原町大字高尾小字向ヒ坂他
アクセス:JR奈良線宇治駅・京阪宇治駅・近鉄新田辺駅から京都京阪バス「維中前(いちゅうまえ)行き」「緑苑坂(りょくえんざか)行き」「工業団地行き」のいずれかに乗車。「下町(しもまち)」バス停から徒歩約45分

宇治田原町観光情報サイト


境内各地で咲き誇る道真公が愛した梅の花

長岡天満宮(長岡京市)

菅原道真公が生前、在原業平(ありわらのなりひら)らと共にしばしば訪れ詩歌管弦を楽しんだ長岡京。長岡天満宮は、道真公が太宰府へと左遷された際にこの地に立ち寄り「我が魂長くこの地にとどまるべし」と名残を惜しみ自作の木造を祀ったことが神社の創立といわれています。

約2万平方メートルもの広大な敷地内にはキリシマツツジをはじめ四季折々の自然を楽しめることで知られていますが、春先の主役といえば梅の花。

本殿前をはじめ境内の各所、隣接する長岡公園梅林では、紅梅や八重寒紅梅、しだれ梅、鶯宿梅、蝋梅といった約300本の梅の木があり、例年2月中旬から3月中旬にかけて見ごろを迎えます。

3月13日(日)には、祭神・菅原道真公の御神霊を慰める梅花祭が開かれます。梅花を添えた特別な神饌をお供えし、神職も梅花の枝を冠に挿して奉仕します。協賛茶席も設けられるので、足を運んでみてはいかがでしょうか。

■■INFORMATION■■

長岡天満宮
住所:京都府長岡京市天神2-15-13
拝観料:境内自由
アクセス:阪急京都線長岡天神駅から徒歩約10分/JR長岡京駅西口から徒歩約20分
問い合わせ:075-951-1025

公式ホームページ

  • source:KYOTOSIDE
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