「源泉かけ流し」と「天然温泉」の違いは?全国のいろんな温泉ランキング
全国のいろんな温泉ランキング
「温泉大国」日本の中でも、最も温泉の数が多い都道府県は一体どこなのでしょうか。
都道府県それぞれの温泉地数、源泉数、湧出量などの項目をそれぞれに確認できるのが、環境省の「令和元年度温泉利用状況」です。こちらから算出された「温泉地数ランキング」を見てみましょう。
温泉地数ランキング第1位:北海道
1位を獲得したのは、意外にも「北海道」。実は北海道ならではの大自然に裏打ちされた、圧巻の温泉地が非常に多く点在しているのです。中でも、豊富な泉質に出会える「登別温泉」は、全国的な知名度も高い温泉地のひとつです。
温泉地のみならず、源泉の噴き出す「地獄谷」も有名な登別温泉に続き、日本で最も北に位置する「稚内温泉」、観光都市として多くの人が集まる札幌からも1時間ほどでアクセスできる「定山渓温泉」も人気を集めています。
源泉数ランキング第1位:大分県
それでは「源泉数」となると変化はあるのでしょうか。未だ使用されていない「未使用源泉」を含めた数で見てみると「大分県」の圧勝という結果となりました。
さらに「湧出量」部門でも、全国温泉湧出量の約10.9%を持つ大分県が1位となっています。
「おんせん県」と名高い大分県がトップを独占したこのランキングですが、1位以下を見てみると2位には鹿児島県、5位には熊本県がランクインしているのがポイント。九州地方は源泉天国といえそうです。
もっとも有名な「日本三名泉」は?
続いては、知名度や効能、歴史などの点で群を抜き「日本三名泉」と名高い3つの温泉に着目。
「有馬温泉」「草津温泉」「下呂温泉」が日本三名泉に当たるといわれていますが、それぞれの名勝は耳にしたことがあっても、実際の位置はどこにあるのかご存じでしょうか。
日本三名泉の中で、最も知られていたのが「草津温泉」。長野県にほど近い群馬県吾妻郡草津町に位置し、東京からもアクセスしやすいことから多くの人に愛されています。
街の中心を彩る「湯畑」をはじめとした景観、また巨大な板を使用する「湯もみ」文化なども魅力。
一方「下呂温泉」そして「有馬温泉」の位置がわかる人の割合は、ちょうど同率という結果に。
岐阜県の中ほどにあたる下呂市に位置する「下呂温泉」は、別名「美人の湯」と呼ばれるほどの美肌効果が有名。なめらかなアルカリ性のお湯は、ずっと浸かっていたくなる心地良さです。
兵庫県神戸市という観光都市にあるのが「有馬温泉」。赤褐色の「金泉」、透明の「銀泉」を持ち、「療養泉」と呼ばれる環境省指定の主成分9つのうち、なんと7つもの成分を持つ突出した効力の温泉に出会うことができます。
「日ごろの疲れを取りたい」と温泉旅行の計画を立てるとき、本来の定義を知ることでより良い選択に役立つ温泉用語たち。「天然温泉」「源泉かけ流し」などの言葉をしっかりと頭に入れてから、改めて温泉地を眺めてみるのも面白いかもしれませんね。
- source:PR TIMES
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